朝日新聞の記事「更生の道 少年よ走れ」
昨日の朝日新聞のスポーツ欄にある「更生の道 少年よ走れ」の記事に感動した。米国の少年院でアメリカンフットボールを矯正教育に取り入れ、選抜されたメンバーは対外試合を行うという内容である。はじめは偏見の目で見ていた住民たちも、一生懸命な姿にうたれ応援するようになった。すると応援された少年たちも変わってゆく。自己中心的だった子たちが他人への気遣い等を見せたり、基本的な生活姿勢が変わるのである。そしてなんといってもこれだ。出院後の再犯率は30~40%だったものが、スポーツプログラム導入後は10%にまで減ったそうだ。最後に国内少年院のスポーツ活動にも触れられていて、水府学院のラグビーや駿府学園のバレーボールが紹介されていた。実はこの米国型のスポーツプログラムに似たような形を石塚武生さんとタグラグビーでできないか?と考えたことがあった。地域の人たちとタグラグビーで交流したり、他の少年院とタグラグビーで交流戦ができないか、またそれを地域の方々に見学に来てもらう、などである。さすがにアメリカは矯正教育でも先進国である。日本もあまり固いことを言わずに外部と交流しながら、それを更生のための刺激とすればいいと思う。この記事を読んで力が湧いたぞ。私も少々、少年院のスポーツ講座に関わっている。外部からの働きかけが、何かを変えたり、動かしたりするんじゃないかなと思っている。無関心が一番いけないはずだ。