ホワイトデーにブラックデー?
今日はホワイトデーだ。バレンタインデーの時と同じように、日本全国の職場や学校や駅などで「きずな」を確認するイベントが繰り広げられているだろう。悲劇も喜劇も起こっているのだろう。先日ラジオを聴いていたら、ブラックデーなるものがあるという。なんでも韓国で若者を中心として一年を記念日だらけにしようという風潮というか流行があるらしい。日本と同じように韓国にはバレンタインデーやホワイトデーはある。アジアの他の国でもあるようだ。が、韓国ではホワイトデーの1ヶ月後の4月14日にブラックデーがあり、この日には、バレンタインデーやホワイトデーにプレゼントがもらえなかった男女が集まって、黒い麺のチャジャンを食べたり、コーヒーを飲んだりしてお互いを慰め合うというのだ。しかも、服や靴、靴下やアクセサリーも黒にしなければいけないというのだから呆れるほど徹底している。さらに、その後も14日絡みの記念日は続くというのだ。なぜ韓国人はこんなに記念日好きなのだろうか?一年中を楽しく過ごしたいというエンターテイメント志向が強いのか、楽天的な性格からだろうか?とにかく、人と結びつくのが好きだということは間違いなさそうである。さて、日本人は記念日が好きだろうか?有名というか人気があるところでは、バランタインデー、ホワイトデー、母の日、父の日くらいだろうか?だけど、考えてみれば日本には毎日のように記念日がある。3月3日の「耳の日」だとか、8月7日の「鼻の日」だとか、これくらいはまあ誰でも知っているし許せる。だが、1月5日が「いちごの日」だとか、2月22日が ニャンニャンニャンで「猫の日」、3月9日が「ありがとうの日(サンキュー)」、8月1日が牌で「マージャンの日」、8月8日がパチパチで「そろばんの日」、11月11日が歩いた跡に見えるというので「下駄の日」、さらには、11月25日が走査線の数というので「ハイビジョンの日」となるといい加減にしろと言いたくなる。その分野の商売人以外に誰も知っているはずはない。そうなると、記念日の意味が無いではないか。まあ、そう熱くならなくてもいいが・・・。 ということは、日本では記念日をダジャレで名付けることに楽しみを見い出していると言えそうだ。同じ記念日の多い韓国と日本では、やはり随分国民性は違うようだ。韓国のブラックデーやローズデーなど詳しく知りたい方は次をどうぞご参考に!エリアスペシャル韓国事情ウィキペディア・ブラックデー『新自然回帰線』(朱鳥社)