shibaの編集剣士ッ!

[仕事と生活] カテゴリの記事

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• とある会社での社員生活、最後の日（の前夜）

  奴隷解放時刻までとうとう２４時間切りました。うれしいのに、いろんな不安がよぎって落ち着きません。生活の不安？うーん、それもなきにしもあらずなのですが、「果たして本当にこの会社を去ることができるのか」それが、まだ心の底から確信として信じられないのです。明日、突然だめだしをくらったり・・・とか。。なんで私がこんなことを心配しているかというと、やめて社員でないことは認められたけど、後任の人が覚えるまでサポートをすることになっているから。そして、営業担当が後任の人をお客さんに引き合わせるまで、「いる」ことにしておかなければいけないから。周囲は誰も私が明日が最後、ということを本当だと思っていない雰囲気・・。ちゃんと退職願いを出しました。受理されました。そして社員が参加するミーティングでも、ちゃんと期日を告げられました。荷物も片付けました。書類も片付けました。私物は持って帰る準備が完了しています。あ、そうだ、データ整理がまだだからだ！明日、絶対やっとこ。後任が覚えたら、その場ですぐ退場できるように。すぐ退場・・・。といえば、今日は、後任から「信じられない」ような話を聞いて、身の毛がよだつ思いを味わい、腹の底で怒りくるっていたのです。顔は笑っていたけれど。・・・・実際、私も生活があるから。生きていかねばならないし、家賃も食費も生きていくために必要なお金を払っていかねばならないし。なんでもかんでも繊細に真に受けていたら、生きていけません。忘れて流すしかありませんし。そう思ってみると、こういうこと言ってしまう程度の人だから、今のこの仕事や今ののこの会社と縁ができてしまったのかも、と気の毒な気がします。で、おなかがぱんぱんになるまでご飯を食べて満腹にして、忘れることにしました。上場企業や有名・名門、お金持ち企業につとめていたら私のような弱小制作プロダクションで働く編集者の立ち場の弱さや労働環境の劣悪さはまったく想像もつかないと思います。だからこれはいい機会、私はこの「いったいなにがどうしてつらかいのか」を細かいことでも、なるべくこの日記に記しておこうと思いました（お客さんのことは具体的にはもちろん書きませんでした）。私は自分から望んで、そんな苦しいと分かってる現場ににっこり笑って入っていったので、出るときも追い出されるのではなく、一生懸命、働いて、働いて、にっこり笑って去りたいと思っています。でもやっぱりこれ以上つきあうと壊れる（つうかもう限界超えた）、としったところで、笑って去れるかどうかぎりぎりのところって感じです。働いてるときも大変な日々だったけど、辞めるときもそれはそれで大変です。次の職場ではきっと同じことは起きないと予想していますので、もうこういうことを書くのは、今日が最後だと思われます。自分が受けているストレスと向き合い、プレッシャーと不安をちゃんと認めて、２４時間、どうか無事にすごせますように！※写真は、今年の春に上野動物園で撮影したバクがいる檻。夢を食べてくれるというバクに、この10か月間に起きた現実の悪夢を全部食べてもらいたいよー。でもバクはどうも檻の一番奥の小屋に入っていて、真っ黒だしよく見えないのです！違う動物が前をうろうろ・・・。

  2005.09.29

• あとかたづけ

  　今年の冬、「壁紙事件」で書類、荷物を整理したことが今になって助かった。サポートスタッフに手伝ってももらい、机、保管棚のまわりの書類の片付け、私物の整理は、９割がた終わった。あとはデータのバックアップだ（これが時間がかかりそう・・）。　なぜそんなことをやっている時間ができたかというと、引継ぎをしている人は体調を壊して休んでしまったからだ。前の人も、そういう流れで契約を逃げられたので、ちょっとだけ心配。ま、そうなったらそうなったで仕方がないのだけど・・。　しかし、東京では派遣やらなんやらの仕事がたくさんあるからか、安易に仕事にありついて、「やっぱりできません」（ともいわず）、戦力になるどころか思い切り人に手間をとらせてかつ無駄な時間を使わせて、フェードアウトするスタッフが多いような気がしてならない。私は、非正社員としての労働は、地方でしかも買い手市場でしかしたことがないので、ここしばらく私があたった人たちのかんちがい「売り手市場」ぶりにあきれはじめてきた。やっぱり「会社」が小さいしおいしいところが少ないから「売り手市場化」してしまうのだろうか。それはあるにしても、やっぱり、人を送り込んでくる某派遣会社の「エージェント」があきらかに無能…。それでもしかたないとしている経営陣は怪しいをとおりこして悲しい…。今度そのエージェントから電話があったら”保留”を押すふりをして、「スキルあわせ、ちゃんとしてくださいね！続かない人を今度送り込んだら逆にこっちがパソコン教室代を請求しますよ」と、なにげにつぶやいてみたい、そんな誘惑にかられて仕方がないのです。。。　さて、明日から１０月まで会社に出てこない＜遅い夏休みをとる＞同僚○○さんがべたっとはりついて話かけてくる。うるさくてしかたがない。帰るのがまた遅くなった。「１０月にまたね」と言い残して帰る○○さんに、私は結構強い語気で、「私は（奴隷解放まで）あと３日なんでね！！」と。あなたが楽しい家族旅行から帰ってきたら、私と顔をあわせることはほとんどないんですよ、とまでは言わなかったけど。彼女なりに別れを惜しんでいるのかもしれないが、明日から休みの人と、結局夏休みなんて去年から消化してない＆ひきつぎのラストスパートをかけたい私とではあまりに、漂うムードが違う。「で、今度の人はどうなの」と無責任に聞いてくる、そのものいいや質問のいちいちが自分中心なので、つい冷たくあしらってしまった。私も「解放まであと３日」に緊張しているのだろう。かりかりするの、禁止。ゆったりかまえていなきゃ幸せがにげちゃうかも！？

  2005.09.27

• めがねのトラブル、あちこちで？

  同僚にめがねのトラブルのことを話したら、「僕もいま、大変なんだよー」と彼なりのめがねトラブルにまさにいま遭遇していることを話してくれた。同僚の話をききながら思ったのは、値引き方法が怪しい売り方をし、ちゃんと製品について説明のできない販売員がチェーン店にはいるのだ、という確信。同僚とは、顧客満足に関わるような媒体を編集したり、プロデュースすることもあるから、これ幸いと「消費者としての体験」「めがね販売店における顧客満足とは」でもりあがり、すっかり帰りが遅くなってしまった。今回のトラブルで、めがねは決してファッション性や値段で選ぶべきでなく医療器具としての安全さがまず第一なんだなあ、としみじみ思った。

  2005.09.26

• 秋分の日、目の健康と消費者問題について考えてみる

  前日、9月22日は仕事面でちょっと重い日でした。また仕事ではめられちゃったの～。一日散々ふりまわされ、祝土日を休ませまいとする(向こうにはそのつもりはなくても結果そうなる)、その圧力。。あらがいがたいものはありましたが、そうはすまいと、夜は自宅でちくちく仕事してました。そんなこんなで翌日、秋分の日は、気力と視力の回復につとめています。奴隷解放まであとひとっぱしりだもんね。あと、一息、あと一歩・・。さあ、めがねやさんと消費者の問題についてつらつらと秋分の日に起きた私の体験を書いてみようと思います。※かなり長文ですので、興味のある方だけおつきあいください。----------------------起-★仕事復帰のために買ったメガネ・・・仕方がないけど最高にあわないメガネ!?「左目が見えないよーー」という炎症が起きたその日、私は15年以上前につくった眼鏡をもってうろうろしていました。それではさすがに仕事ができないことは、眼鏡のありよう(ベネトンのおしゃれな青めがねだったけど、形が完全に80年代だしハードな使い方でがたがたにくたびれていた)と、度のあわなさで、分かり過ぎるくらいわかっていました。私は翌日の仕事復帰に備えて、日がくれてもう日光に目をさらさなくてよくなった頃、とりあえず通りがかりのVメガネというチェーン店に立ち寄ったのでした。私は、自分の用件を説明しました。・いま治療中で、視力は正確にはかれない。・しかもこの15年前の眼鏡のフレームはさすがに仕事にしていくのはやばいから、フレームを替えることはできないか。→眼鏡のレンズはフレームにあわせて設定されているからそれはできない。という答え。・では一番安いレンズで比較的タフな使用に耐えるフレーム(それも高くないやつ)はあるか。なぜ安いレンズでいいかというと、1週間後くらいには眼科ではかって買い替えることになるから。・眼鏡がメインでなく、私はコンタクトのサブとして使うので、高いものでなくてよい、この時のVメガネの販売員はある意味「有能」でした。彼女は、フレームがいくらでレンズがいくら・・値引きはこれだけというきちんとした説明をしなかった。私も深く説明をもとめなかったから(だいたい説明がきになにが書いてあるかとか、見えない。目がしくしく痛んで、まぶしいし。しかも私の古い眼鏡もちょっと見せてください、ともっていってしまった)そうやって見えない間に、私は、どうやら不本意にフレームでなく「レンズ」が高価なものを買ってしまったようなのです。当時、私はそれが一番安い値段のレンズと信じて疑わなかったのですが・・。・・ということですすめられたものに対して2万2千円払ったのでした。-承-★しかもそのメガネの値段のほとんどを「替え玉」する予定のレンズが占めていたなんて!さて、それから10日ほどたち、同じ店に処方せんをもって再び眼鏡をつくりにいきますと、なんとも感じの悪い販売員にあたってしまいました。感じが悪いだけでなく、ルックスも気持ち悪いし、ものの言い方がとにかく気に入らない。客の言う質問にはこたえず、「いえ!」と言葉をさえぎって、店の都合をおしつけるというものでした。この感じの悪い・しかも醜い容姿の販売員が説明するところ実は1万円のレンズ2枚(しかも度があってなくて、私は2週間というものの頭痛と肩凝りに悩んだ)、フレームは2000円ということが判明した・・というわけです。セールスとして、レンズつきという表示をしていていかにもフレームに価値があるように見せていますが、それはそうではなく、レンズを売るためにフレームがおまけ状態になっているというからくりだったのでした。私は、心の中で怒りを覚え、絶対これ以上、ここでは買わない、と決めました。しかし、冷静に「で、いま頼むといつできるのですか」とききました。「一週間後です」「なんでそんなにかかるのですか、それだと困りますねえ。私は最初購入の時にレンズをすぐに買い替えます、と話しています。このメガネは全然度があってなくて頭痛・肩凝りがひどいんですよね。」とにっこりわらってみました。すると、醜い販売員は低い声で、「連休中だからしかたありません!」・・・こいつは売る気がないと思いました。また、こんなことも思い出しました。眼科で処方せんを書いてもらった時、視力をはかっていた担当の方にめがねをどこでつくりましたか、ときかれました。私はてっきりめがねやの営業だと思ったのですが、チェーン店ではレンズ交換をいやがったりちゃんと説明をしないところがあるので、困ったらぜひこちらでつくってみてはいかがでしょう。お値引きもできます、と営業と説明をしてくれた・・。そう、いままさにそういう場面に自分がいるのだ、と。。-転- ★「なにもいわない」クレーマーになろう!そうであるなら「絶対にここでは買わない」ということを悟らせずに、去ることが一番の打撃である、と思いながら、「いましていただいた説明ではふにおちないですね。考えたいのでまたのちほどくることにします」とにこやかに言い残して、もうこの醜い女販売員の顔を見ることは二度とないだろう、と去りました。いつもの私なら、Vメガネのような安売チェーン店には立ち寄らないし、用事があったにしても値引きの意味が分からなければ、明細を書いてくれませんか、あるいはもっと説明してくださいとはっきり言ったはずでした。その日、私は非常に混乱していたし、また実際、目も見えなかったし。症状についても、医師から「明日、もう一度検査してみないと本当の原因はわからない」と言われていました。この日、私の頭にあったのは、まず、「見えない→翌日も仕事ができないのでは→いろんな方に迷惑がかかり、かつ納期がおくれればクライアントに責められる」という恐怖。突然の病気になった時、どんなに心細いか、プレッシャーか、保険かけておけばいい、という問題で済むわけはないことが、よくわかったのです。また、そんな見えない状況に付け込むような売り方をする店があることをしみじみ思い知ったのでした。-(結)-★老舗店の底力にすくわれたっ! いやな店で買ってしまった・・と傷付きながらも、とにかく歩いていたら、個人商店の眼鏡店があったので、私は飛び込みました。そして、いつものように、すっきり用件をつげ、期間と値段を説明してもらいました。もう私は病んだ目を抱えた私ではないしそんなことはなんでもないことでした。説明を受けて、25000円のニコンのレンズをディスカウントしてもらい18000円で、24時間後には、歪みの少ない、すっきり度のあうメガネを手にいれました。1週間なんてかからなかった!! しかもVメガネよりグレードも高いものが2000円も安く手に入った!! 東京の老舗のめがね専門店は、やっぱり底力があるのですね。-------------------------------------------------------------------見えなくて不安、突然の病気は恐いもの・・・自分がそんな事態にあって、はじめて今までしらなかったいろいろな世界と心があることを垣間見たようなきがしました。特に、ここのところ、自分のことで忙しくて、敬老の日に連絡もせず、お墓参りにもいかず、・・で福岡の祖母を思いだしていました。祖母は具合が悪くなると、とにかく家族に病院まで送ってーと電話をかけまくることで、ひんしゅくを与えているのですが、そういう気持ち、微妙にわかった。きっと不安だったのでしょう。電話をすれば済むものではないけれど、「遠くからでもちゃんと思っているよ」と伝えたいと思いました。明日は、電話しようっと。ちなみに、私が二度と立ち寄らないと決めたのは、このチェーン。http://www.vision-megane.co.jp/index.htmlみなさん、お気をつけて! 　あわないメガネを買ってかけるのは頭痛のもとよ! ま、2～4万円のことで、ごたごたうるさい、といいなさる方もおられましょうが、私はこの後、本チャンのコンタクトレンズもつくるんです～。すると、全体で合計8～10万円の出費になるの・・。それ＋医療費もあるしね・・。これって夏のボーナスの支給もまだで、ふだんも安月給のジミ編には非常につらいですよ。しかも目の健康は死活問題だし。けちけちしつつも、目の健康を考えているのはやっぱり自分しかいないもんです。病院も業者はよく選んで使わないとね!!次、こんなことにならないように、よ～く考えようと思います。

