ある日を境に突然に変化する。
子どものことで恐縮なんですが、練習とレッスンとずっと傍らで見てきていますので、ヒントになる点もあるかもしれないと思って書きます。ちなみに、私は、譜の読み方を聞かれたとき以外は何も口出ししていません。それから、最初が肝心なので、先生について習っています。子どもは中1でギターをはじめまして、今でちょうど一年たったところです。最初、アコースティックギターの楽器を使ってコードを覚えたり、簡単な指弾きの曲などからスタートしましたが、コードはあっという間に覚えてしまい、クラシックギターの方がいろいろなテクニックを学べるので、楽器もクラシックギターを手に入れて、全部クラシックギターの内容にしてもらいました。レッスンでは、音階、練習の曲、曲という3段階メニューです。これは、私もフィドルの時にするやり方と同じです。中学生なので、学校の行事、部活、勉強、と忙しく練習時間は長くは取れません。けれども、さっとケースから楽器を取り出して、気軽にギターを触るんですね。ほとんど毎日触ります。15分のつもりが30分になることもありますが、それでもまあ、長い時間ではありません。朝、学校に行くまで時間があれば10分でも、夕方は少し落ち着いて、そして夜に時間があれば少し。こんな感じで多いときは一日3回くらいです。練習の時間帯は固定ではありません。その日の都合によりけりです。内容は、メニュー通りにやることもありますが、好きな曲をいろいろと弾いたり、気のおもむくままです。そうしてある日、先日のことなんですが、彼女のギターが、突然、音楽に聞こえ出して、音色も心地よく、聞いてうとうとしてしまう程でした。それは、ほんとうにある日突然に起こりました。ある日を境に変わったのです。音楽になったのです。音色も美しいものに変化していました。これは驚きました!!一年間、ずーーっと、成長の様子をつぶさに見ていたので感動の瞬間でした。練習の方法は、生活パターンとその人の性格によってみんな違うので、彼女と同じようにしたらいいと言っているわけではありませんよ。けれども、楽器を習い始めの最初の一年間をゆるやかな上昇カーブを途切れることなしに登ったら、次の段回に出れた、ということではないでしょうか。みなさんにもこんな変化が訪れたでしょうか。まだの人も、必ず訪れることと思います!!ファイト!!