【読書メーターでまとめ】9月は18冊でした。初めて読んだ芦沢 央さんの本がよかった
一番面白かったのはこちら。高校生息子も面白がってました。汚れた手をそこで拭かない [ 芦沢 央 ]2021年9月の読書メーター読んだ本の数:18冊読んだページ数:3107ページナイス数:197ナイスhttps://bookmeter.com/users/85325/summary/monthly■侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)日経新聞のディストピア小説特集で紹介されていた本。うん、確かにずっと暗かった。とある政府が出生率の低下の打ち手として、「政府の高官たちは(略)出産能力が証明済の女性を自由に選ぶことが」できるようにした。その妊娠の「儀式」もまた特異なんだけど。ただ、この「身分で分ける」「侍女たちを管理するのは同じ女性」という構図は、きっと効果的なんだろう。日本の士農工商や、五人組や、あとがきでも触れられていたナチズムを思いだした。この小説の設定は極端すぎるが、でも日本の夫婦同姓や配偶者控除もある意味似ているのでは?図書館本読了日:09月04日 著者:マーガレット アトウッド,Margaret Atwoodhttps://bookmeter.com/books/401943■管理職はいらない AI時代のシン・キャリア (SB新書)よいかのか悪いのか、タイトルと中身がずいぶん違った。中身を正確にいうと「AIの知識がない管理職はもういらないから、AI人材基礎スキルを身に着けよう。当社でそういう講座やってますから」だった。もちろん読んで勉強にはなったので無駄ではなかったが、とにかくタイトルとの不一致が著しかった。なんとなく頭の中では「AIが発達して活用できれば、人は人じゃないとできない業務に集中できる」と理解はしているが、じゃあ具体的にAIってどんなのがあって何ができるの?と言われると言葉に詰まるレベルの私。勉強するかあ。図書館本読了日:09月04日 著者:野口竜司https://bookmeter.com/books/17520673■図説 英国ティーカップの歴史 増補新装版: 紅茶でよみとくイギリス史 (ふくろうの本/世界の文化)紅茶の話自体は今まで読んだ各種の本より目新しいものはなかった。とにかくカップ!カップにこのような歴史と、種類があるとは知らなかった。特にハンドルの形状には驚き。そして、美しい、、、。現代のフラワーハンドルも素敵。私にとって紅茶は日常過ぎてマグカップでがぶ飲みなのだけど、若干反省。いまあるソーサーとのセットは、超シンプルな白。うーん、一組くらい超こだわって素敵なのを買おうかと思うくらい価値観が変わった一冊。渋谷で「デミタスカップの愉しみ」という展覧会を今まさにやっていて、行きたくなってしまった。図書館本読了日:09月04日 著者:Cha Tea 紅茶教室https://bookmeter.com/books/14138830■ワンダフル・ライフなんで知った本か忘れてしまった。が図書館の予約が回ってきたので読んでみたら面白かった!語り手も変わるし、結局どこが本筋で、どこが創作部分かよくわからなかったけど、とにかくおもしろくて一気読みした。実際問題身近に障がい者がいなくて介護の描写とか全くの無知で読んでたのだけど、綺麗事だけでもなく、でもリアルだけでもなく多少のファンタジー要素もあって、なんかバランスがよかった。新しい世界を知れた。やっぱり本はよい。図書館本読了日:09月04日 著者:丸山 正樹https://bookmeter.com/books/17432488■覆面アーティスト バンクシーの正体都内のバンクシー展の特集番組をみたら面白そうだったので図書館で。そして、作品も面白いけど、アートとは何だろうか、と考えることになった。今の「アート」って保存されて、「よいもの」と価値を評価されて、その価値が価格になって、、なのだけど、バンクシーの作品には消え物、または消される可能性のある場所に描かれた物があり、それは保存も、価値を測るのも難しい。でも、最初の「絵」ってそうだったんじゃないのかとも思う。フェルメールの牛乳を注ぐ絵もパン屋の看板だったというし、(続く)読了日:09月11日 著者:https://bookmeter.com/books/18272026■オードリー・タン デジタルとAIの未来を語るいまさらだけど、話題の人なので本読みたいなあと思ったらaudibleにあったので聞いてみた。こういう本って良い面中心に書くと思っているのでこの本の情報だけで「台湾に比べて日本は!」って言うつもりはない。それでもやっぱり思ってしまう。日本にはない景色があるんだなあ、、と。一番印象にのこったのはピンクのマスクの男の子の話と、記憶だけど「私は今は無性別です」と言っていた箇所。なんかもうほんとに「ジェンダーフリー」だなあ。「マスクは白」って言ってるような学校がある日本、夫婦同姓とか言ってる日本って何なんだろうか。読了日:09月12日 著者:オードリー・タンhttps://bookmeter.com/books/16613827■図解 やさしくわかるうつ病からの職場復帰―復職を成功させるポイント同様のケースを迎え入れることになったので予習。「報連相をかかさず、少しずつ任せる仕事を増やす」「復帰から4ヶ月目からが危険な時期」が参考になった。「できたことに目を向けるようにする」は、うつじゃなくても精神衛生上よいのでは?と思った。他の人にも取り入れようか。図書館本読了日:09月12日 著者:https://bookmeter.com/books/9343691■70分でわかる ロミオとジュリエット ~シェイクスピアシリーズ1~ちょっと教養として押さえておこうか、ということでダイジェスト版かつオーディオブックで。さすがにこの話はあらすじ知ってた。