  2005.09.23

• 奴隷解放まであと7日。

  先週から今週にかけて約2週間は、私にとって、ここ2～3年のなかでもっとも激動の日々、と言えた・・と思う。この間なにがあっていたのかはおいおい更新していきますが、まずはざっとダイジェスト!9/12・大阪の親戚から仕事のオファー! 周囲からも熱烈な応援コールを受けて、急きょ、大阪行きを志してなにかと準備しはじめる・・。　↓9/14・東京の仕事で面とおしの入っていたお仕事をお断りする。。　↓9/15・奴隷解放をもう一ヶ月のばしたい、と悪魔の囁きをきく。　↓9/16・夢の実現へ第二歩。ついに勉強開始。　↓9/17・目の炎症がほぼなおる。でもコンタクトはまだ・・だめ!　↓9/18・期待とほんのすこしの不安と職務経歴書を抱えて再度大阪へ。　↓9/19・大阪から東京駅に降り立ったとたん、なぜか涙目に。「私はまだ東京にいたいー!!東京ラブ!」と心の中で叫ぶ。　↓9/20・一気に複雑になった事態にひたすら混乱。事態を信頼する人に相談。　↓9/21大阪行きは断念し、奴隷解放は予定通りの日程に落ち着く。　↓9/22・そして・・これは運命の逆転? 願ってもないオファーを受ける…! 　速攻、即答でイエス! この期間、度のあっていない眼鏡に頭痛を覚えながら、人に仕事を引き継ぎ(教えながら)、当たり前のように毎月やってきた入稿、再入稿、具合の悪くなる検版、編集会議を乗り越えた・・。色校を見ている時は、乱視の矯正がきいていない眼鏡のせいで、いつもだったらめちゃくちゃ指示いれる「版ズレ」がぱっと見、見破れないくらいだった。そんな肉体的つらさと転職をめぐるUP DOWMの精神的つらさにも無感覚になるくらい、目の前で目まぐるしく、私の人生は回転していた。毎日毎日、その時その時の判断。今日の私のあの決断はやっぱりよくなかったか。あの時の決断はやっぱりいきた!と・・ひとり反省会も真剣そのもので、とても迫力があった。(・・なに客観的になっているんでしょうね)そしていま、人生って、なるようになる、つうかなせばなるんだなあ・・・、と思います。思いもしていなかったけど、なんか初めから決まってたみたいにそうなった、不思議。とても嬉しく、幸福な気持ちで、これからの日当たりのよい、風通しのよい明るい道(でも険しいかな)を想像しているのです。まだ戦後?処理はたくさんあるけどね!

  2005.09.22

• 編集者は「目も命」!?

  朝起きたら、目が開かなかった。顔を洗ったりしていると、右目は開いたが左目のまぶたが通常の2倍くらいまで膨れていて、左目が痛い。光が見れない。部屋を全部暗くするしかない。いったいなにがどうなってしまったのか!とにかく、病院に行くことにした。最初に行った病院は、私が初診で待っている間に、どんどん待ち人が増えてきて、座る場所は当然ないし、だんだん足の踏み場もないか、ってくらいに増えてきた。なんなんだ、なんなんだ。室内でもサングラスをかけた私はそうとう怪しいらしいと思うが、この異様な込み方は気になるぞ。それに、奥から筒抜けの女医さんの診察のやりとりを聞いていると、実に気が滅入ってきた。ぼけた感じの老人相手に同じことをもう１５分も繰り返している。こんな病院やだ!!また別の日に来ます」と窓口に行って、明るい日の中に出る。サングラスでも耐えられない光に、もう目をつぶって歩くしかない。完全に目が見えない人のような感じになって、ふらふらと歩いていたが、タクシーはみつからないし、見つかっても私の視界がいまあまりに狭いのですぐ行き過ぎてしまう。会社の出社時間になった。会社に電話したが、誰も出ない。困ってしまい、携帯電話にかけてみるが通じず。仕方なく、タクシーを捜す。。を繰り返して、なんとか、５月に健康診断を受けた病院にたどりついた。病院でも、「眼科」の場所を探すのに、一苦労だった。違う科で座って待っていたらしく、後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえた。診察をしてもらったが、炎症がひどいので、原因を特定するのが今の段階では難しいといわれた。それでも、ウイルスではなく、コンタクトレンズの劣化による傷がもたらした炎症らしい、とのことだった。それで、翌日も検査、そして今週いっぱいは直るまで診療に通うことに。もちろんコンタクトは禁止です。また、診療と、往復するためのタクシー代(なにしろ日光がまぶしすぎて歩けない)、めがね代、コンタクト代、、と出費がかさんだのがイタイ。仕事柄、目は命なので、ケチってはいられませんが。結局この日、検査、診療と３種類の目薬と・・で、夜に視野が回復。夜にめがねを買いに行き、メールを打ったりできました。それまではパソコン見るのも、まぶしくてつらかった・・。というわけで、１５年ぶりくらいに「めがねちゃん」復活。お金の問題・容貌の変化・診察の時間・・その他で、えーん、当分、遊びにはいけませぬ～!!そして翌日。朝も検査にでかけ、病んだ目で居残りお仕事してます～。とほほ。

  2005.09.12

• 

  ものすごく意外、でも、すごく素敵

  日記を欠かさずチェックしている、大好きなＢ Dちゃんと、今宵は六本木でおしゃべり。私が仮に「男」であって、お連れすれば「おいこら、なめトンのカー！やるきあんのか」と速攻振られるかもしれない「超実用的なお店」で、楽しいひと時を過ごしました。それは、それは楽しかったです。もともときれいでいきいきしたＢ Dちゃんが、敬愛する俳優コリン・ファース、「アナザー・カントリー」や「モーリス」その他のイギリス映画について語るとき、特に目がきらきら光り、いやまあ本当に美しすぎます。そして、Ｂ Dちゃん、突然の？つつましさの理由（わけ）・・・を聞き、なんだか、深く納得し、そして何度も思い返しては意外に思ったのでした。早く、日記に書いてくださる日を首を長くしてお待ちしております。関連作品：やっぱ、これでしょ・・！「アナザー・カントリー」ちょっとこの作品を軽々しくは語れません・・ってくらい、素敵で、そして重い映画です。華麗なのに重いんです。。珍しくないですか？イギリスの美青年俳優が総出演した映画として名高い作品ですが、物語も、1930年代イギリスの上級階級の閉塞感と不自由さと、もろもろの退廃をも描き、それらに抗い反逆しようとする（美しい）若者たちの映画でもあり、見ごたえあり、深読みが十分できます。美しい音楽、美しい映像、そして美しい青年たち！！この映画には醜いものは映っていません。徹底しています。ちょっと自慢してもよいですか？私は、封切りから半年ほどたって二番館で、女友達と連れ立ってセーラー服で観にいきました。まだ高校入ったばかりで、放課後の見回りにみつかるのでないかとびくびくしつつ笑ちなみにその数年後にやってきたヒュー・グラントの「モーリス」も、同じメンツで行きましたっけねえ。さらに話が横にそれ・・「モーリス」は、「アナザー・カントリー」よりさらに２０年ぐらい前、ケンブリッジ大学その他田園地帯・・とか笑、を舞台にしていますが・・監督は、「眺めのいい部屋」「日の名残り」「ハワーズ・エンド」のジェームズ・アイヴォリー。映像も美しいですが、俳優も素敵だし、ドラマもしっかりしていて・・でもちょっとどろどろ・・。私は、特にラストシーンが好きでした。

  2005.09.06

• 

  奴隷解放の日まであと２６日！

  本日、退職願いを受け取ってもらえました。９月末日で、さまざまな得がたい勉強をさせていただいた職場を去ります。最後に「ありがとう」って言ってくれた経営者・・とてもいい人です。しかし今度は、人も仕事も環境も良い三拍子そろったところを絶対みつけたいと思います。長いさすらいの旅になるかもしれませんがね☆関連作品：早くもネタ切れなんですが～・・全然違う方向の関連作？韓国映画の「ペパーミント・キャンディ」を、再び観ました。スカパー！で以前放送された時、再び見直すこともあろうかとすかさず録画してました。きばって「この映画は面白いはず」と見ている時は、あの電車の線路が過ぎていく「つなぎ」シーンが出てくるたび、「カッー！話の腰、肝心のところで折るな」とイライラしたのに、期待せず結末もわかった状態で観ると、なぜか許せる気になってきました（しかし、何様・・・）。イライラしていない自分に気づいたとき、どんどん過去にさかのぼっていく珍しい形の回想シーンは、「清らかで苦労しらずの過去に戻りたい」ってことではなく、「未来がどうであっても、その時々、私は一生懸命生きていた」ってことなのではないか、とふと思いました。

