テーマ:輸送用機器(62)
カテゴリ:輸送用機器
【特色】造船・重機大手の一角。舶用ディーゼル機関で国内トップ。新エネルギー関連など多角化を推進
【連結事業】船舶53(6)、鉄構建設7(4)、機械28(13)、プラント8(-12)、他4(7) 【海外】62 【営業減益】受注7100億円(42%増)計画。が、鋼材上昇で船舶の採算悪化。舶用エンジンも販価低迷響く。工事採算改善でプラントの赤字縮小しても、営業益続落。震災特損消滅、減損等特損の急減見込む。 【千葉工場】休日・夜間勤務で節電対応、被災の研究棟は建て替え。バラ積み船に続きタンカーでも運航時CO2 30%削減船開発。船舶用バラスト水処理装置を今期投入。 (会社四季報2011年6月発売号より) ------------------------------------------------------------ 【上記の感想】 上記は、三井造船(7003)について書かれたもの。 保有銘柄ではないが、保有歴がある銘柄である。 まず、売上高の推移をみてみる。 単位は億円。 2007年3月期 622 2008年3月期 659 2009年3月期 686 2010年3月期 765 2011年3月期 589 2012年3月期 570(会社予想) 2008~2010年は連続増収。 前期は減収。 意外と健闘している。 次に、2011年3月期の減収が気になるので、短信をみてみる。 ---短信より関連部分を引用開始--- 売上高は、前連結会計年度において、工事進行基準の適用範囲を拡大した影響により船舶部門が大幅な減収となったほか、その他を除く他部門においても減収となったため前期比1,768億円減少(△23.1%)の5,892億円となりました。 ---引用終了--- 「前連結会計年度において、工事進行基準の適用範囲を拡大した影響」と書かれている。 詳細は不明だが、従来どおりにやれば今期に計上された売上高が前期に計上されている、ということか? 一応、そのように勝手に解釈しておく。 次に、今期(2012年3月期)の売上高をみてみる。 「前連結会計年度において、工事進行基準の適用範囲を拡大した影響」は、今期は無関係だと思われる。 それにもかかわらず、減収予想である。 つまり、厳しいと見ているのだろう。 第1四半期の売上高は、前年同期比12.0%減である。 が、これは、ほぼ計画どおりだそうだ。 ---短信より引用--- 当第1四半期連結累計期間の業績は、ほぼ期初計画どおりに進捗しており、前回(平成23年4月28日)の公表数値から変更ありません。 なお、業績見通しにおける為替レートは1米ドル=85円を前提としております。 ---引用終了--- ただ、想定為替レートが85円なので、厳しさが増すことは容易に想像できる。 最後に、株価と指標をみておく。 現在値は、138円 予想PERは、7.62倍 実績PBRは、0.7倍 予想利回りは、2.9% お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/08/22 06:12:07 AM
コメント(0) | コメントを書く
[輸送用機器] カテゴリの最新記事
|
|