国宝 源氏物語絵巻
「国宝 源氏物語絵巻」が開催されているので徳川美術館へ行ってきました 国宝・源氏物語絵巻のうち、徳川美術館(名古屋市)が所蔵する3場面で、下描きの線が大幅に描き直されていた ことが明らかになった。 会期直前にこの発表があったものですから是非見たいと思いながら会期も残すところ今日を含めて4日になりました。 混雑は予想していたもののチケット売り場へ行って驚き・・120分待ちですって! もう一度出直す事も考えましたが、今日を逃すともう2度と見には来ないだろうと思い頑張りました! 2時間近く待ち、お目当ての特別展示室へ・・・ 係員の「前の方に続いてお進みください」の言葉も空しく皆さん一字一句に目を凝らして見るものですから 人の流れは遅々として進みません。 それでも何とか話題になった個所をゆっくり見ることが出来ました 保存修理中、肌裏紙を除去した時点で、裏面から撮影した事によりこれまで知りえなかった情報が判明した・・ 女三の宮の出産した子・薫の誕生五十日、我が子ならぬわが子を抱き、心の葛藤に苦しむ源氏の姿 修理によって、源氏の左手の位置や薫の手などが、当初の下絵から変更されていることが明らかになった ↓ 反赤外線写真 ↓ 透過赤外線写真 ↓ 薫を抱く源氏 その他 修理により判明した下絵が何点かありました。 紫式部が『源氏物語』を書き綴ってから約1世紀後、平安時代後期(12世紀前半)に制作された国宝「源氏物語絵巻」 現存最古といわれるこの物語絵巻は、保存のために詞書と絵を切り離し額装され、徳川美術館に詞書28面と絵15面、 五島美術館に詞書9面と絵4面が所蔵されています。 紫式部による源氏物語は古典の講座を楽しみながら受講しましたが、今回のように絵画から見た源氏物語も 現実味が感じられ,とても素晴らしく思いました いつかもう一度 今度はじっくり鑑賞してみたく思いました~~