  2005.09.05

• ジミ編の、影と光の一日

  「大ショックヤン・・!またヤンネ～金曜日の夜、会社で恐ろしカ話バきき、恐ろしカモンバ見てしまったンヨ。ナシテ、私が所属する会社にはこの問題がつきまとうト?自分を責めても仕様がなカ!そういう会社も経営者もとにかく製作業界にはめずらしくなカケン!バッテン、早くこの、封建的なやくざな稼業から足を洗いたカトヨ。洗うことはできるッチャロカ? 博多弁で(カタカナ部分ね)つらつら思いながら、タクシーで六本木ヒルズに向かった。プレス向けの内覧会に呼んでいただいたのだ。私は仕事が片付かなければいけないと思っていたので、思いっきりラフな仕事着のままそのまま出かけていった。が、たいていはいかにも大手広告代理店につとめているらしい感じの男性やモデル?とおぼしき薄めのワンピースが似合う女性たち、そしてファッション系マスコミのとんがった感じのセンスの鋭い女性たち、男性たちが集っている。そんななかをジミ編の私も、興味ありげに洋服をながめながら、そぞろ歩く。飲み物も出てきて、いい気分だ。六本木ヒルズで洋服をショッピングする機会はこれまでほとんどなかった。プランドだから・・とかそういうこともあるにはあるが、なにしろ青山に勤務している役得としてショーウィンドー見放題、バーゲン情報がいち早くわかる・・、かぶっているブランドもあるのでそういう意味で買い物には行くことがなかったのだ。今回のお目当てはやっぱり「バナナ・リパブリック」!店内は明るくて、開放的・・だったが、私にあいそうな感じのものはなく(ひとえに私のサイズ問題が原因です)、洋服を見るというより、立飲パーティー会場のような店内をうろつきまわった、という感じだった。いや、でも今日は洋服を買うためにきたわけじゃないでしょう、と自分にいいきかせてみる。リニューアルオープンで見て回ったお店の中では、特に「アースミュージック&エコロジー プレミアムストア」がいい感じ。セレクトショップで、洋服から犬の服、食器、バックなどがそろう。洋服はナチュラルスタイルで、しかも色や形が豊富、カッティングがきれい。スタッフも親切で気軽に着こなしの相談に応じてくれた。値段もリーズナブルだし、どの店よりレジに並んだ人の数が多い様子だった。もうオープンしているだろうが、今頃きっとすごく込み合うんじゃないか・・。この店は福岡のソラリアプラザにも出店しているし、埼玉や千葉など数カ所にすでに出店しているようだ。「プレミアム」さが六本木店のうりなのか。およばれのおかげで、六本木ガイドネタが増え、知らないブランド名を覚えてうきうき。毎日が外に出て取材だと楽しいかも…。(それも毎日やれば、結構つらいのもわかってるけどさー)。p.s.Eちゃん、ありがとうございました。

  2005.09.02

• 

  今日で8月ラスト～! 寝不足にもなるわな

  昨日の夜も正直眠れなかった。仕事を途中までやって、ネットサーフィンしていたらパソコンがまたもやクラッシュした。もう頭きたーと夜中の2時から、データバックアップ→ハードディスク初期化→別のOSをインストール・・と手を出してしまった。おかけで睡眠時間は少なく今朝も寝不足だ。でもＭａｃがわりと軽快な動きになってきて満足、じゃ。そして今日も、「インディ・ジョーンズ　最後の聖戦」や「スターゲイト」を眺めつつインストールしたり移し替えしたりやっている。今日嬉しかったこと、この初夏に赤ちゃんを産んだ先輩から「内祝い」をいただいたこと。目もとが先輩に似ている赤ちゃんの写真を、おめつけ役のように仕事づくえの前の壁に張る。いただいた紅茶が、またとってもセンスがよくて、かおりがよかった。"テイエ"という直輸入紅茶のブランドだそうだ。そのかおりと味わいで疲れがすーっと消えるほどのフレッシュな紅茶だった。センスが良くて個性に満ちていた先輩は、母親業が忙しくても子供の名前にも、贈り物かえしにも、そのセンスを発揮されて、周囲を楽しませてくれる。子供の行事だろうがなんだろうが、そういう楽しい贈り物がしあえるかどうかは、やはりその人のもともとの個性や持ち味なのだ。結婚したから、子供産んだから、突然それが変わるものでなくそれもやはりこれまで磨いてきたものがあらわれているのね～と妙なところに関心する。今日悲しかった・・というか驚いたこと、ちょっとここにどこまで書いていいのかあれだけど、もう完全に今の会社が行き着くところに来ているらしいことをじかに耳にしてしまった。たまたまその場に居合わせ、仕事をしながら背中で一部始終を聞いてしまった・・・。う～む。経理担当が涙を浮かべてなにやら入力していて「帰れない」と呟いていたので、明日、私を手伝ってくれているスタッフにやってもらうように手配しますからもう休んで、というと、ほんの少しわらってくれた。帰り道、着信があった電話番号にかけてみると、仕事の紹介で電話をかけてくれたようだ。うーむ・・・。このタイミングといい、この方のものいいといい、絶妙のタイミング。これは乗っとくべきなんだろうなあ。やっぱり。

  2005.08.31

• 悪口書いてたらクラッシュした～

  先週金曜日、たった一日だけ一緒に働き、といってもほとんど「研修」「お勉強」状態だったスタッフが、いた。マジで役割を確認し仕事の約束をしていた月曜日、こなかった。火曜日、その人はもうこないことが判明し、派遣会社は矢継ぎ早に次の候補を送り込んできた。私はあてこんでいた作業を駆け足で穴埋め。営業したいだけの派遣会社にまた頼むのかと怒り、唯一の「お勉強」の日の日当まで使えないつぶれる人材を送り込んだ派遣会社でなく、なんでうちの会社が払うのかとまた怒る私。それとかあれとかで眠れず・・・。そんな悪口を書いていたら、突然パソコンクラッシュ。天啓だったのだろうか。最後にひとつ、いいこと。私は、最近「ヨガ」が気になる。「ヨガ」の二文字がとにかく目に飛び込んでくる。これは好きになってしまったに違いない。ヨガの二文字に心が踊る。すきなこと、胸おどる興味があることがあるって嬉しい。ちなみに、この週の「Hanako｣も衝動買い。http://www.hanako-net.com/issue/index.jsp?shiCd=HN&gosu=849スクール広告みたいな誌面でちょっとはずされた～。最近のHanakoって健康・美容系に走ってる？

  2005.08.30

• 

  マジ眠れない～・・日曜日の夜と月曜日の朝は・・

  昨日の夜はなかなか寝つけなかった。原稿が思ったようにしあがらないから・・いいアイデアが浮かんでこないから・・そして、明日は引き継ぎの人への指示や、ちょっと辛い編集会議がある・・・。土曜日のフィットネスで身体を動かした後の筋肉痛がいまごろウズウズする。そんないろいろを抱えながら、むりやり眠ろうとしたり、はたまた起き出して原稿を書こうとしてみたり。結局、寝不足のまま月曜の朝に。そしてまた朝、原因不明のゲ●に見舞われる。まあ、こんなこともあるさと、会社に行くと、引き継ぎをするはずの人は私には直接連絡をせず、上司など経由で体調が悪いので休みたいと伝えてきた。私は「頼りないねえ」と上司に思わずもらしてしまう。金曜日に「月曜日にはこんな予定があり、あなたにはこの部分を担当してもらう」と話してあった、と。冷たいようだけど、制作の仕事は毎日毎日の確認と作業の積み重ね、そして納期厳守が仕事の大事な部分、身体がある程度丈夫なのも仕事のうち、こんな調子だと先が思いやられてしまう。もちろん、そんなことは言わない。上司だってわかってる。でも私はそれが正直な気持ちだった。今日は、ちょっと手つきが粗くなりながら、やるべき最低限のことをすませて、会議に乗り込む。会議の後。ここのところいつものように顔から感情らしきものが消えて、ひどく眠く疲れてしまう。いったん家にもどり休んでから、引き続き仕事・・・。次々と原稿がライターから届いた。デザイナーとの明日の仕事のイメージをつくりながら、てきぱき手を動かす。ようし。でもまだ、日曜日の夜から月曜日の朝、書けなかったあの原稿になぜだか手がのばせないのだ。いやなことからどうして先に片付けよう、としないんだろう、私。いえ、ずっともう何日も頭のなかをかけめぐっている。でもまだ、これという語り口がつかめていないだけなのだ。筆休めに「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を眺めている。。。映画は残酷きわまりないが、いつみてもダンスシーンの不思議なカット(ミラクルショット!)の数々とビヨークのうた声に引き付けられる。そして、カトリーヌ・ドヌープ。なんて不機嫌そうでいきいきとした演技なんだろう。

  2005.08.29

• フィットネス初体験（いまさらですが・・）

  ５月に健康診断を受けて以来、気になってはいた。が、どこかで今までのパターンから夏に自然に汗をかくことで体重ダウンにつながるのでは、と甘くみていたことは否めない。しかし、もう八月が終わろうとしているのに、夏の暑さにもまったく影響を受けない、堂々たる贅肉。これは問題…。この代謝の悪さをなんとかせねば、とは思っていた。食べていないのにスカートがだんだんきつくなり、太っていく現状に目を背けることが、体だけでなく経済的にも厳しくなってきた。これまで着ていた洋服が着られないのは経済的損失だ。約一月間もの間、とある彼から「行こうよ、もう行かないとやばいよ」と激しい勧誘を受けてはいた。そして「運動はストレスにもきく」という噂に、ようやく行く気になった土曜日の朝。いそいそと準備をして、出かけてみた。いきなり入会する前に、今日はまずビジターでお試し。とある彼の後についてまわり、エアロバイクにまたがったり、なんか様々な機械に乗ってみる。スタッフがきびきびと歩きまわっているので、わからないことがすぐ聞けてよし。ヨガのレッスンにも混じった。これがとても楽しかった。実は担当している媒体で、ストレッチやつぼおしなどなどの健康ネタを編集し、ポーズのイラスト指示などもやっていたので、イメージトレーニングはばっちり。私が想像していたより体は硬くなっていない様子だったのも、心理的にほっとしたし、ポーズと呼吸を繰り返したことでとても気分がよくなった。ヨガの後は、筋肉を鍛えるマシンのあたりであたりさわりのないトレーニングを体験。最後はランニングをやってみる。よくアメリカ映画でみかけたあのマシーンだ・・と思うと、おおいよいよ、と気合いが入る。（すみません、なにしろフィットネスクラブ初体験なんで）走りながら、いろんな映画の思い出が浮かんでくる。走るのをやめると後ろに流されるというのもわざわざやってみたりして・・・。こんな風にして汗をとにかくたくさんかいたので、お風呂タイムが格別。そしてこれが体重にはいけないこと・・と思いながらも、初フィットネスを祝ってあけた白ワインもおいしかった－－－。【今日の悟り】初めてのことをしてみると、今まで持てなかった視点が突如現れてくることがある。ヨガのポーズで呼吸をしながら、ただ体を伸ばすこと、曲げること、広げること、をやっていると自分の「身体観」が少しずつ戻ってくるのを感じた。身長が低く、身体が決して柔らかい方でなく、どちらかというと運動は苦手な方だ。その運動する上では不利と思われる身体を伸ばしたり、縮めたりしていて、また他の人の呼吸やポーズが自然と目に入ってくると、みんな自分の身体という限界の中でこうやっていきているんだなあ、としみじみ思った。パソコンの前で長時間血眼になって手と目と神経を酷使する毎日が、いかに自分の「身体観」をゆがめているか・・・。しかしもうそれは今のIT化社会に生きている以上しょうがないことなので、なるべく時々は身体観を取り戻しつつ生きることが大事なのではと思う。

