昨日の続きです
まず、Davinaさん、色々とコメントをありがとうございます。やはり私の日本語の実力が足りない事も関係あって、どうやら誤解を招いてしまって点もあると思いますので、昨日の日記について(そしてコメントへの返事も)ここで書く事にしました。まず、私の独断の意見というより、北米での一般人の聞いてること、そちらのマスコミのメッセージを昨日の日記で書いてます。たしかに私は不勉強ですし(中学の頃から世界史・地理などは選択科目だったので理数系の科目に専念してましたし)色々と読むべき資料はたくさんあることは、百も承知です。しかし、私の言ってることは北米人の中でも大半はまるで日本のことを理解しようとしていない人に比べ、それでもほんのちょっとくらいテキストをかじってる程度の意見です。そのすべてを私自身信じてるとはいえないですけど、日本を、そして日本国籍を自ら捨てたような父母に育てられてるので、たしかに偏見を持った育ち方を大勢の日系人(なにも私だけでなく)が体験しているんではないでしょうか。ですので二世をはじめ、日系人は殆ど日本文化や歴史、ましてや言葉までまるで学ばないまま育つのは、中国系や韓国系の北米へ移住した子孫と異なってます。下手とはいえ、私のように日本語が使える二世の人は、自慢するつもりは無いけれど本当にマレです。Davinaさんのコメントは、緑色で。最初に明らかにしておきますが、私の日記では、その中で明言している通り、今の日本は将来を決定付ける岐路に立っていること、だから国際社会の一員として納得いく行動をとってほしい、という願いを書いたものです。それは、読んで分りました。しかし何故日本に風当たりが強いか、というセオリーを、私が述べたつもりでした。教科書の戦争の歴史部分と慰安婦問題については、議論するつもりはないです。ただ、新しく書かれた教科書は、何冊も発行される一冊であること、それは国が支持しているものではなく、言論の自由の範囲内で各出版社に任されているものであることを明記しておきます。日本政府が教科書を使って都合の良いように変えていこうとしているのではありません。私個人は、一度も「政府」が書き直してるとか思ってはいません。しかし、そういうことだとマスコミが西洋では誤解するように書いています。しかし、「言論の自由の範囲内」というと、どのくらい戦争の歴史部分は深くカバーされてるんでしょうか?私は日本史の教科書は見たことが無いですが知りたいです。日本と中国の関係は、田中角栄が国交を回復してからですので、戦後、パートナーシップをとっていたというのは誤解です。つい最近私が読んだリンクは、多分西洋人が書いたWikipediaのリンクです。Davinaさんも、よろしければ(英語ですが)是非読んでみてください。http://en.wikipedia.org/wiki/Sino-Japanese_relationsまた双方の経済に関しては、私もリンクを張っていますが、海外部門で上位にランクインしている「かみぽこぽこ」で詳しくその実態が述べられています。参考にしてください。読ませていただきます。リンクをありがとうございました。日本と中国の関係は運命共同体です。日本を切ることは不可能です。これは日本にとって中国も同じ存在です。同感です。私の日記では、「資源のアンバランスは日本にとっては不利になる」という意見を述べましたが、何もどちらかが縁を切れるとは、思えません。次にアメリカでの日系人に対する差別についてですが、nekosasoriさんの書き方だと、日本人気質が中国人よりもひどい差別を招いたと取れますが、それはかなり独断と偏見のようですね。いいえ、その「日本人気質」が差別を招いたと言おうとしてませんでした。そう取られたのはそれこそDavinaさんの誤解です。私が言いたかったのは「日本人は20世紀でも人権を取り上げられ酷い仕打ちを受けたので、19世紀に中国人に対する差別よりもさらに悪く扱われた」ということで、何も日本人自身のせいでそうなったとは、考え付きもしませんでした。私は差別されていた事実を述べただけで、理由はどうあれ、史実を見ると、もっと長期間に渡って日本人は差別されてました。まずは中国人が、勤勉でよく働くので、現地人の嫉みを買い始め、風当たりが強くなりました。日本人はその後です。その結果の移民排斥法の誕生です。そこには中国人、日本人の差別はありましたか?19世紀では、東洋人は皆平等に差別されてましたが、先ほど書いたように第二次世界大戦には大変日系人は差別されてました。中国系の人は、Communismとの関係で偏見はたくさんありますが、同じ扱いは受けませんでした。http://en.wikipedia.org/wiki/Japanese_Canadian_internmenthttp://en.wikipedia.org/wiki/Nisei_Japanese_American から:「The story of the Nisei is a topic unto itself. There are books written about it and museums devoted to it. It is considered one of the most horrific human rights violations in the U.S. in the twentieth century. The topic of Nisei (and not Japanese Americans per se) is part of the mandated high school history curriculum of many states, including New York State, New Jersey, and California.」差別は白人の勝手な価値観によるものです。同感です!日本の鎖国やその後の具体例を差別の原因にするのは、次元の違うものがつなげられているのでよくわかりません。原因にできるかどうかは私にも分りませんが、日本文化は理解しにくい、という私の意見をサポートする例題をいくつか上げてみただけでした。鎖国にしても、単なる引きこもりの子どもの行動とはわけが違います。それは私も分ってるつもりですが西洋社会の中で暮らしてきた故思うのですが他の国は、そういう手段を取ってみようなんて考えもつかないはずです。スイスは戦争に参加しない、ユーロを使わないとかいう態度は似ていますが、治世はStagnationだと思うのが、西洋人です。Orson Wellesのかの有名な言葉を思い出します(The Third Manという映画から):"Italy for thirty years under the Borgias had warfare, terror, murder, bloodshed, but produced Michelangelo, DaVinci, and the Renaissance. And Switzerland had brotherly love and five hundred years of democracy and peace. And what did they produce? The cuckoo clock."また、他国のものを取り入れてそれを「改良」してしまうのは日本の得意とするところです。真似して終わるわけじゃないですよ。「ひらがな」がその良い例です。また畳は千数百年前からあります。どの国でも他国から輸入した文化というものがあります。居心地よければ使い続けるわけです。「改良」のことは勿論、同感です。どうやらまたもや私の日本語の力が不足してたようですね。しかし、居心地が良いものは使い続ける、というのは北米では価値観ではありません。「新しければ、必ず古いものより良い」というのが当たり前とされてます。私はそうは思いませんが…nekosasoriさんの言っていることは、かなり偏見に満ちており、しかも事実の確認無しに想像で言っていると思われても仕方のない表現になっています。ご両親が日本人ならば、もう少し日本についての事実関係を調べて見て下さい。お願いします。長々と失礼いたしました。。Davinaさんに誤解されたままなのは、悲しいのでこちらこそ長々とまた日記を書いてしまいましたが、少しは私の言い分がもっと分りやすくなったことを願います。