客観視は、いろんなことに応用できます。
最近、かわいがってた小鳥が死んで、悲しいです。悲しい時は、思いっきり悲しんでいいと思っていましたが、その気持ちに身をゆだねていますと、ぼんやりして精神活動が衰えたり、胸が痛くなってきたリ、これでは病気になってしまいそうだ、と感じました。こういった悲しみは、非常に大きいストレスになり、ストレスは、思いもかけず、心身の重い病気の原因になったりします。いくら死んだ者がかわいそうだからと言っても、どうしたって生きている者が大事ですので、病気なんかになってはいけないのです。ペットなので度を越したらいけない、というのではなくて、心の動きとして、病気になるほど自分を追い詰めてはいけない、という話です。こういうとき、自分を客観視できると、心の動きから距離をとることができて、クールダウンできます。ああ、今、自分は悲しんでいるんだな、と思うだけでも、自分に少し距離が出てきます。客観的視点と言うのは、実は、フィドル演奏でも、ファッションでも、メイクでも、美術、マーケティング、結婚生活、その他、いろんなことに大事ですよね。近目になっていては、主観的になりすぎて(ヒロインになりすぎて)、いいものや悪いものに気が付きにくくなります。いいものや悪いものがわからず、好き嫌いの感情が最優先されると、自己分析ができず、自己満足の世界になってしまいます。人間、どうしたって近目になりやすいので、ときどきは遠目にする癖をつけて、自分を客観視して点検するように心がけると、ちょうど、バランスが取れていいのではないかと思います。心もフィドルも同じ。