  2005.08.27

• 骨董通りは私の哲学の道？

  忘れないうちに書いておこう。仕事帰り、いつものように骨董通りを歩いていて、急にひとつの悟りが訪れた。私がこれまで不運な会社にいたことが多いのは、それはやっぱり私が「仕事は辛くて生活のために仕方なくやるもの」という認識があったから。そして、仕事に自分の能力をいかすことができ、なにかを残すことができることをなんとなく感づいていながらも、「自分に限ってそんなことはない」とずっと否定してきた自分がいて、そんな私の弱さや脆さが、実は会社、仕事選びにも影響していたのだと。例えば、私は会社の名前やブランドで就職を決めたことがない。いつも、仕事内容に関心をもって、が仕事につく基準だった。私がこれまでついた仕事の、会社の人たちは、経済や経営に弱くて、人情にもろくどこか優しい、夢みがちなところのある人たちが多かった。(もちろん、強烈な個性と経済力の持ち主でとても逞しい人もいるにはいたが、私はそういう人たちとはなぜかうまくタッグが組めなかった)私は前者の人たちに共鳴し、一緒に働きたいと思い、なにかを残したいと働いてきた。所属していた数社の会社が傾いたのは私個人のせいではないが、それらの会社を選んで入社したのは、私のある性質、優しさも弱さも、生命力や真っ正直さも、多いに影響していたのだろう。実は私が、その辛い悲しい環境を選んでいたということだ。辛いマイナスの環境のなかで自分を追い詰め、非日常的にせっぱつまった危機感に高揚し、人並み以上に火事場の馬鹿力を発揮することで、私は自分の存在を認めてもらおうとしてきた。それは長い目・広い視野で見ると、焼け石に水というか、なんの意味もないことだった。これらの職場・仕事での行動の理由がなぜかというと、私につながっている家族何代かの因縁、そして自分の生まれ育った環境、つまり家庭から生じたものだろうな・・と、すぐにつながった。私のなかにあって私を明るいものに導こうとする前向きな力や光、しかしその足下にはくっきり影がひっつき、私が倒れるのを今か今かとねらっている。自分が自分をどうしてか憎み殺そうとしていたのだ。これらの悟りは、強烈に私を打った。もう何年も、人からも聞かれ、自分でも思っていた「会社と仕事との不運で不思議な因縁」が実は自分自身が発生源だった。私と他の人との違いはなんなのだろう、私はこれからどう生きるべきなのだろう・・ということをつらつらと考えていた矢先だった。これまでサインがいくつか見えたのに、今日の今日まで気付かなかった。たくさんの人が私に投げかけてくれたメッセージや問いかけが、いまやっとわかった。答えに気付かないまま、数年をやり過ごさなくてすんだのだ。それにしても、骨董通りを歩いていて悟りを得たのは、これで3回目。場所も時間も、シュチュエーションもほぼ似通っている。いったいなんの仕業なのだろうか・・。スピリチュアルな場所には見えないのだが、そうみえて実は…?

  2005.08.26

• もうすぐ台風TIME?

  窓の外は雨が降ったり、止んだり。貴重な夏休みの一日だが、まるで、台風が来るのを待つように過している。ネットサーフィンしながら、「グリーン・ディスティニー」と「ブルー・ベルベット」の映画2本立てを肴に、次の手をぼんやりと考える。この2本じゃたいした考えは浮かびそうにない。…そこがいいんだ。しかしネットをどんなにすべっていても、答えはなにもないような気がしてきた。どこまでも広告があらわれるばかりで。とりあえず浮かぶのは、自分なりにできるだけのことはやった。次回は手法を変えていこう。この手ではうまくいかないんだ、なにかが合っていないのだ。私の生活を支えるおしごと探しは、まだまだ長く続きそうだ。

  2005.08.25

• 地獄で仏・・?

  昨日のやきごてがまだ熱い・・って感じで、のろのろと職場にたどりつく。すると、お手伝いスタッフの方が「今日、お弁当つくってきてますのでたべてください」と・・。・・・泣きそうでした。再入稿前の忙しいなか、この方のおかげで、くいっぱぐれずにすみました。そして夕方、再入稿も無事終了。そこからまたスタートして、夜まで、ずっと企画書つくって・・・くたくたになりながら、ちくちくと仕事してました。

  2005.08.23

• 奴隷の叫び・・?

  ひどく大袈裟な言い方をすると、「本日、おぞましい出来事が発覚し、　身に覚えの薄い私の身にかなり火の粉が掛かった」。それも二つ。ダブルパンチの焼ごてでノックアウト、やけどとかなりのショックで、すっかりケロイドである。いえ、カラダでなく心が。ついさっきまであんなにいい週末だったのに、24時間たった今は、いったいなんてところにいるんだろう。勇気をふり絞って「それだけはやめてくれーーーーッ!!」と叫ぶことができるだろうか。もはや労働問題を通り越して、基本的人権の問題に突入中。こんなで明日は来るのだろうか。暗黒の世界、奈落の底にいる感じだ。

  2005.08.22

• ひとりごと。

  人生、立ち止まるより、少しでも前に足を進めていきたいから。たとえ、後ろに下がることになっても、さがった歩数を覚えてはいたい。あと何歩であそこまでいけるのか、目をつぶってもいけるように。絶対絶対忘れないこと。自分がどこにいたのか。自分がどこにいこうとしているのか。人生のリスクを知ることは、とても大事だと思います。２０代の時の私は、あまり失うものを意識していなかったけど、今は失いたくないものがある。「失うと困る!よくない!」ことが、私にはうれしい。あえてリスクをとりながらも生きることも大事だと思います。「リスクは知っている。けどかけてみた」と思うとすると、失敗しても、それはトライであって、永遠の失敗ではないのは。そして、何度もトライしてみていいのでは。人生で、満点の答案や立派な卒業証書やアルバムや定年まで勤め上げた社のOBOGであることや、そんなあかしを残すことになんの意味があるのかと・・・。そんなことを思い、いつになく夜更かししてしまい(たぶん１年ぶりくらい)、今朝は始発から二番目の電車に乗ってました。夏の朝のホームに立っていると、朝日がきらきら反射してきれいだった。そしていま寝不足もなんのそので、「お盆休み前」のラストスパート仕事、かけてます。ああ、終わるかな～。終わればお盆休み。終わらなくても・・・お盆休み。

  2005.08.11

• 六本木のいいオンナっ

  ちょっとした偶然の出会いから９か月・・・ついにリアルミート！私の職場から車で約１０分間のところに、こんな男気も女気もあるキャリアウーマンがいらっしゃるとは・・。さすが東京。。一緒に飲んだビールも、一緒に焼いたジンギスカンも、かつての六本木の象徴みたいな場所でのアフターコーヒーも、なんだかいつもよりずっときらきらしていた。お美しいだけでなく、そのオーラがとてもすてきだった。これからも仕事のこととか、恋愛のこととか、映画のこととか、海外事情とか、いっぱいお話できたらいいなあ。もう一緒にいるだけで幸せな感じでした。「野郎ども」の気持ち（？）がよーくわかります！

  2005.08.05

• お金の話で元気になる！？

  この一月ほど、お世話になった方と今日は一応締めくくりの日となった。この方にいろんなことをお話し相談し、受け止めていただき、前向きに提案してもらえた経験こそ、この七月後半から始まった私の行動を実は支えてくれていたのではないか、と思う。ここに至るまでの道があったから、私にこの出会いがあった、とすばらしき、そして美しきアドバイザーに感謝！感激・・。これからも定期的にアドバイスを受けながら、がんばって前向きに積極的に人生をどんどん歩いて渡っていきたいと思う。ちなみに相談していたのは、このBLOGで最近露出頻度の高い、メンタル面や仕事面でなく、お金の使い方。知ると知らないのでは本当に経過も結果も違うのだ、とびっくりしましたよ。

  2005.08.04

• 神楽坂の坂の悟り

  夜、神楽坂に出かける。初めて坂を上ったり、下ったり。飲むためではない。資料提出のために汗まみれになる。途中、いい感じのビストロや飲み屋を数軒みつける。青山もいいけど、神楽坂もいいなあ。転職活動も、考えようによっては、今まで行く機会がなかった東京を知ることができる。それも観光ではなく、その町で営業しているいろんな企業の、いろんな仕事について知ることができる。落ちるとそりゃ辛くて落ち込む。そんなこともたまにはあるけれど、新しい仕事について向かっていこうとする時は楽しいような、弾むような気持ちになる。少しずつ、元気になってきた感じがする。

  2005.08.02

• 東京では「夏が好き」とは言いづらい

  ８月、いよいよ到来。私は冬生まれだけど、夏が好き。ぎらぎらした日差しと熱気が好きなのだけど、昨年の東京の猛暑にはすっかり辟易して、「夏が好き」・・・と言いづらくなってしまった。今日は朝から編集会議。資料のつまった重いかばんを持ち歩き、昼すぎ、じっとりと汗をかいてわが社に戻った。今週来週にかけては転職活動に力を入れている。日々の仕事をこなしながら、夜は経歴書をまとめたり、志望書を書いたり、そして面接も入っている。暑さになんか負けられない。神宮球場であがる花火のほんの片隅を、窓をあけて部屋から眺めていると、説明会に行った会社から次のステップに進みましょう、という連絡があった。あわてて窓をしめても聞こえてくる、どーんどーんという花火の音はまるで映画みたいなタイミングで絶妙だった。

  2005.08.01

• 疲れた時は眠るに限る

  ヒーリングミュージックが必要だ。なにもする気が起きない。しかし今つくらないといつつくる、と応募書類を作っている。夜は、花火もみにいかずに、早く眠る。そして長い長い夢を観た。夢の中で、福岡に帰省していた。　　　高校の通学路の道路を、夜中自転車で走っていて、いろんな人に会う、という内容だった。　　　　おかしいのが、全編見ず知らずの人に会うところだ。普通の夢は、知っている人とかが出てくるものだが・・。

  2005.07.31

• 「赤ひげ」と、ツボ押し＆ストレッチ

  納品と、次の号のゲラづくりで忙しかった。一緒に仕事をしているデザイナーに最近の体調や精神状態の話をすると、「わかります。そういう時ありますから」と言ってくれた。それでもこの人はこの仕事をもう６年も続けているのだ。年上のこの方と話すといつもじわっと癒される。私もいつかそんなスタッフになれるのだろうか。帰ってきたら、体中の筋肉がぱんぱんに張って、頭が重い。むなしさがおそってきて、辛かった。深夜、「赤ひげ」を放送していた。くい入るように観る。いつみても見事な作品だ。でも私は、あの音楽がなんか「道徳」っぽくてきらいなんだ。　　　　　　観ながら、つぼ押しと簡単なストレッチをする。ぱんぱんと音が出そうなくらいはって熱があった筋肉がだんだんと静まっていった。

