独立リーグは食える野球を!
関西独立リーグの神戸9クルーズと大阪ビリケーンズの試合をスカイマークスタジアムで観た。吉田えり選手もベンチ入りしていて安心した。この日は京セラドームでH-Bs観たので、選手の実録の違いとか迫力の違いなどをはっきりと感じてしまうことになったのだが、そこは比較するのも無理があると思う。というより、普段観ている選手や、球団マスコットやチアリーダーや場内アナウンスの凄さを見直すことができた。独立リーグは既製プロ野球の縮小版を目指すのではない。野球好きはけっこういるので、いろいろな球場にでかけていって、その地域のイベントや観光協会、商工会、大学や高校などとタイアップして、さまざまなブースを増やすなどの工夫をしてほしい。野球のレベルが低いから楽しめないというわけではないと思う。B級グルメというものがあるように、食えない高級料理よりよっぽどうまい庶民的な料理があるわけで、ついつい日常的につまみたくなるたこ焼きのような野球をやっていくことは可能だと思う。試合前の国歌斉唱を選手の一人がやっていたり、電光掲示板が雷の影響で表示できなかったりした試合も観たけれど、そういう部分こそ、味であり大事にするべきだろう。萩本欽一氏が体を張って提示している野球におけるエンターテイメント性や泥臭く観客と同じ視点に立っていく選手の姿勢など参考にできるものはたくさんあるはずだ。