志あるところに道はあるのか

[どくしょかんそう] カテゴリの記事

全9件 (9件中 1-9件目)

1

• 「ダヴィンチ・コード」

  今更ながら、なんですけど。映画化で騒がれる前からなんとなく感じてはいたのですが絶対、私の苦手な分野の「本」だと。でも、なんか仕事上とか、その他の友達とあったりするときに話題に上るんですよね。「映画館に３人で行って、２人は始まって５分で爆睡」とか「面白くて文庫本３冊を２日で読んでしまった」「本は読んでないけど、映画はまあまあ」・・・私もなにかコメントしたいよ（笑）ということで読むことにしました。寝転んで布団で読めるように文庫本で購入。けどなあ・・・・どうも読みたい、という気持にならんのよね。ほかに読むモノがなくなったら「活字中毒」の私のことだから読み始めるのかしら。そういえば、「ユビワモノガタリ」も最後まで読めずだったなあ（ｗ

  2006.06.03

  コメント(4)

• 

  『世界と恋するおしごと』

  昨年、秋の写真展で写真をお借りした、山本敏晴さんからメールが届いた。新刊出版のお知らせ。「世界と恋するおしごと　国際協力のトビラ」（山本敏晴 編著　小学館刊）国際協力に興味がある人のための究極のガイドブックを出版しました！　看護師、弁護師、消防師などのように、人々を助け、社会の役に立つ職業の一つとして「国際協力師」という仕事があります。最初はボランティアとして始めても、数年たつと給料がもらえ、世界の人々を助けながら、自分の生活も維持できる職場があるのです。世界の最前線で活躍している36の人々に話しを伺い「どのような学歴・資格・経験があれば国際協力のプロになれるのか？」を伺いました。学生時代・青春時代の悩みから笑い話しまで、すべて会話形式で収録し、それそれの人の人間性が伝わるよう配慮致しました。.内容（目次）は、以下の通り。第一章　ボランティア編　（青年海外協力隊、国境なき医師団、など）第二章　プロ編・国際機関　（ユニセフ、UNHCR、WHO、など）第三章　プロ編・政府機関　（JICA職員、JICA専門家、IMCJ、など）第四章　プロ編・民間組織　（アムダ、ピースウィンズ、IDCJ、など）第五章　スポーツ・芸術・大学・動物でやる国際協力第六章　企業編　　　　　　（キャノン、トヨタ、大和証券、など）コラム　主婦と主夫がやる国際協力　すべての人が、自分の今いる場所で、世界のために少しずつ力を使うこと。そんな願いを込めて、この本を作りました。早速ネットで注文しました。たぶんこの本の印税収入などはすべて自身のNPO法人「宇宙船地球号」のために使われるはず。寄付金という形ではなかなか協力しにくいけど、本を買う、という行為なら趣味の範疇なんで、気楽に協力できますから。

  2006.05.24

  コメント(2)