  2005.07.29

• 或る夏の日の「グラグラ」

  　今日は、私の退職願いの件で社長と話をする機会をもらった。理由が理由だったので引き留められはしなかった。後任はすぐ探すらしい。｢地方の案件で広報室立ち上げをやってみない」と聞かれた。ぐらっときて、半日くらいくよくよ考えていた。東京と地方との二重生活でお金が出ていくばかりになりそうだ。それはつらそう。　しばらくあけていなかったポストを開けた｡引っ越しの時に、ほうきで私を追い払おうとした頭のおかしいばあさんが他の住民に暴力を加えたらしく、暴力に悩まされている住民がその被害状況を束ねてばあさんを追い出す動きをしているらしい手紙が入っていた。 しかし、このあたまのおかしいばあさんそのものを住民が訴えて追い出そうとしても、なにも事態は変わらないような気がする。オーナーを管理不十分で訴えて、迷惑料として家賃をかなり下げさせるか、慰謝料を払うよう要求する動きの方がてっとりばやい気がする。そうするとオーナーの腹も痛んで、いよいよばあさんを追い出したくなるのでは。・・・と、傍観していてもつまらないので、私の被害状況を書いて、またポストに入れておく。　夜、新宿で某企業の説明会と一次面談に参加する。資格取得にも熱心で、実力主義で男女差別が目立たず、過去の職歴や在職年にこだわらない会社ときいて、ぐらっときた。気持ちがぐらっとしている時に、さらに地震が２度起きて、超高層ビルがぐらぐら揺れた。　慎重にお金を計算してみると、少なくとも半年間は年収ダウンとなる。まず一次に受かったらの心配しろって感じで、そんなにいま考えても仕方ないが、元の年収に戻るには１年ぐらいかかるだろう。帰りの電車のなか、今そんなことやっている時？と思わず自分に問いかけてみる。

  2005.07.28

• アジアフォーカス福岡映画祭２００５と女性のマンパワー

  アジアフォーカス福岡映画祭2005の日程が決まった、というメールが配信されてきた。９／１６－９／２５の開催。今回は中東アジアの作品がたくさん観ることができる様子。　ぜひみにいきたいが、なにしろ月末はいつも仕事のやりくりが大変だし、お悩み中。　　職場では、週に２回、大分出身の援軍が来てくれることになった。この日が初出勤。さっそくいろいろ手伝ってもらっているが、観察していて気がついたのが午後になるとがたっと集中力が落ちるということだ。年齢のせいというより、「２０年間、三食つくって昼寝つき」の主婦生活の名残り？かも・・。集中してかかってほしい仕事はなるべく午前に頼むことにしよう。２００７年問題、はたまた２０３０年問題にもかかってくるのだが、日本社会は子育てが終わったからまた働きたい、という女性パワーを、最近ますます生かし切れていないような気がする。私のような非汎用的職業に従事する者もまた、経験と実績だけがすべてではなく、そこに微妙に年齢がついてまわるというあたりにお粗末さを感じるシーン多々あるし。そんな折り、日経新聞の夕刊「あすへの話題」コーナーでキャスターの小谷真生子さんが寄稿していた「女性のマンパワー」という記事を読み、とても共感した。　　　　　　　　　　また、同じ日経新聞掲載の下記の記事もとても参考になった。 「(7/25)生かせ40代超の女性力、研修で若手に範――多様なキャリア形成示す」 小さな一歩だけど、わが社が高学歴のベテラン主婦を採用できたことがなんだかうれしい。母親を手助けするような気持ちで、編集庶務の仕事のおもしろさを伝えていきたいと思う。　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2005.07.27

• 台風は・・・･？

  粛々と仕事した。台風が来るらしい。昨日の土砂降りを思い出し、１８時半には仕事をあがった。先週末にいろいろと応募した会社から面談の指示が来ていた。予定が埋まっていく。　　

  2005.07.26

• エックスデー

  粛々と仕事。つうか、先週金曜日に起きた事件の後かたづけに追われた。前から決めていた日だったから、合間を見て役員の人に退職願を申し出た。「担当している仕事をもって独立したら」、と言われて、「あ、仕事の成果は買っていてくれたんだ」と思う。しかし独立して個人事業主としてこの会社の下で働くとある意味、ほとんど奴隷となるわけで、立場は今よりもっと悪くなるだろう。「それは仕事かかえて、谷底に飛び込めってことですか」と笑いながらいうと、苦笑されてしまった。最後の切り札、会社との相性の問題に言及。合わないものはしょうがないというと、役員の人はがっくりした様子。この人も変わり者の私を気遣ってくれていたのだと改めてすまなく思った。帰り道、すさまじい土砂降りに遭う。水の道を歩いているようだった。折りたたみ傘を持っていて頭は濡れずに助かった。けど、それ以外は役にあまり立たず。

  2005.07.25

• 

  激しい揺れ

  東京で震度５強の地震がありました。知人宅で留守番をしていたのですが、そのみたこともない激しい揺れに、恐怖を感じました。これまで地震に夜あうことが多かったので、昼の明るい中で家具や外の建物が揺れるのを鮮明にみたのはこれが初めてでした。私は留守番にも飽きたので、元気づけと眼福のために、タワータイプの新築マンションのショールームに行こうか、それとも書店で本を立ち読みしまくろうか、と考えていたところでした。外出しなくてよかったですが、ＪＲや地下鉄も止まっている区間があり、いまお家に帰れないで困っている方がいらっしゃるだろうと思うと気の毒でなりません。無事に帰れることを祈ります。今夜は、スカパー！でデビッド・リンチ監督の「ストレイト・ストーリー」をじっくり鑑賞予定。

  2005.07.23

• 魔の金曜日？？

  仕事でやばい事件が起きました。ただでさえ、今日は製版所での最終チェックを控え先月のように今月も腹痛に見舞われるのでは、と要注意の日でした。腹痛は起きませんでしたが、最終チェック→お客様のところでの長くて暗くて重いミーティングの後、私は疲れ切って、歩けませんでした。私は直接の当事者・関係者ではありませんが、月曜日か火曜日私は当事者になにが起こったかを伝えなければならない役割に・・。お客様は「あなたに話ができてよかった。これで少し進めそう。整理がつきました。ありがとう」とおっしゃってくれましたが・・。地下鉄のホームや、街角で、何度も何度もたち止まり、休憩をとりました。「タクシーで帰ればいい」そんな考えさえ思い浮かばず、呆然としていました。頭の中では、来週の動きがぐるぐる回っていて、とにかくこの重みに耐えることが私のすべきこと、のように思えました。家にたどりつき、お風呂につかりながら、ようやく「よくがんばった、自分」とつぶやきました。とりあえずいろいろ考えてみたので、週末は考えることはやめるようにしようと思います。

  2005.07.22

• 万年筆カフェで一息

  再入稿作業、無事終了。それも１５時に・・。いつになく早い展開でした。ひとまずお片づけして、私は次号の企画もあるので、終了・・！とはいかないのですが、はるばる来てくれた援軍の方をねぎらうべく、万年筆がとてもたくさんあるカフェに向かったのでした。２０分くらいコーヒーを飲んで二人で休憩し、２日間を振り返りました。落ち着いていて、仕事が丁寧で、時々大分弁で話しかけてくれるとてもいい方だったので、お別れするのが寂しかった。家路を急ぐ援軍の方が、こんなことをいいました。「なにげなくみている印刷物が、こんなに大変な作業の末に作られているなんてしりませんでした・・・。辛いでしょうけど、体をこわさないように・・・」会社に戻ってきた私は、社長と今回の援軍の方や今後の採用計画についてぽつぽつと話をする機会があったのだけど、あまりに信じられないようなことばかりを言うので、私が頭がおかしくなったのか、それとも社長が別人格になってしまったのかもうわからなくなってきました。九州で４年半＋東京で約１年半の零細・中小企業の編集社員生活を経て全体を総括して思うのは、やっぱりこの業界の底辺では男尊女卑が根強く、水面下のセクハラとパワハラ多し、非常に危険、ということです。もともと雑誌や本づくりが好きで、たぶんそれなりの適性があって、いい先輩にいい時期にめぐりあったから育ててもらえ、ここまでやってこれた。巡り会いやご恩、一生忘れないとは思います。総括してみたり、感謝してみたり、こんなことをするってことは、もしかしたら私の引退も近いかもしれません。その時はこのblogのタイトルをどうするよ？？なんて不謹慎な心配ばかりしています。

  2005.07.21

• 大分・豊の国から援軍あらわる！そして「天国と地獄」も

  ※これも今から一週間くらい前のことです※入稿～再入稿までの作業が頻繁な時に手伝ってくれる校正の方を急遽手配するという話がありました。重い修正作業にもはやツブれかかっていた私は、とにかく「お願いします」とうなづきました。そして、その応援の方と先週末初めて向かい合った時、その方が校正の経験がまったくないのを知りました。まあ、私のアシスタントをしていただければよいので経験がなくても、言うとおり正確にこなしていただければ問題ない。しかし、私はどこでどう情報を取り違えたか、派遣かなにかのプロの方が来ると思い込んでいたので「教えなきゃいけないか・・」と社長とプロデューサーが話をしている間、私は落胆して下を向いていました。そして紹介の間に入っていただいた方をひそかに恨みました。が、事前の勉強用にとお渡しするものはお渡しし、「当日果たして来てくれるだろうか」と半信半疑でいました。※さてここから現在です。※そしていよいよ、応援の方がくる予定の日。私が数分遅れたところ、（郵便受けにたくさん郵便が入っていて、あけるときばらまいてしまった）暑さのなか、その方はドアの前で待っていました。そして私が現れたことを向こうも喜んでいました。その笑顔を見、申し訳ないのと同時に、純粋に私はうれしかった。これまで数人の方に私は援軍を頼みました。みんないい方だった。でも、誰もこのドアの前までは来てくれなかったっけ・・・。私には人望がないんだ、とも落ち込みました。でも、この方は来てくれました！仕事の内容がわからなくても、初めてのことに不安でも・・。私は作業の机を用意し、今日の段取りと手順を話しました。そして、自己紹介を交わしているうちに、その方が大分県の出身であることを知りました。懐かしい、大分！大分は私が初めて編集の仕事に就いた土地でした。さらに偶然は続きました。この方はなんと、私が最初に就職した出版社でつくっていた雑誌の看板ライターさんやこの雑誌作りにかかわっていた同業の方と同級生、ということが判明。私の胸に、当時の編集部の香りがよみがえりました。いつも思い出すのは懐かしいけれど、しごきにしごかれ泣かされた日々・・の方の思い出ですが、思い出したのはそれだけでない。私が初めて大分のこの出版社に行ったのは、本当に本当に偶然なのですが、９年前の今と同じころ、７月下旬。初出社の日、私はやっぱり、今朝のこの方のように、仕事の内容はなにも知らずに出版社のドアの前でスタッフが鍵をもって現れるのを待ってました。そして、中から鍵を開けてくれた編集部の副編集長が「よう来たな！（よくきたね、いらっしゃい）」とまだ若いはずなのに妙に野太い声で出迎えてくれたこと、この方の同級生だという私にとっては業界の先輩のところに原稿をいただきに行った時のことや・・。その頃に咲いていた百日紅や、大分の青い空、そんなものをすべて思い出していました。この応援の方とは本当に偶然の出会い。紹介してくれた方は、私たちによもやそんな因縁があるとは知りません。私は、この応援の方の存在に励まされながら、いつになく仕事に集中できたのでした。そして小さなことですが、いつもこの忙しい時期は一人であいた時間に机で適当にパンをかじったりしてしのいでいたのですが、ふたりで懐かしい大分の話などしながら、お弁当をいただいたのにも、すごく癒された。そうして粛々と再入稿に向かっての作業が続く中、私の血の気が引くような事件が突然その午後、起きたのです。現れるはずのない人物・超非常識ギャル××社員（たぶん元社員）が丸3か月におよぶ欠勤にもかかわらず突然現れ、、、詳細はとても書けませんが、まぎれもなく「南青山・毒吐カレー事件」の余波です。私はこの事件をもたらした人々の無頓着さ・無計画さ・無神経さ・怠惰すべてを、「こ●したい」ほど一瞬強く憎みました。理性がとうのき、キレそうになるのを、自分の手首をつかんで必死にこられていました。たぶん顔は無表情のまま、震えていたのだと思います。しかし、私の目の端には、ひとりじっと校正の作業をつづける私の援軍の後姿が見えていました。この人に、そんな修羅場を見せてはいけないし、私がこの相手を攻撃したとしても、それは編集者としてのプライドと私自身を貶め、自らの手を汚すことのように思えました。さて、援軍の方が一日の仕事を終え、帰られました。私は残されたゲラと色校を見比べながら、初めてながら、その丁寧な作業の後に人柄と、細かい作業の適性をはっきりと感じました。本当に感謝しました。「天国と地獄」それは、映画とか音楽とかのタイトルだと思っていましたが、今日はそんな一日でした。正直、今もその血の気の引くショックがなかなか抜けません。できれば職場なんかで自分の心の地獄のような様は見たくありませんでした。そして、私はやっぱりこのままではいられない、と強く感じたのでした。※写真は、援軍の方と初めておあいした日に食べたケーキです。いただきながら、援軍来るの朗報に喜びながら、「そうはいっても当日まできていただけるかどうか」と思っていた私がはずかしい・・。

