古本市で散財( ..)φメモメモ
古本市は大好きです(^_^;)。ブックオフでは手に入らないような古いもの(笑)が見つかったりするので(^^♪。もちろんあまりに高価なものは買えませんので、もっぱら見る楽しみ(笑)のほうが大きいですね。今回ゲットしたものの抜粋(^^;)です。大正デモクラシー~戦前・戦後とこどもたちの夢をはぐくんだ童画家・初山滋先生のアンソロジー。美本で入手できました(*^_^*)。(2,000円。高かったー(--〆)。ちなみに、85年発刊当時の定価2,300円)欲しかったフェアアイルのテキスト(^^)。小瀬千枝先生・著、昭和62年刊。100円(^^)。ソーイングファンのカリスマ(笑)、クライ・ムキ先生の古いパターンブック。 1988年初版。100円(^^)。クラシカルな雰囲気のワンピースが多くて、見てるだけでも楽しいです(^^)。今年2歳の姪っ子や、主人の叔父の孫娘ちゃんたちに、なにか作ってみたい(^-^)。今回入手したもののベスト2(^_^;)、まずはこれ。『現代裁縫教科書』、東京開成舘蔵版、東京女子専門学校講師・吉村千鶴著。とあります。なんと大正14年刊(^v^)。500円(笑)。大正14年といえば、1925年? いまから83年前ですね。紙質もよく、美本でとても良い保存状態なので、元の持ち主があまり(ほとんど)使用しなかったのだろう(^v^)と親近感(笑)感じてしまいます・・・。なんと、憧れのシンガーミシンの使い方がばっちり載っています!(^^)!。右ページの図解の「蛇の目」は一目瞭然、ボビンケースですが、「丸船」ってなに? とちょっと悩みましたが、これまたボビンケースなのですね! 昔はこんなかたちのボビンケースに合うような、やはり細長い円筒形の糸巻き状ボビンがあったみたいです(たとえれば、いまのロックミシン専用糸を縮小したようなかたち?)。うーん知らなかった!(^^)!今はボビンケースも、職業用または工業用のプロ仕様のミシンでなければなかなか見ることありませんが・・・。こちらは幼児エプロンの裁ち方図。大正モダン? とてもシックなデザインです(^-^)。主婦の友・昭和16年7月号。500円。雑誌の特性か、すでに紙の統制下にあるためかさきの大正・裁縫教科書にくらべて紙質はぐっと落ちます。しかし、内容は充実(^^)。この年(1941年)の暮れ、太平洋戦争開始。日本は破滅的な戦争へとつきすすんでゆきました。グラビアでほほえむ少女たちの着る洋服は現代にも通じるようなおしゃれで機能的なデザイン。女性たちの服のデザインもしかり。すでにシンガーミシンは輸入ストップ、国内経済は統制下にあり、当時のミシンは現在と異なり非常に高価なものでしたから、手作りの洋服を着こなす女性たちはそれなりに恵まれた家庭の子女でしょうか。つくりかた説明。一見してわかるとおり、本格的に洋裁を習ったことがない人でも作れるように易しく載っています。おしゃれなデザインでしかも作り方は簡単で合理的なのもそのはず、ドレメ式洋裁の創始者・杉野芳子先生監修なのですね(^^)。・・・洋裁以外にも、当時の生活がわかる、貴重な資料です。登場するのは、名もなく裕福でもないけれども勤勉で地道に懸命に生きている人たち。このような当時のかたたちが、やがて戦中戦後に経験した苦難を思えば、慄然とさせられます・・・。目次から引用すると・・・、「夏の健康料理とパンの作り方50種」「近東の動乱と日本」「配給制時代の主婦の家庭経済の秘訣」「家族の手で増収に成功した実験」あらら・・・、なんだか現代にも共通する要素があるような・・・、今が「新たな戦前」でありませんように<(_ _)>・・・。にほんブログ村