日本の色
2年前の秋、京都大丸に道明さんが出店していることを知り、冠組を4本(白緑色、練り色、代赭色、桜鼠色)買った。それから新色が出るたびに案内状と色糸の見本を送ってくださり、とてもいい勉強になっている。なにかで読んだことがあるが、言葉の種類と文化とは密接な関係があると‥例えば、米の文化をもつわが国では、riceのことを稲、米、ごはんetc. 牛肉を多食する欧米では牛のことをcow,bull,ox,calf,beaf,cattle などという。この説からすると、「四十八茶百鼠」という表現のあるわが国には色の文化があるといえるだろう。吉岡幸雄さんの「色の辞典」紫紅社 で、襲の色目など日本の伝統色の解説を読んでいるだけでも豊かな気分になる。60歳を越したら源氏物語を原語で読みたいという夢を持っているが、今でも着物を着てどこかの講座を受けに行くとか、喫茶店でコーヒーを飲みながら自分で読むのも悪くないかもしれないと思ったりする^^;。