加藤和彦、あなたは決して死んではいない!
こんにちは。久しぶりにペンを執りました。昨日、加藤和彦の悲報をテレビで知りました。尾崎豊が頭をよぎりました。そして、「水清ければ魚住まず」という言葉も・・・。僕は正直、加藤和彦のことをよく知っているわけではありません。フォークの「悲しくてやりきれない」とか「あの素晴しい愛をもう一度」の作曲者だったとか、ザ・フォーク・クルセダーズのメンバーだったというくらいしか知りません。最近の活動もよく知りません。でも、彼の悲報を聞いて、ああ、やはり無理だったのかと思いました。この汚れた世界では、彼のようなまっすぐで純粋な心の持ち主は生きて行けなかったのか・・・と。大学紛争後、多くの若者が失望し、保身の術を身につけ、世の中に阿るような生き方に変わった。そして、時折頭に浮ぶフォークのメロディーを口ずさんでは、当時をほろ苦く思い出し、現在を戒めたに違いない。加藤は、暗い空にいつまでも輝く星だったのだ。加藤和彦には、本当に生きていてもらいたかった。生きて生きて生き抜いてもらいたかった。ああ、悲しい。加藤よ、本当に悲しくてやりきれないのは、君に残された僕たちだよ。君は言っていたらしいね。「自分の作った歌は本当に価値があったのだろうか。もう生きていたくない」と・・・。そんなことはない。君がいたお陰で、人を信じ、この世を信じ、死ぬのを思い留まった若者が何人いたか数え切れないだろう。加藤和彦、確かに時代は変わってしまったよ。でも、君の名前は絶対に忘れない。君はいつまでも、暗い夜空からこの世の中を照らし続けるだろう。ここまで読んで下さった方、僕の2年前のブログ('07,6.12)に、何だか今日のこの日を予言したみたいな記事があります。よかったら、読んでいって下さい。久遠晴人の詩集『新自然回帰線』(朱鳥社)へリンク ~人間は人間と自然に育てられて初めて人間になるとの信念を持ちながら、1990年前後より自然や自然保護の詩を書いています。半分が日英二カ国語です。応援していただけるととても嬉しいです。詩集は朱鳥社、楽天、Amazon など( BOOKMARKS ご参照を ) から、またお近くの書店からもお求めいただけますので是非とも宜しくお願い致します。「聞こえますか」~鳴り砂に寄せて ★詩集『新自然回帰線』よりの抜粋作品 「 国境 」 ★詩集『新自然回帰線』よりの抜粋作品 ( これらの作品の英訳は Freepage List をご覧下さい )