ピッチャーはアーチェリーから何を学ぶのか
ホークス和田投手が自主トレにアーチェリーをとりいれた。アーチェリーの室内競技は的までの距離が18mとピッチャーの投げる距離とほぼ同じ。アーチャーは常にど真ん中のストライクを要求される点を除けば共通点も多い。的を狙うときの集中力を身につけるためじゃないかなとほとんどの人は思うかもしれない。アーチェリーのことをよく知らない人がアーチャーに向かって言う最初のことばは「すごい集中力ですね」であろう。確かに集中力が大切なのだが、その集中力を的を狙うことに使っているのではない。自分のリズムとタイミングをはずさないことに使っているのである。的を狙いすぎるとリズムが悪くなりタイミングをはずしてしまう。ピッチャーが身に着けるべきは的を狙いすぎずに、自分のリズムで投げることなのだ。