  2005.07.20

• わーい！ｂｌｏｇ★１周年。

  　東京は、かなり暑くなってきた様子。この連休の間、家に閉じこもっていたので、窓から見る陽の光がかなり眩しいです。いよいよ、夏到来なのかなあ。今年は気象面で、どんな夏になるんでしょ。去年はすさまじい猛暑で、ヒート・アイランド現象を起こしていた東京地域がとても心配だったりします。　でも今晩は「スター・ウォーズエピソード３」を観にいきます。朝から１、２をＤＶＤで復習中です。うう、楽しみ～～～。　　今日の気にいったニュースをひとつ。ＡＮＡ、「いっしょにマイル割」の追加日程が発表に！今度は２００５年８月２９日～１１月３０日の期間らしいです。貯めに貯めたマイルをついに使う時が来たか！？まだお盆休みの計画も立っていないのに、そしてこの暑いのに、どうなるかわからない先のことを悩みに悩みまくってます。

  2005.07.18

• 大胆不敵！退職年齢８０歳？

  真夜中です。　スカパー！で「ゴシカ」→「イノセンス」→「攻殻機動隊」と番組の流れ行くまま鑑賞しつつ（なんか不気味系の「夏休みお楽しみ劇場」って雰囲気）、手は、来週お会いするＦＡの方にお渡しする各種書類をばしばし整理し、データ入力。え、あの、別にバイトしているわけじゃないですよ。これは私個人のファイナンシャルプランを立てるための準備作業でして・・。しかし、元、経営企画・管理系の仕事をしていた腕が騒いで、ついついいろいろあれもこれもと準備に走ってしまいました。私がもっといろいろ資産を持っていて保険なんかもなにかと購入していたら、さぞ楽しいだろうに。私のプロファイルはものすごく貧弱だったので、元経営企画・管理系としては寂しい限りでした。　そこで、自分を励ます意味でも、あまり無理のない範囲でのアソビをつけました。-----------------------------------------------------「退職年齢」については、会社員の方は定年退職年齢をご参考に、その他の方は希望されるご勇退時の年齢をご記入ください。------------------------------------------------------という一文に刺激を受け、大胆不敵にも、「退職年齢」のところに、８０歳と書き込みました。　この大胆不敵の裏には二つの後押しがありました。　ひとつ。ずっと昔、まだ１０代の頃、私は３０～４０代の自分が全然想像できませんでした。特に手相をみると、あまりに生命線が短いので、「たぶん死んでるんだろう」と安直に考えていたりもしました。その頃の私であれば、あるいは２０代の私であっても、「生きてるかあ」と思いながら６０歳、とか６５歳とか書いたに違いありません。　さすがに３０代にかなり入り込んで十分想像できるどころか、たくさんの道が（ふさがっている、迷宮いりしそうなのも含めて）見えてくるわけで。体は生物体として衰退していくという変化だけかもしれませんが、脳というのは加齢によるいろんな変化をしていくものかもしれない、と素人考えで思ったりしたこと。　ふたつめ。7/13の日経新聞で、2030年に労働人口激減という記事を読みました。2030年の労働力人口、1050万人減少・厚労省試算この記事によると、現在、若年失業者の増加などに対して有効な対策を取らなかった場合、2004年度を100パーセントとすると、2030年度は労働人口が84.1パーセントになる。労働力人口が大幅に減れば、経済成長率も停滞する・・。労働力人口とは、満15歳以上の人口のうち実際に働いている人や職探しをしている人の数。このままだと、人手が足りなくなる時代があと25年後にやってくる。　私が普通の定年退職を迎える前後の頃に起きるかもしれないことがいま計算されているのです。いま少子、と騒がれているけれど、私はこの労働人口の低下が気になります。いま産まれている数だけでなく、もうすでに産まれている数（の有効数）についての試算だからです。もろちん、「労働」という意味はあと２５年後、大きく変わってしまっているかもしれません。そのような変化もあるかもしれないことを期待しつつ・・。　「退職年齢：８０歳」を目標にしてみると、いろいろな未来、チャレンジとリスクとがあるように思えました。それにしても、老害、老醜をさらさないようしっかり心得、気をつけねばなりません。今はこんなだけど、長い目でがんばって生きよう！と思います。※写真は、１月１日、80代の祖母を連れて徒歩で登った愛宕山・愛宕神社から見た福岡タワーなどの風景です。退職年齢80歳にあやかれるよう、入れてみました。

  2005.07.17

• 気づくと２週間も・・・

  お、気づくと２週間もblog書いていない---。これからさかのぼって書こうっと!この楽天のblogを開設して公開しはじめたのが２００４年７月１８日。つまりもうすぐ丸一年です。この1年を振り返ると、最初はのどかに食べ物の話なんかから始まって、冬から春、夏とだんだん仕事で追い詰められていったくだりがいろいろ記録してありますねえ(なに客観的になってんだろ・・)。…………。楽しいこと、うれしかったこと、趣味などなどを書きこみ、どこかしら明るい元気の出るblogにしていきたい、という気持ちはもともとありました。しかし昼間(?)、過剰なまでに読者(とお客さん)を意識さぜるを得ない媒体の制作を職業としているため、反面でblogはプライベートな媒体にしてあまり読者を意識したりして書かない、これは日記だ!記録だ!と当初から決めてかかってい部分もあり、結果なんか今の形になりました。それにしても１年に１回、それも数行しか更新しない「私のホームページ(あるんです、一応)」に比べると、１年毎日じゃないけどそれなりにupし続けられたのは・・・記録したという自己満足の場というより、読んでいただいた方の反応やコメントをリアルタイムかつダイレクトにいただき、励まされたり、考えたり、前に進んだり、私にとってはそんなコミュニケーションの場だったからだと思われます。ほんとありがとうございます。それにしてもblogという仕組み、つうかサービス?は、1年前はまだあんまり参考になるblogはなかった・・ような。企業のwebサイトに社員や社長のblogが付いたり、bbs感覚でマスメディア系webサイトにblogが組み込まれるなんて、かなりのメジャー化だと思います。これからもblogやSNSやらのなりゆきを見ながら、時に巻き込まれたりもしながら、webのさまざまな行く末をちょっとちょっと楽しんでいきたいなあ、と思います。

  2005.07.16

• おそるべし事件の日！？

  ※今からちょうど一週間前のことです※印刷所への入稿日という重いハードルをみつめながら、朝から、ＦＡＸと自分の机とを、行ったり・来たり。えっと、うろうろしているわけじゃありません！机で校正をしては、ＦＡＸを流し・・・という繰り返しだったのです。お昼時、召集がかけられ、わが社全スタッフが一同に会した。ランチ（カレー）を食べながら定例ミーティングが繰り広げられた。しかし、今回はいつもとなにかが違う。食中毒になりそうなくらい、過剰なまでに暗雲が立ち込める、毒気のある雰囲気、そして内容のように受け止めた。（作った人には申し訳ないが、カレー自体はおいしかったので。問題はミーティングの内容に入っていた毒である！）このミーティングがわが社の「南青山・毒吐カレー事件」！？とならないことを心から望むばかり。毒気にあてられて、この日以降、具合が悪くなったり、気が沈んだり、はたまた躁病のごとく会社を飛び出したり、髪の毛に異常が見られた姿の人をみかけたとか、みかけないとか・・・。さて、１９時ごろ、すべての入稿までの準備を終えて、ようやく解放された。しかし来週あけにまた再入稿の大波がやってくる・・・。油断大敵。あまりの解放感とそして空虚な気持ちに呆然としたまま、私はレイトショーの「宇宙戦争」を見に行った。とても怖かった。。※そしていま、油断大敵の再入稿の前々日になりました。私も危惧した「南青山・毒吐カレー事件」の余波はじわじわとひろがっています。これからどうなるんだろう、もっとおそろしいことが起きなければいいが、と願うばかりです※

  2005.07.13

• 援軍、現る!?

  なんかよくわからないのだけど、突如味方になってくれたP職の人がいて、うまく伝えきれない私の代わりに、社長を説得。「周囲から仕事の負荷をかけられて黙々とやっていたらば　心身ともに不調になった。ついては、助っ人を送り込んで現場がとまらないようにしよう」と動いてくれた。ありがたや。さすが、やる時はやる、ですな。さていつその助っ人が来るのかは知らないが、緊急対応で即手配、と口約束してもらった私は、とにかく粛々と毎日を送ることに決めた。もう気持ちは行き着くところまで決意し腹も決まっている。どうなろうと静かに観ていよう。しかし、やっぱり限定つきで。その即手配がさすがに９月の声を聞く頃になってもこないようなら見切りをつけようか・・とは思う。また、私の現場用に手配してくれた人を、他の人がむりやり横取りしないとも限らないし(これはわが社のお家芸なので)。とかとか、そういういくつかの心配ごとはあるのだが。私はこういう時にとかく人を信じなさ過ぎるからとにかく、やるべきことをやって、健やかに暮らそう。援軍をありがたく思った気持ちだけは忘れないでいよう。それはそうと、今日初日の「宇宙戦争」、私はトム様を観にいきたくてたまりませんでした・・。う、ちょい元気戻りつつあるかなあー。ちなみに今週末は函館→稚内にいきます。夜景写真に挑戦し、おいしいものを食べて、愛猫Mちゃんに悩みを聞いてもらいます。

  2005.06.29

• 旅はまだ終わらない!