audible 読了日:09月14日 著者:William Shakespearehttps://bookmeter.com/books/11725247■神話の絵画史北欧神話の本を読み、絵が見たいよね、と思い図書館本。北欧神話はおまけくらいの量だったけど、まあ楽しめた。やはりカタカナって罪深い。マーベルの映画では「ソー」。この本では「トール」、前の本ではたしか「ソール」。別人かと思ってしまう。「Thor」と書いておくれ、とも思ったけど、それは日本神話の神様をアルファベットで書いて欲しいと言ってるような物か、と思い止まる。難しいー。読了日:09月18日 著者:https://bookmeter.com/books/17244957■60分でわかる ヴェニスの商人 (-シェイクスピアシリーズ2-)シェイクスピア第二弾。が、集中できず理解できず。再挑戦するつもり。audible 読了日:09月18日 著者:ウィリアム シェイクスピア,William Shakespearehttps://bookmeter.com/books/3339815■汚れた手をそこで拭かない面白かった!一気読み。確か、読書メーターで知った本。昔の赤川次郎にハマってた時を思い出す面白さだった。日常にありそうなヒヤッとする怖さ。「埋め合わせ」の焦り感と、「ミモザ」の怖さがたまらないー。他の作品も読んでみよう。図書館本読了日:09月18日 著者:芦沢 央https://bookmeter.com/books/16440662■60分でわかるハムレット~シェイクスピアシリーズ3~教養身に着けようシリーズ。効果音と語り口調で面白く聞けた。それにしても結果的に関係者はみんな死んでしまった。大奥並みのドロドロさだった。事実は小説より奇なりというし、ある程度現実だったんだろう。audible読了日:09月19日 著者:William Shakespearehttps://bookmeter.com/books/11725245■砂の家 (角川文庫)現在と過去が交互に描かれて、どちらも先が気になる!という感じで面白くて一気読みしたけど、終盤が今一つで最後は消化不良。。弟の動機が弱い気がするんだよね。。。。そこまでするかな、と思ってしまう。あと、お父さんも置いてきちゃうかな。食品業界で仕事している身としては、「家族での食事」「おいしいものを食べる」ことの価値を都度都度描写するところは非常に同意した。図書館本。読了日:09月19日 著者:堂場 瞬一https://bookmeter.com/books/17331326■BANKSY バンクシー ~ 覆面 アーティスト の謎 (時空旅人別冊)寺田倉庫の展覧会に行きたいなーと思ってるので一応予習。これを読んで、去年の予定が延期されてたんだ、と知った。作品を見てて思うのは、単語が分かってもメッセージが理解できるわけじゃない、ということ。もちろん日本語でもそうなのだけど、文がわかり、背景がわかり、そしてようやくメッセージが理解できる、ってことなんだなあ、と。やっぱり行きたいけど、土日に電車に乗る気にならないのがネック。図書館本読了日:09月23日 著者:https://bookmeter.com/books/16226804■Level 3: Marvel's The Avengers: Age of Ultron (Pearson English Graded Readers)今月の英語の本。映画でみたのでイメージはあるから、ストーリーはわかる。むしろ要約な感じ。もちろんアクションシーンは文字にはしにくいし。最初の戦いシーンはまるっと省略されてるので、キャプテンアメリカの「language !」とか、Black Widow がHulkを宥める?シーンはないのがもったいない。ああいうシーンって、直接ストーリーに影響しないけど人の描写として重要なんだということがわかった。分からなくて調べ単語はsped, tissue , cradleくらいか。次は何を読もうかな。図書館本読了日:09月26日 著者:Kathy Burkehttps://bookmeter.com/books/14571619■エレジーは流れない高校生の日常をつらつらとつづった話、というところ。二人のお母さんのあたりは「おっ!?」と思って面白く読んだけど、それ以外はつらつらとしていて、自分にはいまいちだった。好みの問題なので仕方ない。私は小説には毒と現実逃避を求めているんだろう。温泉街で、高校生たちが家業を手伝っている描写は面白かった。そういえば観光地に行ったときに入った定食屋さんみたいなところで、お昼運んでくれた小学生がいたなあ。自営業っていうのはこういうことなのか。図書館本。読了日:09月26日 著者:三浦 しをんhttps://bookmeter.com/books/17652699■50分でわかる マクベス (-シェイクスピアシリーズ5-)これまた効果音ありで劇的。なんだけど、ストーリーはよくわからなかった。3回聞いたけど、、、王を殺して、良心の呵責に耐えられなかった、っていう解釈でいいのか?audible読了日:09月26日 著者:ウィリアム シェイクスピア,William Shakespearehttps://bookmeter.com/books/6379708■50分でわかる夏の夜の夢~シェイクスピアシリーズ4~子供たちが小学校のころの学芸会でやってるクラスが何回かあったよね、、あらすじ分からないけど、と思って聞いてみた。聞き始めてから、ガラスの仮面でマヤがパックを演じてたやつか!と思い出す。これはもうドタバタ笑劇という解釈でいいかな。audible読了日:09月26日 著者:William Shakespearehttps://bookmeter.com/books/10799723▼読書メーターhttps://bookmeter.com/