池田清彦先生との写真撮影
ある本に写真を掲載したいという出版社の意向により,池田清彦先生と会ってきた。 そのときの全写真が以下(清水武氏撮影)。 http://www.geocities.jp/yuraponpapa/ikedasaijo/index.html さすがにうまいこと撮るものだ。 これだけ写真撮られたことないので,あらためてこうしてみてみると,自分ってこんな表情してんだなとか,こっぱずかしい感じもするが,出版されるのだからしのごのいってもしょうがない。 まあ,自分のことはいいや。 さて,池田先生は“天才の風貌”である。 しかし天才だと知らなかったら,ただのおっさんと見分けがつかない可能性もないこともない(笑)。 笑った顔はまさに“満面の笑み”である。ついつい釣られて笑ってしまう。 そういや,奥さんに,あなたほど幸せそうな顔をした大学教授は他にいないと言われたと,養老孟司氏に語っていたが納得である。 そして普段はあまり年齢的な差を意識しないのだけど,こうして写真でみると年齢の差を感じる。 池田先生が大学院に入ったときに僕が生まれたのだから,当然といえば当然なのだが,その二人が同型の理論を巡って対談するということ自体,なんだか不思議な気がする。 理論(構造)は,コトバの同型性により共通了解が担保されるのだから,世代を超えれるということは原理的には分かっているけども,経験的には不思議なことだ。 池田先生は,「そうね,いままでの歴史をみても,こういうのは何か縁みたいなものがあるのかもね」と言っていた。 池田先生は,あまり“縁”といった茫漠とした概念は使うのを聞いたことがなかったので新鮮であり,そして何となくうれしかった。 なお,この写真の一部は,来年の3月に出版する以下の本に掲載される予定。 ◆池田清彦・西條剛央(著)『科学の剣 哲学の魔法』(北大路書房)