3枚のラブレター
あまりに衝撃が大きすぎて(笑)忘れられないのだが、初任給の手取りは10万なかった。「え・・・これっぽっち?」はじめての一人暮らし、家計なるものがどういうストーリーで展開するのかさっぱり実感なかったのもあったし、いやそれ以前に単純に1ヵ月朝から晩まで働いて(正確に言えば朝から晩まで会社に勉強させてもらってただけ(笑))これだけなのか★%$#と、ただ単純に驚いたというかんじだったかもしれない。そのせいというわけではないけれど、それから毎月欠かさず入ってきたお給料をどこかで「権利」だと思いつつ、その一方で「報酬」という感覚が欠落していた。考えてみれば、ほんとどういうつもりでもらってたんだろう?(爆 で・・・・ 考えてみた‥‥‥ ↓ ↓うーん・・・もしかしたら会社に「仕送り」してもらっているような感覚だったかもしれないなぁ。「アンタは今月これで生活しなさいね」って。だからわずかに「自分の頑張りのおかげだ~」と思えたのは残業代の部分で、すんごく忙しかったあとは、それがわずかながらに数字で実感できて嬉しかったし、その分は「なんか買ってもいいかなぁ♪」って思えた。気が付いたら残業代という名目が役職手当に化けてしまって、そうなると「仕送り額」が増えた感じで、自分が自由に使っていいというお金はないという感じに戻ってしまったのだけれど。にしても、今考えたら、すごい仕送りだったなぁと思う(爆今月、私は3枚の請求書を起こす予定になっている。ひとつはずっと続いているライティングの仕事。細々とだけれど、気が付いたら半年以上経過。最初はスタンスが見えなくて悶々としたりもしたけれど、今は私のかけらがそこにちゃんとあるような気がしている。ふたつめは、今月とうとうオープンになるWEBショップの仕事。オープンが目前に迫って、私なんか大して苦労してないのにうきうきしている!!!私に仕事を依頼してくれた彼女はもっといろんな思いでこの仕事と関わってきている。辛いことや迷うことが多かった分だけ、どれほど感慨深い思いに浸っていることだろう・・・。本当にいい仕事をさせてもらったなぁと思う。自分たちの立ち居地を互いに確かめながら、励ましあいながら、チャレンジするってこういうこと?なんてことを考えながら仕事させてもらった。拙い私をパートナーとして認めてくれて、本当に本当にありがとう。そして3つめは、前記事の仕事。新しい仲間にたくさんの刺激と喜びをもらいつつ、これまたドキドキの挑戦が続く。請求書を起こしながら思うことは、「こんな私でいいの?」ということ‥‥。お金をもらうということの重みをしみじみと感じる。今まで十数年間の「仕送り」には感じなかった重み、である。そして、そして、今度の「報酬」から、必要経費やせめて自分で負担したいと常々思っていた分(家族の経費をちゃんと折半して負担するのはまだ遠い先だと思われる・・・)をさっぴいて残った分は自分用に積立しようと密かに決意している。今まではそんなことは到底できなかったし、まぁ出来るようになったとはいえビビたるものなのだけれど。アクセサリーは要らないから(と言いながらそれはそれで買うかもしれないけどさ~ほほほほ~)勉強を続けたい・・・・。それが偽らざる気持ちなんだよね。それは残業代のなかから見出した「ご褒美」とは明らかに違う。投資、というか‥‥いや、やっぱり、単なるわがままか。もとい。請求書ってラブレターだなぁとおもう。請求書って感謝状だなぁとおもう。 「チャンスをくれてありがとうございました!」「またよろしくお願いします!」