カテゴリ:コーヒー
サイフォン式
これは一番馴染みが深い抽出器具ではないでしょうか。 一昔前なら、どこの喫茶店に行ってもカウンターに、大きなフラスコが置いてありましたよね。 喫茶店のコーヒーと言えば、サイフォン式というぐらいに浸透していた器具です。 サイフォン式は蒸気圧を利用して抽出しますが、フラスコとロート、アルコールランプを使うなど、まるで理科の実験のような器具ですね。 メカニズムとしては、下のフラスコを熱すると中の水が沸騰して、その蒸気圧でコーヒーの粉が入れてある上のロート部分に上がっていきます。 ロート内にある粉が蒸されて、成分が湯に浸透したところで下の火を外すと、圧力が低下してフラスコにコーヒー液が落ちて溜まる仕組みになっています。 ドリップ式のように技が要求されないので、粉の分量や種類などを決めていれば、誰でも一定の味を出すことが出来るので、お店などで広く使われていたのかもしれません。 それに、見た目もお洒落な感じがしますよね。 部屋にサイフォンが置いてあったら、この人コーヒー通だなって思われそうです。 ただ、ガラス製のたくさんの部品を使うサイフォン式は、手入れや取り扱いが難しいし、割れてしまうということもあるので、あまり家庭向きではないかもしれません。 サイフォン式はドリップ式に比べると、やや平坦な味になってしまうことと、基本的に高温抽出なので、抽出オーバーし易く、苦味やアクが出過ぎることもあるみたいです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/01/11 06:11:53 AM
コメント(0) | コメントを書く |
|