南伊豆旅行 その三
南伊豆旅行その三は、バスで戻った下田駅から散策しながらペリーロードへ途中、吉田松陰拘禁跡の碑や川端康成「伊豆の踊り子」にちなんだ場所の説明文が。ペリーロードはちょうど雨上がりになったのもよかったのか雰囲気よく。黒船の町らしく(?)ソウルバーもあったり下田駅へ歩いて戻ってからバスで「お吉が淵」へ唐人お吉が身を投げた所で、新渡戸稲造が波瀾万丈の人生で辛い思いが多かっただろうお吉に対し歌をから草の 浮き名の下に 枯れはてし 君がこころは 大和撫子世間の評価や流行に惑わされ過ぎずに風土(ヨコ)や歴史的連続性(タテ)などを踏まえたうえで自身で物事を考えることの重要さというのを今一度思い起こさせてくれたかなと。お吉が淵近くのこの金谷旅館には千人風呂という最大級の檜風呂の日帰り温泉があるということで旅の最後の締めに訪問。広いだけでなく1mほどの深さのある見事な檜風呂は温泉リハビリも出来そうなくらい。明るくない照明などはいい雰囲気で落ち着きます。金谷旅館からは最寄駅の蓮台寺駅まで歩いて数分そこから鈍行を乗り継いで帰路に着く。少し寝て、少し本を読んでとゆったり過ごして。とてもいい旅になりましたが、やっぱりトンボロ(トンボロ現象は夏の季節限定のようです)と遊覧船が体験出来なかったのは残念なので来年以降また来たいところ。