病院に関すること(1)
私の中で今年の10大ニュースを挙げるとしたら、間違いなく1位になるはずなので、もう少し年末に書こうと思ってましたが・・・。今年7月2日土曜日。私は昼過ぎにノソノソと起きてきたら、ダンナと子供らはテレビみて、パン焼いて食べてました。で、子供らはお友達の家に遊びにいって、私は牛乳がなかったので近くに買い物に。ごく普通の休日。買い物から帰ってきたらダンナがソファーの上でのた打ち回っている!「どうしたん?」「さっきシャワー浴びてたら突然胸が苦しくなって・・・」と顔面蒼白。「救急車呼ぶ?」「え、いや、でもまだ我慢できるかも・・・」といいながらも息が絶え絶え・・。「少し横になっとき、ちょっと様子見てみよ」風邪もひかないような、頑丈な人なんで、まさか、という感じでパソコンのスイッチをいれ、症状からの病名を検索しようと試みるけど・・・わからんよ素人だし。1時間くらいたって、「ちょっと楽になった、でもまだ心臓がバクバクいうてる」というので、救急病院に連れて行こうと思いました。「息が苦しいなんて、言うたことないし、気持悪いから病院いこか」「そうやなあ、なんか変や」「歩けるのん?」「大丈夫やと思う」家をでて、駐車場の車に向かう途中、再び、「アカン、苦しい・・」と過換気を起こしたダンナ。身長161cm、49kgの私には187cm,90kgは担ぐこともできず、「頑張って、歩いて、車に乗って」と半分私がつぶされながら後部座席にようやく押し上げて。どこに行けばいいんだろう?と私がパニックに。とりあえず車を走らせたものの、ダンナの苦しみ方がどんどんひどくなってくる。バケツの水をぶっ掛けたように冷や汗をかいて、顔面蒼白で「手がしびれる・・・目が見えへん・・・」と言い続けている。救急病院へ行っても、電話してないし、待たされるかも・・ああ、最初から救急車呼べばよかった・・・と消防署へ駆け込み。「すみません、過換気起こしてるんだけど、私では病院に運べないから、救急車乗せてください」すぐに、救急隊の人が出てきてくれて、ストレッチャーにうつして、救急車に収容される。ビニール袋を口に当てて、過換気の処置をしてもらい、ダンナは少し回復。話しも出来るようだ。救急隊の人に「行きつけありますか?」ときかれたので、「家から近いし、もしものときに通いやすいので、市立病院が」というと「そうですね、そしたら」と連絡を取ってくれる。病院の返事は「うちは2次機関やから過換気くらいならほか(の病院)行って」と。救急隊の人が「そういわんと、身内(=市立病院は市の経営ですから)ちゃうの?御願いしますわ」と頼み込んでくれて、市立病院に。私は自家用車で救急車の後を追う。子供も車に乗せてたので。(けど同じスピードでは走れんわね、やっぱり。)救急車から5分くらい遅れて病院に着いたら、ダンナは救急処置の部屋に運ばれてて、ちょうど、救急隊の人が空のストレッチャーを押してでてきたところ。「いま、先生に見てもらえると思いますんで。僕らは帰りますわ」「どうも無理言いまして・・・ありがとうございました。」若い女の医者がダンナに説明している。「あのね、コレは過換気だからあ、紙袋とか口にあてて、深呼吸していたら治るから。楽になるまで横になってて」私に向かって「奥さん、だんなさん、こういう症状起こしたことある?」「いや、初めてです。」「これは過呼吸やからね、女の人に多いんやけど・・・なんか興奮するようなことあった?大喧嘩とか」「いいえ、ぜんぜん。シャワー浴びてたらしいけど、私が買い物から帰ってきたらこういう状態やって・・・」「ま、今までほかに大きな病気したことない?」「去年の夏に胃潰瘍になって、ここに入院してましたけど」「胃潰瘍ね・・。ストレスかなあ。ダンナさん体大きいけど、神経質やねんね、、ま、しばらく寝ておいてもらって、かえって大丈夫だから。精神的なものやから。」2時間くらいして、過換気はおさまっていたので、つれて帰ることにしました。ダンナは顔色がものすごく悪かったけど、医者は大丈夫だというし。請求、診察料760円。何の薬も出ず、処置というのは紙袋一つ。「紙袋一つで760円も取るなよ・・」とかいいつつ駐車場まで歩こうとするが・・・ダンナは2,3歩歩いてはその場にかがみこんでハアハア言ってる。「医者は精神的なもんやって言ってたし、家かえって寝たら治るで。来週は心療内科行くか?」なんて軽口をたたきつつ、家に帰る。次の日は早朝から仕事だといっていたが、休ませたほうがいいかと判断して、職場に電話して「救急で運ばれたので、明日は代理を出して下さい」と御願いして。電話の向こうで「え~~」とびっくりしていたので「明日にでもそちらに伺って説明しますので」と。とりあえず、この日はコレでおしまい。7月2日の出来事。