清水寺 仁王門
清水寺 仁王門(左)と西門順序が逆になりましたが、参道を抜けたところが仁王門です。ここが清水寺の入口です。訪れた日は土曜日で、大勢の人で賑わっていました。「仁王門」は、15世紀の応仁の乱で焼失しましたが、15世紀末に再建されたそうです。平成15年(2003年)に解体修理され、鮮やかな朱塗りが映えています。ちなみに右側は「西門」で、その奥に三重塔が見えます。仁王門の手前には一対の狛犬がいます。一般には、口を開いた阿形(あぎょう)と、口を閉じた吽形(うんぎょう)が一対になっているのですが、ここの狛犬はどちらも口が開いていて、珍しいそうです。明治時代、東大寺南大門の狛犬をモデルにして造られ、寄進されたそうです。鐘楼仁王門を入った先に鐘楼があります。慶長12年(1607年)に再建されたものだそうで、平成11年(1999年)に彩色復元されました。柱は6本あり、すそを広げて踏ん張った形になっており、重い梵鐘をしっかり支えています。梵鐘現在の梵鐘は、平成20年(2008年)に奉納されたものです。それまでの梵鐘(重要文化財)は、今は宝蔵殿に納められています。文明10年(1478年)に奉納されたということですから、鐘楼より古かったんですね。530年間、京都・東山にその音色を響かせてきました。清水寺京都市東山区清水1丁目京阪本線・清水五条駅より東へ徒歩約25分