獣医さん
シャクヤク良い獣医さん、悪い獣医さんがある。人間の病院を選ぶのも、ある種運命だと思うが、近所の獣医さんが良い獣医さんか、悪い獣医さんかも運命、飼い主の運命でもあり、猫の運命でもある。とはいえ、とんでもない飼い主の存在も多いらしいので、それに伴って悪徳獣医も増殖するらしい。野良猫の糞尿が原因で、殺人事件まで起こる世の中だし、将棋の元名人が訴えられたりしたが、情けない世の中だ。一番悪いのは、猫を捨てた人間だ。元名人は、自分の庭で野良猫が子を生んでしまったので、自分が餌をやらなければ親猫が死んでしまう、親猫が死ねば子猫も死ぬと思って餌をやり始めたそうだ。つまり、猫の命を救った優しい人なのだ。どうして近所同士で協力できなかったのだろう。江戸っ子じゃなく、地方から出て来た人々のアパートなのだろうか。東京人は冷たいと言わないでほしいね。ところで、獣医の話に戻るが、悪い飼い主と、悪い獣医、一番気の毒なのは猫だ。良い獣医さんを嘆かせるのは、猫をアクセサリーのように考えている、芸能人などの飼い主。猫は高価で可愛ければ良いという価値観の人間。流行している種類、血統書つきなら良いと思ってる人間。これは猫に限らず、犬だって、洋服、時計、ハンドバッグや靴だって同じだけどね。