• 『生きるなんて』　丸山健二

  「自立」を目指すあなたに送る11章という帯kinagiさんのブログで紹介されていたこともあり「自立したい」私としては読んでみたいかも？と思い、借りました。中学生、高校生向きかな？その年代に読んでいればインスパイアされるだろうな・・。いろいろと。ただ、（第６章　親なんて）に「親なんて煎じ詰めれば子供をつくったという以上の存在ではありません。」とある。ごもっともだけど、思春期の多感な子供にこれを読ませるっちゅうのもなあ。親としては（笑）「おかあさん、なんで私を産んだの？」「それは・・子供がほしかったからよ。」「おかあさんは、「子供が嫌いだ」といつもいってるじゃない！」「…確かに･･嫌いだけど…（言葉に詰まる）・・あなたのことは…」「やっぱりおかあさんは、私のことなんて～！！（と、家を飛び出す娘）」なんかこういう、やすっぽ～いドラマを想像してしまった（笑）ま、想像はさておき、あんまり若い子に読ませると、このまますんなり文章が入ってしまって世の中を斜にみるようになってしまうかも？３０半ば過ぎて世間ずれしてきた私にはちょうどいい（笑）ふうん。と思ったフレーズをいくつか。心の底から喜びを感じ、とことん楽しめる行き方とは、自分の心身を必要に応じて制御でき、自身で見つけた目的や目標に向かってじりじりと迫っていくことです。この充実感、この幸福感に勝る快楽はないでしょう。（第1章　生きるなんて）もし生きる極意というものがあるとするならば、それは時間をどこまで制するかと言うことに限るでしょう。（第2章　時間なんて）不安の大半は他人との比較から生まれるものです、つまり、それをやめれば大方の不安が消滅することになります。そして本当に感じなければならない切実な不安のみがはっきりと見え、併せて、その不安への対処方法も見えて来るのです。（第９章　不安なんて）高校の入試問題に出てきそうな論説です。空欄を作ってＡには何がはいるかマークせよ、みたいな。訥々と進んでいく。自分の道を決めるのは自分です。ということが延々と。だからどうするねん、どうすればええねん？ということは書いてない。私が知りたいのはその先なんだけどね。自立したい人間は自分で考えろってことですね。

  2005.12.05

  コメント(10)

• 『月夜見の島』青来有一

  引きつづき、青来有一さんシリーズ。子供がいない永瀬と春奈の夫婦が飼っていた犬が死んだ。春奈は精神を病んだ。そこに「ふくもクラブ」という団体からセミナー開催の通知が届く。愛する人を失うという同じ痛みを持った人たちが集う、というもの。セミナーに行きたいという春奈に永瀬は同行することにした。ちょっと怪しげな宗教団体と、死んだ人間が戻ってくる、という土着信仰をベースにして展開していきます。宗教ネタ（密教含む）とか結構好きなんですよね（笑）私自身は一応浄土真宗（西本願寺）の無宗教だけど。で、どんどん読み進んで、前に読んだ『聖水』を超えてるな～、コレは面白いかも、と思ってたら最後に失速。こう終わりますか～？って感じ。私は小説とか書こうと思ったことないので良くわかりませんが、導入と最後の部分は難しいんでしょうね。かなり本を読むほうだけど、読後感の良い本ってそうそうに出会えるものではないし。

  2005.12.03

  コメント(6)

• ようやく

  読めました。『聖水』青来有一ほかにも３編入っているのですが、どれもなかなか読み応えありました。で、タイトルの『聖水』長崎が舞台です。私は夏の長崎しか行ったことがないので、長崎といえば暑い中、坂を上るイメージしかないのですが（『解夏』とかのイメージですね。）まさにその風景が浮かぶような・・・。初期の宮本輝っぽいなあ、と思った。『泥の河』とかのあたりの。結構好きかも。でも困ったのは読んでる途中にたびたび「青来有一」さんの顔を思い出すこと（笑）ま、主人公はどれも寡黙な感じで、イコールなのかなあ、と（笑）あと、２冊図書館で借りてきているんでそれも読んでしまおうっと。

  2005.11.15

  コメント(6)

• 『聖水』青来有一

  実はまだ読んでない。ネットで拾った書評は「聖水」は本当に奇蹟の水なのか。佐我里さんは教祖か、詐欺師か?死を目前に衰弱しながらも、聖水の効用を信じ続ける父と、佐我里さんの商法に反発を覚える息子。スーパーの経営権を巡る騒動と、新興宗教の様相をおびる聖水信仰。死にゆく者にとっての救済とは何かを問う芥川賞受賞作を始め、4篇を収録。となっていましたが。実はこの作家青来有一さん。友達、という間柄ではないけど、知り合い、？というか顔見知り？というか。なんせ顔と名前を覚えてから少なくとも１年以上たっているんですけど。そういうこと（＝芥川賞作家）をしてる人だとは知らなかったのです。だっておとなしそうで、あんまり自分から話すような人でもなく。先日ふとしたきっかけでこの顔見知りの○○氏＝青来有一を知り、その日一日はなんかわけもなくコーフンしましたが（笑）そのうちに「どんな文章を書く人なのか読んでやろう（笑）」という気分になり今日図書館で仕入れてきたところ。で、　今更ながら感想を送ってやろうとたくらんでいます（笑）

