中国でごみ問題!?
中国に対して「汚い」と言うイメージを持っている方が多いと思います。事実その通り!という部分も多いのですが、蘇州市内の表通りを歩いていると、ほとんどごみを見かけません。もちろん裏路地へ行けば話は別ですが・・・大通りなんかはきれいなものです。その理由は!?ごみを辺り構わず捨てる人が減ったから!?違います。ごみを拾う人がいっぱいいるからです。中国で生活をしてれば、よく見かける清掃員のおばちゃんです。目立つオレンジの服を着たのが清掃員。蘇州では非常に良く見かけます。ゴミ箱のごみはもちろん路上のごみをこまめに清掃してくれています。ごみは間違いなく路上にたくさん捨てられています。でも、以前より確実に街はきれいになっています。表面だけを見れば・・・中国は確実に「クリーン」になろうとしています。でも、やっぱり何かが間違っているように感じます。ごみを拾う清掃員を増やして、「街がきれいになった!!」というのは誇れることなのか・・・ごみがありすぎれば、清掃員のおばちゃんだって疲れちゃいます。そりゃぁ、路上に座って休みたくもなります。「拾う人」を増やすのではなく、「捨てる人」を減らさないことには何も解決しないように思うのですが・・・中国で良く聞く話。「みんながポイ捨てを止めたら、 清掃員の仕事がなくなって、職を失ってしまう!!」だから、捨てても良いという道理にはならないように思うのですが、それは日本人の発想でしょうか・・・屋内・屋外でもテッィシュなどのポイ捨てを良く見かけます。学校時代は「自分の家、自分の部屋で所構わず捨てますか!?」と、指導していました。公の場に対する解釈を変えていかなければならないのでしょう。「公の場所=自分には関係のない場所」ではなくて、「公の場所=自分を含めたみんなの場所」というように。そして、「捨てない」ように努めつつ、「誰かが拾うだろう、誰かがするだろう」じゃなく、「気が付いた人がする」という思考回路にしていくことが大切かなと。他人任せではなく、自分自身も当事者になっていくことが大切かなと。もう一つ気になるのが・・・学校でも会社でもそうですが、誰も清掃員のおばちゃんに、「ありがとう」とか「おはよう」とか「ご苦労様」と言う言葉をかけないんです・・・中国では日本以上にホワイトカラーとブルカラーの差別意識が激しいように感じます。清掃員のおばちゃんと学生や社員との関係を見ていると、ふと共産国家・中国の歪みを垣間見るような思いです・・・ついに待ちに待った「五一節」です!!北京は予算上無理なので、2泊で無錫を堪能してきます!!久しぶりの旅行日記をお楽しみに!!ブログランキングも18位まで復活です!!みなさんに感謝!!人気blogランキング