パイレーツ・オブ・カリビアン
「Pirates of the Caribbean; Dead Man's Chest」を見てきました。邦題は「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」でほとんど原題といっしょですが、「the」が無いところが邦題らしいというか、なんだか締まらないというか。そんなことを考えるのは私だけ?1作目の「The Curse of the Black Pearl」を「呪われた海賊たち」と訳しています。直訳なら「ブラックパール号の呪い」とでもすべきところでしょうが、あまりに俗っぽくなるからでしょうね。2作目の副題で使われている「chest」は日本では家具の一種の「整理だんす」という意味で使われることが多い気がします。映画で出てくる物はフタ付きで鍵のかかる少し大きめの箱でした。大切なものをしまう箱という意味があるようです。邦訳は「死者の宝箱」ですが、この訳はポスターなどでは使っていないようです。予告編の字幕にはちゃんと出てくるのですが。もともと、英語としては「胸部・肺」、そこから転じて「胸中, 思い」という意味もあります。「死者の胸中・思い」という含みを持ったタイトルですね。「宝箱」ではきれいなイメージが先に来てしまいますので、カタカナのままにしたように思います。この映画、今回の2作目は、同時に撮影されている3作目の「前編」の位置づけと思われます。来年5月公開が決定している「後編」を見ざるをえない、という感じです。今回の作品だけで評価すると、見終わって物足りなさが残る作品、といえます。謎が謎を呼んで、これから盛り上がるぞ、という余韻を残して終わってしまいました。だから来年も見るぞ。もう、来年の前売り券が発売されているらしい。う~む、商業主義に乗せられているんだろうなあ(苦笑)。