「人造人間キカイダー」
今、楽天で懸賞をドンドンやってるんですけどなかなか当たらんモンですねぇ。この前、当選発表メールが来てその当選番号を自分の番号と間違えて大喜びしてしまいましてそれが間違いだったと気づいた時のショックはかなりでしたねぇ。だって、プラズマTVでしたから。まぁ自分が悪いんですから仕方ないですけど。リーダーですこんばんわ。さて、今日は特撮です。この人造人間キカイダーは'72年に放送されて以来、仮面ライダーに引けを取らない人気を誇っていました。そんで、それ以上にシリアスで深いテーマを持った作品でもありました。私は、どちらかと言うと仮面ライダーよりはキカイダーの方が内容的には好きでしたねぇ。このキカイダーは「人造人間」と言う事もあり基本はロボット(アンドロイド)です。人間形態が仮の姿でジローと言う名前がありました。仮面ライダー同様、敵の手によってまぁ詳しく言うと、敵に捕まっていた博士が密かに作っていたロボットとしてキカイダーは誕生してますがこのキカイダーの面白いトコは「良心回路」が備わっている事でしょうかねぇ。この装置によって、善悪の判断をしているんですが敵の総大将「プロフェッサー・ギル」の持つ「悪の笛」の音が聴こえると善悪のコントロールのバランスが崩れそうになるという具合の不完全なものでした。な故に、キカイダー自身も悩んでいてその博士に直してもらおうと敵から脱走して行方不明になった博士を探す旅をしつつ、敵と戦うというストーリーです・・・だったと思います。このジローがねぇ、アコギが好きで敵が現れると、ギターをポロンと弾きながら登場するんですが、これがまたカッコ良かった。まぁ、ギター弾いてる暇があったら早く敵を倒しなさいと思うトコですが。でも、寂しくギターを弾いてる姿を見ると、良心回路の不完全さに苦悩する部分と合わさって、可哀想になります。そして、このキカイダーになくてはならないロボット、ハカイダーですよ。もうこれは、特撮史上に残る名悪役ですね。ハカイダー自身の登場は終盤の残り10話くらいだったかと思いますがその残り部分で、圧倒的存在力を披露し現在においてもその名は数多い大人達の胸にしっかりと植えつけられています。なぜここまで人気が出たのかはよく分からん部分もありますがやはり、キカイダーを殺すだけに執念を燃やすその使命感や、ハカイダーの脳が博士の脳である事でキカイダーが上手く戦えない事や「ハカイダーショット」という銃とキカイダーと互角に戦う事の出来る能力を持っているという事でしょうかねぇ。ただ、宿敵同士の持つ、何というかライバル的な存在でもありましたからねぇ。で、最後にテーマ曲ですが何というか、歌詞と、メロディは完全に特撮なんですがムード歌謡に匹敵するほどの甘く低いダンディな歌声が妙にマッチしてるんですよ。ただ、歌詞の中に♪ジロー チェンジー キカイダーというトコがあるんですがどうしても♪チェインジーに聴こえます。まぁ字余りならぬ、メロ余りとでも言いましょうか。そんなことはどうでも良いですね、えぇ。しかし、このキカイダー、今の現代社会になかなか通じるトコがあると思います。この良心回路を持つキカイダーが今の悩める若者達でその悪の笛を吹くのが社会ということになるのではないのかなぁと。社会の笛の吹き方、度合いによってや吹く大人達や友人などによって悪に染まったり、でも染まってはイカンという狭間で苦悩したり。もしかしたら、原作者の石の森章太郎はそれを見据えて考案したのかなぁと思ってしまいます。「機械ダー」