蘇州の代表料理
蘇州と言えば、「東洋のベニス」と言われるように、「水の都」というのが一番思い浮かびやすい。他に蘇州と言えば…「歴史の古い街」といったところか。日本人の間では意外に(当然?)知られていないけれども、「蘇州料理」=「甘い」と言うのも、中国国内では有名な話。四川に留学していた自分にとっては、「辛い代表」の街から「甘い代表」の街へ…来た当初は甘い料理にうんざりし、四川料理が恋しくなったこともしばしば。じゃ、蘇州の「甘い料理」の代表格と言えば…!? ↑ ↑ ↑やっぱり「松鼠桂魚」でしょう!!川魚の「桂魚」を甘酸っぱく揚げた料理。見た目は豪勢と言うべきか、グロテスクと言うべきか…蘇州料理を食べて、この「松鼠桂魚」を注文しなかったら、それはちょいと惜しい。北京の北京ダックくらい代表格。(多分…)蘇州っ子の学生たちに「蘇州料理と言えば…!?」と聞くと、「上海ガニ」か「松鼠桂魚」の名が挙がるほど。ちなみに蘇州の老舗レストラン「得月楼」(一番の繁華街である観前街にある超有名店)では、この料理1品で100元(1400円)以上するから、なかなかの高級料理。一般的に日本人は中国の川魚に抵抗がある人が多いようだけれど、この「松鼠桂魚」は揚げてある上に、味が濃いので川魚が苦手な人でも美味しくいただける。ご飯が進む一品。(ちなみに「得月楼」は地元っ子に言わせると、シェフが変わって以来、味が落ちたとか…変わってからしか知らない自分は十分満足しましたが。)蘇州っ子たちはもちろんしょっちゅう食べるわけではないよう。もちろんお値段が張るからと言うこともあるんだろうけど、ちょいと贅沢な食事の時に食べたりするそう。(尾頭付きだから、確かにめでたい感じはします)ただとにかく甘いです。二人ではこの1品は食べ切れません。3~4人で少しずつ食べてちょうどいいくらい。日本ではほとんど知られていない蘇州の名物料理。「上海蟹」(蘇州人曰く、蘇州蟹)に、日本ではなかなかお目にかかれない「松鼠桂魚」を加えるともう完璧です。あま~い蘇州料理を堪能するなら、欠かせない一品です。自分は1年9ヶ月の滞在で、食したのは5回ほどでしょうか…中国で生活していると、日本のレストランで出せば絶対ヒットするだろうに…と思う料理に良く出会います。人気blogランキング