自信を無くしたときに読む本
蠍座の君へ / 鏡リュウジ 【本】星座占いなんて!どうせ誰にでも当てはまることが書いてあるんだろ?言いたい気持ち、わかります雑誌の後ろにある「ラッキーカラー」とか「ラッキーアイテム」ってそんな感じでも、この本は違った私はさそり座なのですが「通り一遍の「好き」じゃ満たされない」「思いっきり失敗しろ、思いっきり負けろ、思いっきり間違えろ」「人の評価なんか気にしなくていい」「想像の中で徹底的に復讐しよう」こんな言葉が散りばめられていて、あー、うんうん、だよねー と頷きっぱなし自分の選択に自信がなくなった時や、妙な不安に襲われた時、この本を読むと、ふっと楽になる好きな事しかしたくない欲しい物しか欲しくないそういう性分を全肯定してくれるここで言う「好き」は「どっちかというと好き」なんてレベルじゃなくて「本当にそれじゃなきゃダメ」な「好き」で「欲しいもの」も「これじゃないならいらない」レベルの「欲しい」唯一無二の何にも代替がきかない「好き」であり「欲しい」それが手に入らないなら「何もいらない」と全部を放り出すくらいの「好き」と「欲しい」庭に植える薔薇にしてもイメージに合う薔薇がなければ空き地にしてるし(アリスターステラグレイの苗を探しています)最近はまってる着物にしても慶事に着られる色無地を作りたいと思っているけど「これ!」という色柄に出会えていないので、何年も作っていない呉服屋さんでは次々色無地を出されるんだけど「ピンとこないからいいです」とずっと断ってる普段の服も鞄も靴も、先に欲しいもののイメージがあってそれに合うものが見つかるまでは買わないミッチーは好きだけど、バンドメンバーは正直どうでもいいいや、ミッチーの歌と曲を最高に仕上げられるのはファンタスティックスのみなさんだと思ってるけどそれぞれのメンバーさんの活動は追いかけていないだって、好きなのはミッチーだからそして「ミッチーが好きならこれも好きなんじゃない?」と勧められるけどミッチーじゃないから好きじゃないこの性分を「頑固」とか「面倒くさい」と小さい頃から言われていたけどしょうがないじゃん、そういう性分なんだものと開き直ることを許し、かつその上でどうしたらいいかを示してくれる本で、「どうせ他の星座の本を読んでも、「あーそうそう」とか思うんでしょ?」と言われると思ったので、他の星座の本も読んだところ……違うな―例えば山羊座だと「優等生キャラクター」いや、優等生になろうとしたことない目標を達成するために、結果的に優等生になったことはあるけど「極度の臆病と怖がり」臆病?怖がり?気分が乗らないからやらないことはあっても失敗を恐れてやらないことはないな~と、なんかしっくりこない言葉の羅列でも、身近にいる山羊座の人に当てはめるとなんで失敗したくないからって先駆者がいる道だけを選ぶんだろう とか枠からはみ出ることを極度に恐れて、やりたいことをやらないのは何でだろう とか私とは相いれない行動をとるのが謎だったのが、一気に氷解それでも、「全人類を生まれた日付で十二種類に分けるなんておかしい!」と言う人はいるでしょう「人間はそんなに単純じゃない」とそう思うあなたは、それでいいただ、私は赤にも紫に近い赤からオレンジに近い赤までいろいろあってそのグラデーションを「赤」と言うように人の性質もさまざまなグラデーションがありながらも一定の方向性や共通する性質で分類されてもおかしくないと思っているので人の分類方法として、星座があってもいいと思ってるなので、星座占いに拒否感がなくて、自分の背中を押してくれる本が欲しい人は一度、読んでみて欲しい表紙の写真も中の写真も可愛いです牡羊座の君へ / 鏡リュウジ 【本】牡牛座の君へ / 鏡リュウジ 【本】双子座の君へ / 鏡リュウジ 【本】蟹座の君へ / 鏡リュウジ 【本】獅子座の君へ / 鏡リュウジ 【本】乙女座の君へ / 鏡リュウジ 【本】天秤座の君へ / 鏡リュウジ 【本】蠍座の君へ / 鏡リュウジ 【本】射手座の君へ / 鏡リュウジ 【本】山羊座の君へ / 鏡リュウジ 【本】水瓶座の君へ / 鏡リュウジ 【本】魚座の君へ / 鏡リュウジ 【本】