真冬の海で人命救助
読売新聞から拾い読みです。25日の早朝、神戸港で人がおぼれていると通行人から110番通報。パトロール中に駆けつけた兵庫県警葺合署の平田巡査長(29)が、20メートル沖合で男性の頭が浮かんでいるのを発見、4メートルの岸壁から飛び込んだ。投げ込まれた浮き輪を男性につかませ、岸壁までたどりつき、駆けつけた消防艇に救助された。見守っていた住民たちも大きな拍手を送った。当時の水温は9度。男性(65)は低体温症で入院したが命に別条なし。平田巡査長も病院に運ばれたが、点滴を受けて元気に勤務に復帰した。「2005年に警察官になって以来、命にかかわる現場は初めてだった。でもあの場面で飛び込んだことに迷いはなかった」「人の役に立ちたいと思って就いた仕事。また同じ現場に遭遇しても、同じ行動をとると思います」と語った。平田巡査長に、心より拍手を送ります。