TaxHouseの導入研修
TaxHouseの導入研修に参加しました。エフアンドエムが展開する新しいスタイルの税務・金融プラットフォームです。初日の今日は、エフアンドエム社長の森中さんから事業化の経緯やコンセプトについてお話をいただきました。元来、企業経営者や企業の経理担当者、個人であっても一部の資産家しか関わりのない会計事務所ですが、欧米では国民皆申告、つまりサラリーマンでも(年末調整で済ますのではなく)確定申告をする仕組みです。そのため、多くの確定申告代行会社があり、どこの街角にも色々な代行会社の”店舗”があります。そこで申告や会計の代行、これに付随した金融商品の提供を行っています。最王手はH&Rブロック社といい、全世界で14,000の店舗、2,100万件のクライアントを抱えるとか。日本でも2010年頃からサラリーマンも確定申告をするような制度にすることが検討されており、そうなれば膨大な数の確定申告を捌く必要があり、税務署の相談窓口だけでは対応しきれないのは明らかです。ただ、その話は別として、一般家庭の金融相談、個人事業主の税金相談などにも対応し、コンビニのように人が訪れやすい”店舗”にしていこうというのがコンセプトの一つであります。従来、”事務所”であったイメージを”店舗”に変えるということです。TaxHouseは全国で600会計事務所で展開する予定。TVCMも始まっていまして、あちこちの街角やTVでロゴを見かけることで、安心して来店していただこうというブランド戦略です。森中社長は現在45歳でいらっしゃいます。花の宅配サービスから始まって企業総務支援、営業支援などのサービスを次々とビジネスモデル化し、2000年7月にエフアンドエムを上場させました。さぞかしのやり手かと思いましたが、とてもソフトタッチな語り口で、しかも理路整然と話をされるので、とても楽しくよくわかりました。