寒波到来
寒波が来ているらしい。今朝の最低気温は、盛岡市内で-9.7℃だった。もちろんこの冬一番の気温の低さ。家がある地域は盛岡市内でも寒いところだということで、転勤してきた当初、ダンナが市役所で「あそこは寒いですよ。」と言われたくらい。確かに中心部より2~3℃低い。と言うことは、今朝の最低気温は-10℃を下回っていたということだ。日中も気温が上がらず、真冬日となった。仕事場で「水、落とさなくちゃならないですね~。」と話していた。大体目安として最低気温が-8℃を下回る時は水道の水を落とす必要がある。そうしないと水道管の中で凍ってしまい、水が使えなくなるから。下手をすると日中でも、外出中に凍ってしまうこともあるくらい。そんなことをのほほ~んとしゃべっているうちに仕事も終わる。今日はダンナが泊りがけの飲み会なので、早めに帰宅する。溜めていた洗濯をして、あれもして、これもして…と思いつつまずは洗濯から。お風呂の残り湯を少し沸かしなおし、洗濯を始める。風呂の残り湯が半分くらいになったところで、少しお湯を足そうと思ってお湯のコックをひねる。プス~………「?なんで出ないの?」はっと気がついて、水の蛇口をひねる。プシュ…やばっ!凍ってる!!なんどか蛇口にお湯をかけてみるが、当然のように出ない。「あっちゃ~、外だよな、やっぱり。」これを直さないことには、今晩お風呂にも入れないし、何より洗濯が終わらない。やかんに熱いお湯を入れ、外に向かう。気休め程度とは思いながらも、断熱材を巻いてある上からお湯をかける。半分くらいかけて中へ戻った。水道の蛇口をひねると…プシュ、プシュっ、ジャッ、ジャジャ~普通に水が出てくれた。一安心。一般に水道が凍った時は水道屋さんを呼ぶ。そうすると、発電機を持ってきてくれて、自動車のバッテリーをつなぐ時のようにして水道管をはさんで電気を流す。すると一発で解凍されて水が流れる仕組み。以前に北海道にいたときのこと。そのときも凍らせてしまったので、水道屋さんを呼んだ。当時住んでいた家は、今すんでいる家と同じくらい古かった。水道屋さん曰く、「すみません、この手の水道管には発電機使えないんですよ。」「?どういうことですか?」「金属管じゃない水道管もあるので、電気が通らなければ使えないんですね。」「えっ!じゃあ、どうやって溶かすんですか?」「古典的な方法を使います。」というわけで、その方法を教えてもらった。まず細い銅管(直径5mmくらいのもの)1mくらいとゴムチューブ、漏斗を用意する。それらを接続する。その間にお湯を用意する。水道管の蛇口等をはずす。凍っているところに銅管を当てる。反対側の漏斗からお湯を流し込み、溶けた穴に銅管を差し込みながらお湯をどんどん流しいれる。凍っていないところまでいくと、抵抗がなくなる。そうなったら残りのお湯を入れる。水が上がってくるのを確認したら蛇口を取り付ける。ちょっと端折って書いた部分もあるけれど、大体こんな感じ。そしてまた凍らせてしまった時、見事にこの方法で解凍した。水道屋さんを呼ぶと1回に5,000円くらいとられた。この方法だと、材料費で1,000円行かなかったと思う。しかも半永久的に自分で解凍できるのだ。そんなことをふと思い出した凍結騒ぎ。気をつけようっと。