ウェイトとノン…
昨日、うちの母親がシンガポールから帰ってきました。というのも、僕の弟くんはずっとシンガポールへ海外出張しているのですが、奥さんが二人目を妊娠されて向こうの無痛分娩で産むということで、その間に一人目の面倒を見に行ってたのです。ちなみに奥さんは当然日本人なのですが、一人目のときに日本で長時間陣痛が続いた出産がトラウマになったみたいで、二人目はシンガポールで流行っている無痛分娩をしてみたいと言ったとか。言うのは簡単なのですが、現実問題として奥さんが入院しているとき仕事を休めない弟くんに変わって誰が一人目の面倒を見るかということで、急遽うちの母親がやり玉に挙がったために行ったというのが事の顛末。僕も詳しくは知らないのですが、本来なら無痛分娩では陣痛促進剤を打つんだそうですが、たまたま奥さんに陣痛が来たそうで促進剤を使うことなく無事に二人目の子が2月14日に生まれたという電話がうちにも当日かかってきました。そんなこんなで母親は奥さんが出産する前から帰ってきて落ち着くまでの1週間ちょっとをシンガポールで過ごしたわけなのですが、母親がシンガポールで面倒みている間、たまに父親に生存確認の電話をしたりしていたので感謝の電話がかかってきて少し話していました。当然、英語も出来ないどころか身寄りも、ましてや知り合いすらいないシンガポールで母親は一人目の子とずっと遊んでいたそうです。ちなみに一人目の子は今年の4月で2歳になるのですが、母親が何かしようとしたらウェイトと言い、気に入らないことがあったらノンと言うそうで、それを聞いた母親はこの子までまさかの英語!?とくらっとしたそうなのですが、母親ウォッチングによると他にはパパとマミーしかしゃべれないそうです。で、何でこの子がそんなウェイトとノンだけ覚えたのか、不思議に思ったみたいで観察していますと、シンガポールでは子供は1歳から保育園みたいなところへ預けられるそうなのですが、その子はやんちゃくれで何でも自分でしたがり言うことを聞かないらしく、1度母親が保育園へ送りに行ったときに見てますと、先生というか保母さんにウェイトとしょっちゅう注意されてたみたいです。それでもその子は自分だけでなく他の子の分までやろうと言うことを聞かないみたいで、しまいには保母さんがその子を抱きかかえてノンと言い聞かせてたそうで、まさか自分がしょっちゅう言われてる言葉を覚えていただけとはと、呆れてしまったとか。さすがにこの4つだけじゃ日本代表?として来た意味がないと思った母親は、ひたすらその子に自分を指差して「おばあちゃん」と呪文のように唱え続けたそうです。その甲斐あってか、母親が帰る頃には「おばあちゃん」はさすがに難しかったのか「ばあちゃん」とまでは言えるようになったと喜んでましたが、「おじいちゃん」という言葉を教えるのは忘れたとか…。