35歳の自動車学校(終) 公開します!費用と時間
いよいよ、県庁所在地の免許センターへ本試験を受けに行ってきました。万が一のことがあっては…と、前夜も遅くまで学科教本を開いていて寝不足でしたが、めったにしないパック&マッサージの後、いつもの数倍丁寧にメイクをし、髪も入念にセットして気合を入れて出かけました。私の通っていた教習所は、「県公安委員会指定」とデカデカと看板に書いてあり、その関係なのか?初回の受験日については曜日が決まっていると説明されました。受付が朝の9時ということで、会社に行く夫に駅まで送ってもらい、鈍行列車に揺られて隣の市まで小一時間。目的地で降りたら、駅から免許センターまでずらっと人の波が続いていました。想像以上の混雑と、免許センターの広さにとまどってしまいましたが、入り口に案内の女性が立っていて、要領よく人の流れをさばいています。いかにも「どちらへ行ったらわからない」と不安気な表情だったのか、私の顔を見るなり「更新ですか??だったら右手の方へ」と一言。いえ、今日はじめて免許をもらいに来たんです…とあわてて説明(こんな歳ですけど、と危うく付け加えそうになった)して、会場を教えてもらいました。AT、MT、二種、そして教習所に行かないで仮免を受けるという人、全部あわせて42名の受験者で、学科テストに臨みました。試験官は「むりやり落とすためにやる試験ではありませんからね。ここにいる人全員が合格するよう祈っております」と、開始前に激励の一言。100点満点の学科問題ですが、教習所でやらされていた効果測定のテストや、その対策に配られた問題集とかなり重複していたので一安心。これは、教習所の情報収集力に感謝、というところでしょうか。危険予測のイラスト問題(運転中のシチュエーションがイラストで示され、その際の留意点について、3つのコメントに○×で答える)で、解釈に悩むポイントがいくつかありましたが、90点が合格ラインなら何とかなるかな、という手ごたえを感じて終了しました。合格発表は、わずかな休憩時間をはさんで、ロビーの電光掲示板で行われました。もう何十年ぶりかで、受験の合格発表の緊張感を味わったわけですが、自分の受験番号が映し出されたときは、歓喜というより、プレッシャーから解き放たれて、もう脱力…。周囲では、友達同士で受けに来たらしい女の子たちがキャーキャーとはしゃいでいて、若いっていいなぁ、なんて思ったりして。その後、試験会場に合格者のみが集まったのですが、テストの時の半数の机しか埋まっていませんでした。一緒に卒検を受けた男の子の姿も、朝は確認できたのですが、その時には見つけられませんでした。何はともあれ、お昼の休憩をはさんで午後、免許交付の手数料を支払い、指定の窓口に。いかにも手馴れた感じの「おばちゃん」係員さんが、二人がかりで私たちを列に並ばせ、順に写真を撮っていきます。話には聞いていたけれど、本当に免許証の写真って流れ作業で、あっという間に撮られてしまうのですね。そして、その後の免許証の出来上がりがあっという間だったのにもビックリ。時間をかけたつもりのメイクも、試験疲れや発表時の緊張ですっかり???な感じになってしまい、写真はまぁ可もなく不可もなく…という感じでしたが(笑)、がんばった末に手にした初めての運転免許証、本当にうれしかったです。今は、グリーンのラインが鮮やかですが、これからはゴールド免許を目指して、また上達への道のりを歩んでいかなければ…そんなわけで、今後は「35歳の若葉マーク」についての日記を書いていこうと思います。これまで励ましの言葉をいただいた皆さま、ありがとうございました。十代・二十代の頃に、免許を取る機会がなくてこれからチャレンジ、という方にも、多く日記を読んでいただきました。これから自動車学校へ入学する方への参考になれば…ということで、恥ずかしながら取得までにかかった費用と時間を公開いたします。【諸費用】 自動車学校への支払い分 *AT限定コース 教習料…¥269,210 *技能補習(延長)料(7時間分)…¥34,510 *修了(仮免)検定料(含・証紙代)…¥8,500 *卒業検定料…¥5,770 免許センターへの支払い分 *受験証紙代…¥2,100 *免許証交付手数料…¥1,750 *安全協会費…¥1,500《合計 ¥323,340》【教習日数】 23日間 ※第一段階で7時限分延長自動車学校によって費用の差がどれくらいあるのかわかりませんが、ところによっては年齢に応じて延長教習がある程度まではサービスになるところもあるようですね、私が通っていた学校は、一切そういうプランがなかったのですが…ふり返ってみると、風邪をひいて教習のスケジュールがあいてしまった時期がいちばん苦労していました。本当にのみこみが悪くて、三歩進んで二歩下がる…という感じで覚えていった運転でしたが、所内でみっちり基本を覚えたことは路上でも活かすことが出来たように思います。また、運転教本がイラスト入りで大変わかりやすいものだったので、教習の前と後に必ず読むようにして、予習・復習したら落ち着いて教習が受けられました。(とにかく、運転席であせる、アガるというのが失敗の一大要因だったので、それを克服するよう気をつけていました)というわけで、これから入学、または現在教習中の皆さん、どうぞがんばってくださいね。