子供たちは少年野球をやっているつもりはない
大人が少年野球と呼んでいるだけで、子供たちは「野球」をやっているのだ。相手のピッチャーは160キロを投げるかもしれないし。対戦するバッターは大リーガーかもしれない。子供たちがやっていることの延長線上にプロ野球があるということは、本当に凄いことだ。野球に限らずプロスポーツ選手というのは、子供たちに夢を与える仕事と言われるがまさにそのとおりだ。先日たまたま少年野球を見る機会があって、印象的なシーンがあった。チームのピッチャーがピンチを迎えたシーンで、サードが声をかけ、すかさずショート、レフトとそれぞれの言葉で声をかけていた。選手がそのシーンをいろいろな角度から判断できている証拠だ。プロ野球では外野の選手がピッチャーに声をかけるシーンは見かけない、かけても聞こえないだろうしね。しかし、そのシーンに野球の原点を見たような気がした。声かけるよね普通。