京橋駅付近駐車場重要書類紛失事件~未解決事件簿より~
~調書概要~事件は20時過ぎに発覚。後輩くんと同行していたしまずんば氏は、得意先の配達倉庫より返品してきた商品を降ろしているところ、今日最後に行った氏の担当店より電話が。「しまずんばさん、何か忘れていませんか?」という店の担当者の情報提供により、何事かと思った氏だったが、どうやらいつも仕事中に携帯している画板を忘れているとのことで、しかもその書類が駐車場に巻き散らかされていたのを駐車場の警備員が店に届けたという。きっちりと画板を持って帰った記憶のある氏は、後輩くんに確認すると、後輩くんがそのとき「あっ!」という声とともに僕が原因ですという自白が。氏は店を出るときに今から会社に帰ることを上司に報告するため、荷物を持ちながらメールをして歩いていたのを見兼ねた後輩くんが荷物を持つと言ってくれたのに甘えたのだが、後輩くんがいざ荷物を積み込むときに後輩くんの携帯の電話が鳴り、話しているうちに車の天井の上に置いた画板の存在を忘れてそのまま氏の運転により発進したとか。その駐車場は5階建ての螺旋状になっているところであったため、カーブごとにぐるりと回っているうちに画板が落ちたため、書類が巻き散らかされたであろうことが想像された。社外秘資料は持ち歩かない主義の氏であったために、紛失しても差し支えない内容の書類ばかりの画板であったが、書類が足りなくなっているかどうか確認のために、急ぎ帰り道すがらに氏は店に急行し、電話をくれた担当者の元に出頭したが、画板と何枚かの書類が発見されず駐車場内を捜索することに。後ほど、責任を感じた後輩くんと合流し駐車場内をうろうろと探索していると、車の下を覗き込んだりあちこちを歩くという不審な行動をする2人の姿を認めて警備員が現れ問い質されたところ、氏が事情を説明するとその警備員が書類の発見者であったため詳しい証言を入手することに成功。警備員が言うには、2階から1階の出口にかけて大量に書類が落ちていたということだったため、氏と後輩くんは1階から出口に向かい再捜索すると、出口から一般道にかけて2枚の書類を発見。しかしその後30分に渡り、一般道を捜索するも画板だけが見つからず、結局大まかな書類はすべて発見することが出来たので、事件は収束に向かった。~今後の対策~氏が一番驚いたことは、車は駐車場の4階に停めていたにも関わらず書類が巻き散らかされていたのが2階から1階にかけてということで、それまでのカーブでも天井から落ちなかったこと。その駐車場は先にも述べたように螺旋状の作りになっているところだが、1フロアにつきAとBという階の違う作りになっていて、実際コの字カーブを4度ほど曲がったところに散らかされていたというのは氏が安全運転だったためか。あと、不審な行動をする2人に対して現れた警備員であったが、その駐車場には監視カメラがあり長時間動くものに対してズームアップするらしく氏らの行動は逐一把握されていたと聞くも、氏が見渡す限り駐車場内にはそれらしきカメラはどこにも見当たらず、隠しカメラにて監視しているとは悪いことは出来ないものだと改めて実感。結局、画板は見つからなかったが、その画板には氏の名前と社名が書かれているため、見つけた人がいればこの日記のコメントに情報提供を切に願います。ちなみに、責任を感じて詫びる後輩くんに氏はビール2杯でチャラにしたという。