  2005.11.07

  コメント(6)

• 『蒲公英草紙』常野物語

  恩田陸さんの作品。『光の帝国　常野物語』続編。 明治末期の東北の農村が舞台。穏かにひっそりと暮らす人々。「常野」と呼ばれる彼らは、不思議な力を持っていた。そこに他人の記憶を「しまう」能力を持つ一家が登場。ってのがあらすじ。これ以上はココでは書きません（笑）ちょっと余韻にひたってるんで（笑）ごくごく普通の日常の中で語られる、思い出はいつまでも美しい。過ぎ去った時間は愛しい。優しく切なく温かく哀しい。昨日の『鴨川』といい思い悩みモードね（笑）私。

  2005.11.03

  コメント(4)

• 『ロズウェルなんか知らない』篠田節子

  今日は朝から病院にいっていたので、待合の間思う存分本が読める、と思って、バッグに詰めて出かけた･･･３冊。でも、思ったより動くことが多く、結局１冊しか読めなかったけど（笑）過疎の村の「青年団」らしきメンバーの村おこし？が役所やマスコミを巻き込んで、思わぬ方向へ動き出すというハナシ。篠田節子の描く「お役所」については文句なく二重マル。さすがＯＢ、細かなワザが光る。そういう動きをするよね～というところを見事に捕らえてます。面白すぎる。篠田氏の本ではほかに「斉藤家の核弾頭」「女たちのジハード」もおススメ。両方とも最初は路線が違うじゃん･･と思っていたけど、読めば読むほど奥が深くて、最後はちょっと切ない気分にさせられるのでした。ま、思ってもいない読書日和。天気がサイコーによかったので布団を干して出かければよかった・・というのが心残り。

  2005.10.06

  コメント(2)

• 太宰治賞２００５

  遅ればせながら読んでみました。とりあえず、今日は『マンイーター』津村記久生を。読み始めは「ああ、大学生活のノスタルジイね」というか最近の若い人の書く、若い人の話だなあと。確かに京都を舞台としているので（私、京都女子大卒です。大谷大卒の著者とは宗教を同じとする、っちゅうのはどうでも良いけど）四条なんとかとか、新京極のスタンドの店とか東向日とか、マイナーな地名にぴぴっと反応してしまう自分がいたりして。プロフィール観たら10歳くらい年下なんですよ、著者。私が仕事したり、プライベートで遊んでいる中で8歳下から突然話が合わなくなる、という現象がおきているんで（泣？笑？）微妙に感覚がわからんこともある、にはある。↑回りくどいねえ。『蛇にピアス』とかもやっぱり、面白いかどうかを抜きにして、わからん、といえばわからんよ（笑）どうせ。主人公のわけのわからんのらりくらり加減とか、他人から観て「ワタシちょっと変わってるのよ」のアピール加減とかありがち。と思っていたんですが、進んでいくうちに「ん、面白いかも」少なくともワタシの苦手な大道○○よりも読みやすいと。軽いものを想像していて失礼しました、という感じ。なんかしばらく鬱になりそう。これは小説なんだけど。トラウマって・・なんだろうって。そんな感じです。ぜんぜん感想文じゃないじゃん（ｗいちおうこれでも中学校のとき、読書感想文コンクールで優秀賞もらったんだけど（笑）題名は「ナラヤマブシコウ」で。

  2005.09.15

  コメント(0)

全9件 (9件中 1-9件目)

1