トドメの暴走
へろへろになった夏、抗生剤が終わってホッとしていたら、Applewatchから不整脈のお知らせ。まぁ、疲れたしな、術後も何度か不整脈起こして、一週間ぐらいで治まったし、と思っていたら、じわじわとお知らせの回数が増える。最初は明け方に。徐々に夜起きているうちからお知らせが来るように。一週間すぎて、おさまる気配はなく、さらにお知らせの回数が増えてきたのでこれは受診した方がいいかなと思っていたら、大暴走した。お知らせもさることながら、心臓が暴走しているのを自覚してる。寝られない。車で言うところの、アイドリング状態とてもいうのだろうか、横になっているのに、心臓は激しく自己主張。さすがに、これはヤバいなと思ったけど、この日は土曜日。もうお手上げ。朝になり、薬を飲んだら、落ち着きだして、午後からは大暴走がウソのようにスンとしてる。週明け、病院に電話して、こういうことがあって、と話すと、すぐに予約を調べてくれる。担当医は院長なので、なかなか予定はとりにくいのだけど、どうも強引にねじ込んでくれたらしく、それでも金曜日。受診の日まで、ドキドキするものの、スンとおとなしいまま。…それはそれで怖い…Applewatchからのお知らせは、iPhoneに記録されるので、受診時に見せると、さすがに回数の異様さに、眉間にしわがよっていたが、ぱぁぁぁぁぁっと顔が明るくなり「よくこの状態から、自力で治ったね!治療が間違ってないってことだよ!」と満面の笑みで言われた。あれ?もしかして救急車案件でした??心房細動のカテーテルアブレーション手術は、アブレーション、焼ききるということで、不整脈を起こしているところを、焼ききっていく手術になる。一回目の時は、心臓の左側、ほぼ全面焼ききったため、2日ほど、なんとなく心臓の表面がヒリヒリしたような気がした。そして、この時に、取り切れなかったものが、表面化し、半年後に2回目。この時は、3ヵ所だけだったのだけど、最後の一か所が、普通なら心臓の表面なのに、心筋の一番分厚い中にあって、どうやっても直接焼ききれなかったとのこと。手術時間も伸ばして、かなりねばったそうだけど(娘談「あんまり終わったという連絡こないから(2時間超過)、電話しちゃったよ」)どうしても無理だったので、投薬で様子を見ることにして2年。これだけの大暴走を自力で治まったというのは、先生的には快挙だったらしい。とりあえずは、良かったんだろうな、うん。それにしても、救急車を呼ぶ判断ってむずかしいなぁ…意識もあって、行く病院が決まっている(治療中)となんか自力でいかなきゃだよね、と思ってしまう。あと、今回は、一番ひどかった頃って、ずっとこんなだったよなぁと懐かしく思ってしまったのが、ダメでしたな。改めて思う、暴走状態を【普通】だと思って放置していた私、ぶん殴っていいと思う。全力で。