  ここのところ疲れていて、集中力は落ち、覇気もない私。専門家から「職場を変えること」をすすめられてしまったし。私はこのことを私の編集人生の最終ゴングととらえるべきなのか、大いに揺れていた。私は、、思った。なんのために東京まで出てきたんじゃーと。もちろん編集人生のためだけではなかった。他にも2つか3つか欲張りな理由があった。その中にはいまだ手をつけられていないものもあるが、やりたいことはそれとなく実行してきたのだ。うまくバランスをとって、やっていけるつもりでいたんだが。真心を捧げたつもりのプロダクションにツブされ間近までコキ使われるとは!・・!!以前から、こんな稼業は性質的に肌が合わないのではないか、と周囲から心配はされてきた。こんな稼業に染まったばかりに、本来なら出会うはずもなかったアケシゲな人とか、アブナゲな人とか、人生強制終了がかかってしまったような人たちも、出会ってきた。そのたびにびっくり!!とリアクション大きい私だった。自分のことは棚にあげて・・。でも、私みたいな地味イでどんくさい、ちょいガーリーな編集者だっていていいと思うんだ。この際、まったくの異業種に１からまた入ってみるのも楽しいと思う。多少安くても労働環境のよいところならいい・・・・。けれど、やっぱり思う。「なんのために東京でてきたんじゃー」!?ええい、「初めての出会い」に執着することなく、次へ次へ進むのだ!ドンドコドンと、太鼓の音が聞こえてくる。おそらく私は"さすらいの編集者"となり、これからもいろんな現場でいろんな思いをする方向に行くのだろう、と思います。これからも労働問題とか、個性豊かな同僚との小競り合いとかあると思うけど、体当たりでいけるところまでいってみようと思います。まだ誰のことも知らない、誰からも知られていない無名のジミ編だけど、願わくば「東京の出版」のことならやつにきけ!と言われるくらい、誰より詳しくなるっていうフィールドで、ひとつの場所にはこだわらず、ひたすら編集剣士として、背中に背負った剣(スキルと心)を磨いていこうと思います。※写真は日本最北端・宗谷岬から見たサハリンの陸地です。

  2005.06.27

• さすらいか?廃業か?

  いきなり物騒なタイトルですみません・・。あと中身もかなりシモネタです。火曜日:最後の修正をしゃかりきになって反映する水曜日:月刊誌の再入稿日。オフィスにはひとり、いろんな電話がかかってきた。　　　そのほとんどが私にも会社にもあまり大事でないこと。木曜日:印刷所での検版、引き続きお客様との打ち合わせこの火曜日から木曜日の間に、私の心身に異変が起こったらしい。木曜日の朝、「印刷所の検版、引き続きお客様と打ち合わせ」を思い描くと、なぜかトイレにいきたくなり、入ったっきり出られない。さあ終わった、と出発しようとするが、また逆戻り・・。下すだけじゃなく、ウグッと込み上げてくる胃液もある。かなり気分がよろしくない。しょうがないので、午前中は自宅作業でたまっていた書き物を片付けてデザイナーに送り込み、午後になんとか現地の印刷所に行き、つとめは果たした。が翌朝金曜日、昨日の打ち合わせをよくよく振り返って考えてみると、理不尽な要求ばかり。これまでは、それでも予定表をつくり、スタッフを調整して、自分の時間も最大限使って対応してきた。今回もそうするしかないか・・と思ったとたんに、額のあたりに暗雲が立ちこめてきた(イメージ)。こんなメンタル&からだのコンディションじゃとうてい無理がきかない。会社に着くと、私あてではない電話が間断なくかかってくる。かつて５人いたスタッフ、いま席にいるのは、私１人だ。私がとらなきゃ誰がとるのか。やらなきゃいけないことを片付けた夕方、私は専門家に意見をあおぐことにした。専門家のアドバイスは、「すぐに職場を変わること」。まだ元気があるうちに、気力が少しでもあるうちに、でないともう働けなくなるほど壊れてしまいますよと。たしかに私の気力は１ヶ月前に比べてかなり減退していた。注意力と集中力は、この1週間ほどありえないほどひどいレベルにあった。それが自分でも「おかしい・いつもと違う」と気付いたきっかけでもあった。アドバイスを受けた当日は、気持ちの整理がつかなかったが、やはりそうするしかないかも、と今は思う。定住するために選んだ仕事・職場だったのだけど・・。希望は捨てていないし、目標もある。そこにたどりつくためになんとか生計をたてていきたい。それには、「さすらいの編集者」かそれとも「ITジプシー」か、どっちかなーと、お手玉をするように考えている。

  2005.06.26

• 私も出ました「今まで本当にありがとう」

  マイミクKassyさんの日記でみかけたあなたがつぶやく最期の言葉http://marylou.m78.com/lastword/ を私もやってみました♪結果は、私もKassyさんと同じ最期の言葉は「今まで本当にありがとう」でした。あとの中身は全然違ったけど!推定年齢88才、っていうのがちょっと嬉しかったなー。以下、詳細。----------------------------------------------今まで本当にありがとう。 娘家族にみとられながら、ぼんやりと先立った夫を思い浮かべ...（推定年令：88歳） あなたの総合運★★★★ 明るくて、誰に対しても分け隔てなくつきあうことのできるあなたは、常に豊かな人間関係の中にいることでしょう。しかし一方でストレスに弱く躁鬱が激しいという一面も。でも精神的に不安定になったとしても自身の豊かな人脈に支えられ、あなたなら乗り切っていけることでしょう。 そんなあなたの最期はごく自然にやってきます。小春日和の続く時季、あなたは風邪をこじらせて病院へ。年齢が年齢なだけに回復は遅く、あなたはの体力はゆっくりと、しかし確実にに奪われていきます。そんな知らせを聞きつけ、あなたの旧友や娘、その家族があなたのもとに駆けつけますが、その甲斐ものなくあなたの最期はやってきます。そしてあなたはぼんやりと先立った夫を思い浮かべ、娘の手をとりこうつぶやきます。『今まで本当にありがとう』あなたらしい最期ですね。 あなたの仕事運★★★ 礼儀が正しく、初めて会ったひとにたいしても臆することなく向き合って話ができるあなたのその態度は、上司や同僚から好感をもたれそうです。しかし、おだてにのりやすく、ついつい調子のよいことばかり言ってしまうところも。悪気はないのでしょうが、後々、自分で自分の首を絞めるな発言はやはり慎しんだほうがよいでしょう。 あなたの金銭運★★★ あなたの金銭運は、ずばりふつうです。それなりにお金が入ってきて、それなりに出ていくことでしょう。しかし金銭感覚のバランスは悪くなく『自分の収支に合わせて上手にやりくりする』ということを意識すれば、お金を着実に貯めることができるタイプです。まあ、お金が貯まるも貯まらないもあなた次第と言ったところでしょうか。 あなたの恋愛運★★★★ あなたは一緒にいて安らぎを感じる男性にに魅力を感じるタイプです。あなたの恋は、男友達のふとした仕種や優しさがきっかけとなり始まることが多いことでしょう。しかし、どこか恋愛に対して臆病になってしまうところがあり、なかなか相手に気持ちを伝えられなかったり。時には大胆にアプローチしてみると面白い結果が返ってくるかもしれませんよ。 ラッキーワード 『それは心の持ちようかもね』　(秋風に前髪をなびかせ遠くを見つめてつぶやくとラッキー度、更にアップ！) ---------------------------------------------------------

  2005.06.21

• 幸せについて考えてみる

  　少し遠くの町まで、先日出産したばかりの仕事の先輩とその赤ちゃんに会いに行く。途中、ベビー用品の多く安く取り扱っていることで有名な店で、新生児用の肌着を購入。ネームいりあぶちゃんは次回にパス。なにしろまだ名前がつけられていないのだ。しかし、私はこのテの店にはなれていなくて、陳列のセオリーがわからず、選ぶの自体が大変だった。また、集中レジとかいう縦列型レジの前でおとなしく並んで待っていたところあいているレジに一瞬気づかずにいたら、列に割り込まれた。(たぶん)私より若いおばさんが、子供の手をひっぱってずかずかと私の前を歩いていき、先に勘定をすませていた。・・そういうのに当てはまるのか知らないけれど、即座にすれっからし、という言葉が浮かんだ。あいてますよ、とか、先にいいですか、とか声をかけてほしいというのは、赤子的世界では通用しないセンスなのかもしれない。子育ては戦場なり?　さて、先輩の入院している病院へ。個室は小さめのホテルの一室のようにきれいで、そこに先輩夫婦とあかちゃん、ふたりのお母さん(つまりおばあさん)が詰めていた。明るいムードでいっぱいだった。赤ちゃんは男の子、すやすやと眠っていた。そして、ときおり、大きく伸びをする。小さくてちょい赤めの肌。ああ、先輩と一緒に神田とか夜の原宿を歩いている時、この子もおなかにいて一緒にいたんだなー、としみじみする。先輩は(とその夫も)産後で疲れているようだったが、お母さん(おばあさん)たちが元気いっぱい。輝いているお母さん(おばあさん)たちの笑顔を見て、ああ、おばあさんになって本当に嬉しくてたまらないのだなあ、と自然に思う。そして同じ年代とおぼしき私の母のこんな顔を久しくみていないと思った。いや、一度だけ母のそんな表情を見たことがあった。私がとある企業の創業に加わり、仲間と福岡市の一等地にあるベンチャー施設に入居でき、仕事もわりと忙しくしていた頃、母がいま街にいるから会わないと電話してきた。仕事中だったから母をセキュリティのしっかりしたオフィスに通し、おそらくブランドものの家具の入った施設の仕事場を見せると、母の顔がぱあっとほころんだ。喜んでいた。初めてみるタイプの笑顔だった。それは、ある種の達成感の表れだったのかもしれない。その表情は今日、他のお母さんたち(いえ、おばあさん)の顔の上にありありと浮かんでいた。幸せでたまらない、その一瞬の表情。　家に帰る途中、今日みたものをいろいろと頭の中で整理していた。そうして私の人生は私だけの責任で済むものではない、ということを改めて思った。血や土地や縁で、つながりあった先に私という人の幸福が成り立っている。誰かを喜ばせたいからなにか行動を起こすのでなく、自らが幸せを求めることで、まわりの人をも幸せにしていくこと。幸せとはそういう、自己完結型では成り立たない行動の結果、なのではないだろうか。※写真は、「こんどこそ」で紫陽花を撮影。毎日通いなれた道が、いきなり「紫陽花の林」のようになっていることに気づいた。背の高い紫陽花の群れが大挙して花開いていた。去年もこうだったのか、まるで思い出せない。

  2005.06.19

• 幸せな知らせ

  仕事上の先輩の、赤ちゃんが生まれた。打ち込んでいた仕事を中断してでも子供を産んだ先輩の、悩みとか奮闘とかをこの一年半以上垣間見てきたから(これからがまたまた大変なんだろけど)、ひとまずおめでとう!!!と何べんも言った。母子ともに健康でなにより。今日は一日、自分のことのようにうれしかった。日曜日には先輩とその赤ちゃんに会いに行く。いまからわくわく、楽しみ。私の定番・ネーム入りあぶちゃんをプレゼントしたかったのだけど、まだ名前が決まってないらしい。もうひとつ、先輩が出産したその同じ町で、同僚が新生活をスタートする。そのお祝いも用意せにゃー。幸せラッシュに、ボーナス(出るのか!?)前の私の財布がチョイ寒い。

