食べることでできる「エコ」
11月1日放送されたクローズアップ現代の「微生物とつながる農業」をみました。 環境保全型農業を推進していくカギとなるのが、人間の農業の営みと、植物の営みをつなげる微生物たちであるという話。微生物のことはまだ1%くらいしかわかっていないということですが、生物多様性を重視しなければならないという話はCOP10でも取り上げられています。 農薬や化学肥料を使うことで安定的に農作物を供給できるようになったわけで、その恩恵があるから今日の豊かな食生活の基盤が築けていることはまぎれもない事実です。ただ、その一方で害のない虫や微生物まで殺したり、土壌の養分が偏ったりすることで環境破壊もすすみました。 食べものも、健康食品としていろんなサプリメントが取り上げられますが、植物の一部分を抽出してからだに入れたとき、どのような代謝を経て、からだに作用するのかははっきりとわかっていないはずです。からだという小宇宙で営まれている生物多様性を重視した食べ方をすることが大事なんじゃないでしょうか。 生物多様性を重視した食べ方って…?? と考えてみると、結局は主食の穀類に主菜の肉や魚や卵、副菜の野菜や豆類や海藻類を食べ続けるっていうことなんじゃないでしょうかね。そしてその中身、材料は、生物多様性を重視して生産されたものを選んで食べるっていうことだと思います。 食べることからできる「環境保全型農業」の推進です。