絵画のある生活
「自分らしいインテリア」なんてタイトルのついた雑誌を買っては、「ああ、こんなふうに出来たら・・・」とため息をつくことって少なくないですよね。私は少なくとも掃除とか整理整頓とか苦手なので、「見せる収納」とかありえないし(笑)、雑貨を並べて自分らしい空間を作るということも出来ません★モビールも買えてないしね(笑)そんな私が唯一、ガンバッテいるのが「絵画を飾る」ことでしょうか。わが家は、リビング、ダイニングそしてキッチンがすべてつながっていて、そこでは5枚の絵が飾られていますし、それ以外の場所には4枚の絵を飾っています。絵は、掃除機かけるときにジャマにならないし(笑)、ときどき拭いてやればいいだけなのでお手入れも簡単。平面的なので空間を占有することもないし、そのくせ、それなりの存在感もありますから、なかなか優れもののインテリアだと思います。どの絵も思い入れがありますが、やっぱりこの絵が一番、でしょうか。2年前、娘が生まれたときに記念にと購入したのが、クレーの天使少しわかりにくいですが、この本の表紙になっている、パウル・クレーの『忘れっぽい天使』という絵です。一般的なクレーのイメージからは少しかけ離れた画風ですが、その優しい表情に一目ぼれでした。「天使」は額装済みのものしか購入できませんでしたので手を入れていませんが、他の絵は実はほとんどの額をオーダーで作っています。絵よりも額縁のほうが高くついたりすることもありますが(笑)、しっかりした額に入れると絵が引き立ちますし、何よりも部屋全体のイメージや他の絵とのバランスがとれます。生まれて初めて作った額は10年以上前で、そのときは最寄の百貨店の絵画コーナーでお願いしたのですが、家を引っ越すにあたって、今の家の感じにあう額装に作り直しました。額を変えただけで絵の持つイメージが予想以上にがらりと変わって嬉しくなった記憶があります。わが家の近くには、とても親切でリーズナブルなオーダー額を作ってくださる工房があって、何かあればそこにお願いしています。額だけでなく、マット(絵と額のあいだに入る部分)などもいろんな提案をしてくださるし、絵が痛まないようにといろんなケアを丁寧にしてくださるのでとても助かっています。「絵なんて・・・」「額なんて・・・」って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、案外ハードル低いですよ♪「私もやってみようかな?!」と思われた方は、まずはいくつかのショップをあたってみて、材質のバリエーションや、アドバイスの内容から自分にあうショップをセレクトするところからはじめてみるといいと思います。ぜひぜひ!