  2005.06.17

• 楽観はしない、これからが正念場

  仕事の現状について、社長との面談の時間をもらった。依頼先とのこと、代理店とのこと、現在のオフィスにつめているスタッフの稼動こと、今度やめることになったスタッフのこと、激しくなく、淡々と話した。それについて社長の考えをきかせてもらった。今後のわが社のすすむべき道についても、先日のミーティングでもでていたのだけれど、私にもわかるように話してくれた。異存はない。あと一息、がんばってみようと思う。そして、なにか見えてきたら、それはとても素敵なことだと思う。

  2005.06.16

• 愛憎入り混じった仕事関係？

  今日は世にも重い気持ちで出社。夜もなかなか眠れず、朝は新聞も読む気もなく、朝食も食べなかった。仕事上のストレスが極度に高まっている。朝、メールボックスとＦＡＸを観ると、夜遅くと朝早くに依頼主から連絡が来ていた。挑発にはのらず、粛々とできることからやっていく。午後、やはり重い気持ちのまま、お気に入りの持ち帰りカレー屋でランチを買い、食べる。同僚○○さんもぱんぱんに膨れた顔（失礼、彼女もきっと寝不足とストレス過多）でいまどんなに仕事が辛いかを言っている。私の気持ちはどんどん重くなる。声をかけてあげたくても、私の口から出てくるのも辛い・厳しい・耐え難い・・・ばかり。午後の仕事が始まった頃、珍しい訪問者があった。いつも忙しくしているライターが別の打ち合わせで来社。待ち合わせ時間より少し早めに来られたので、話をする機会があった。来月号の企画の話から、最近やってもらった取材の話にとぶうちに、話は私と依頼先との関係性の緊張についてに及んだ。ぶっちゃけこうなんです、という話をすると、依頼先の方のキャラクター問題はあるにしても、遠方取材の際の移動中に依頼先の方が、「いつも忙しくさせてしまって申し訳ない。あなたにはとても感謝している、って言っていたよ」とライターは教えてくれた。「まじで」、と。その言葉をきいて、小さなわだかまりのたび重なりからできた気持ちのしこりがすこしずつほどけていったような気がした。後日談：この後、18時から予定していた会社の全体ミーティングが一時間遅れでだらだらと19時から開始。内容のない、そんなの個別でやってくれ、という身内の確認がその後2時間強続く。。こっちは入稿前日っだっーの！！！怒りを見せないようにするのに努力したので余計疲れてしまったよ。

  2005.06.15

• 食べ過ぎ注意報

  昨日は、やるべきことを済ませて１５時すぎに退場。土日稼動のつりあいをとるためだ。帰って、遅い昼ごはんをお腹が痛くなるまで食べてしまった。そして仮眠。夜中一度起きて、用事を済ませて就寝。そうやって合計１２時間近くも眠っておきながら、翌朝、まだ眠い。とりあえず、頭は動いている。身体が重くてしょうがない（だいたい、太りすぎなんです）。午前中、夜９時以降（←なんでこんなに遅いのよ）に来ていた仕事依頼先からのＦＡＸを手に、片付ける。「なんでこんなに遅いのよ」という気持ちが抜けないでいると、くだんのお方からご連絡が。昨日早あがりしたことについて、「大丈夫ですか、体調には気をつけてくださいね」と言われる、体調が思わしくないので帰る、という内容で伝えていたからだったが、その心遣いがひねくれた気持ちにさらに刺さった。本人は優しい言葉をおかけ遊ばしていらっしゃるおつもりらしい。冷静に、「ええ、こちらは土日の作業が発生しましたでしょう？疲れが出ましたので代わりにお休みをいただいたんです」と伝える。が、伝わらなかったらしい。なおも「気をつけてくださいね」といわれる。・・・・向こうはせいいっぱい、いたわりの気持ちを伝えようとしているのかもしれない。私は、そう思うなら、通常の営業時間に仕事が進むよう、がんばって言葉でなく形で示してほしいものだ、と思う。そもそも、延長作業料金が支払われ、週末時間外手当が出ていれば、こんなに私が個人的悪感情を抱くことはないのだろう。カラオケショップでもレストランでも、お客相手の商売には必ず、時間とお金がつきものだ。が、なぜ、制作の仕事は、時間とお金が正反対の状態になってしまうのか。つまり、手間がかかる→単価がお高くなるのでなく、手間がかかる→単価がお安くなるのはなぜなのか。見積もりの立て方、値段のつけ方、商売のやり方・・もろもろがいびつだからそうなるのか。生まれ、育ち、学歴、コネそしておカネで形成される営々たる東京の出版業界ヒエラルキーも、そこに仕事を依頼する縦割り大組織の大企業様にも正直、コリゴリ・・・って感じィ。そしてまた、昼ごはんを食べ過ぎてしまった。お腹が痛い---！！

  2005.06.14

• 日曜日の夜～月曜日の朝＝仕事のゴールデンタイム？

  日曜日。六本木の夜から一転。昼まで一度も起きあがることなく熟睡。午後、掃除、洗濯・・など。そして合間に日記も書く。毎日つづがなく暮らすために最低限しておかなければいけないことがたまっている。がんがん片付ける。気持ちがいい。やっと「自分の時間」が取れた頃は暗くなりかかっていた。ビデオに録画していた「リリィ・シュシュのすべて」を飛ばし飛ばし観る。そして続けて「花とアリス」を２度見る。日本映画専門チャンネル放送分と録画分とを。「花とアリス」、率直に言って「長い」と、まず思った。登場人物は面白い。映像に独特の透明感があるシーンがたくさんあり、観ていて楽しかった。特にラスト近く、アリスがオーディション会場でバレエを心ゆくまま踊るシーンは、静かであるが躍動感があった。表情もよく、音楽もよかった。夜もかなりふけたころ、原稿書き・資料作成の仕事を開始。終わったのは朝方。一週間、この調子で戦っていけるのか--こりまくりの肩をたたきながらちょい不安な、月曜日の朝を迎えていた。ここのところ、このパターンで時々やらざるを得ない。日曜日の夜～月曜日の朝＝仕事のゴールデンタイム？フリーでもないのに・・んなわけないだろ、と切ないかぎり。

  2005.06.13

• 仕事だけの毎日？でも・・

  明日も朝から仕事だ・・。気がつくと、いつのまにか今月も仕事の修羅場が始まっていた。金曜日の１８時をまわったとたんに電話ががんがん鳴るっ・・てちょっと悲しい制作プロだと思う。電話とるスタッフがいないのでひとしきり、原稿の手をとめて電話番と化していた。電話がちょっと収まったので、夜のおともを買いにいった。朝から食べたかったかっぱえびせんとダースを共有デスクに広げて、好きなだけカッ食らう・・・。私の前には、真っ赤な校正ゲラ。様々な資料が山積み・・。修正ペンで白く汚れた指に、すっかりはげてナチュラルメークどころかてかりだしたお顔・・。悲しい姿である。でも今日は、ふたついいことがあった。朝、机の蛍光灯（ちょっと身体を反らさなければいけないやつ）を変えようとしてじたばたしていたら、同僚が手を真っ黒にしながらかわりに変えてくれた。男の人はなにはできなくても（失礼）こういうところがさっとできれば、すごく感謝されると思う。私も同僚に感謝した。そしてお礼に、彼の週末のデートの戦略について一緒に知恵を絞って、アイデアをすかさず提供した（役にたつかどうかは別にして・・）。もうひとつは、憧れの人の美点にまた気づき、うならされたこと。その人の鮮やかな生き方に、私はとうていついてはいけないが、人となりに触れるたびに私も負けずにがんばろうと思う。私のちっぽけな人生に偶然訪れただけの出会いかもしれないが、それでも感謝している。ここのところ特に仕事だけの毎日だけど、そんな中にも楽しみや哀しみはそれなりにある。それらひとつひとつを味わって楽しんでいきたい。

  2005.06.10

• 「引退」したら・・

  昨日、仕事に疲れて夜道を歩いている時にふと思った。「引退したら自分が本当にしたいことはなんだろう？」別に60歳とか決まっているわけでなく。引退できたら--なにをする？私は小学生の時から古いものが好きで、育った土地から遺跡が発見されたことにも刺激を受け、長いこと考古学者（しかしこの言葉をどこで覚えたのだろう）になりたい、と思っていた。もちろん、子どもの頃の夢はもうすでに失笑ものでしかない。しかし「引退」ということを考えた時、真っ先に浮かぶのが、世界中の遺跡を旅してみたい、ということだ。これには相当な資金が必要だ。もうひとつ、「引退」したらやってみたいことがある。昭和初期の女流作家の書いた、私が大好きなとある小説「●●●」には、失われた、未発表のピースがたくさんあるらしい。その完全版をもとめて、失われたものはなんだったのか、なぜどのようにして今の形に編集されたかを調べたい。仕事が辛くて生きるのが切なくなったときに、私にはいくつかの「良いイメージ、気づきのイメージ」を頭の中で再現する、ことで、何回か乗り越えてきた。次は、これらの「引退」の夢も、そのイメージ群に入れて、考えてみることにする。「この先、生きていてもなにかいいことがあるのか」、という気持ちを打ち破るべく、遠くを、思い切り遠くを見つめるのだ。仕事。。今は、勝てなくても負けたくない。いつかストレートに勝ちをねらっていけるよう、今は絶対に現状の瑣末でくだらない現象に負けたくない。行動あるのみ。信じて動くのみ！

  2005.06.09

• イタイ気持ち

  5月の終わりからずっと「イタイ」感じが続いている。身体ではなく、心が。正直いって、これは自尊心が傷つけられた感じの痛みだ。どこかでぐさりとやられたらしい。この痛みを和らげるには、ちょっと時間がかかりそう。なにかすぐきく方法で紛らわすのでなく、直るのをゆっくり見守ろうと思う。たとえ、傷口が残っても。痛いと思ったり、いま血が出てるなー、あ、かさぶたついたと、気づく気持ちは大事にしたい。鈍感にはなりたくない。敏感すぎるのも困るけど・・。

  2005.06.08

• 自分の中のしんじつ

  怒濤の５月が終わり、ようやく６月に。こんなに悩ましい「5月」はこれまでなかったと思う。。仕事とプライベートの問題がこれまでは別々に感じられていたのに、ほぼ同じ勢いで同じような側面から、そこ変わらなきゃ前ら進めないよと促された。正直、びっくりし、重かった。右往左往している中で、見えたものは人と人とのつながりの大切さ。ありがたかったのは、私が行動を起こそうとする時に、まわりの様々な人たちが手助けし、背中を押してくれたこと。友人・知人・親しい関係になにかを期待して動いていたわけではまったくないのに、あてもなくやっていたおせっかいも、気持ちさえ正しく相手に伝わっていればいつかなんらかの形でかえってくるんだ。善意や好意って大事。あらためて、それはそれは身に染みてわかったひと月。「人を変えようとするより、自分を変えよう。そして譲れないところは素直に認めよう」困った時はそこに戻って切り抜けつつ・・。本当に変われたかどうかはまだわからないし結果も出ないけれど、あの5月をなんとか乗り越えて、この雨の６月に立っていられたということは、自分の中の真実です。

  2005.06.02

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