働く母の夏休み
働く母にとって、子供の夏休みは大変であーる。何が大変って、夏休みの「品質」を落とさないこと、それに尽きる。息子の弁当がなくなったと思ったら娘の学童の弁当がはじまり・・そういうのも本当にきついけれど、それ以上に多分辛いのは、毎日継続させることを継続させるために付き合うことだったりする。あさがおの観察カード、日々のお手伝いとその記録、読書記録なんかもある。申し訳ないことに、この手のことは普段は学校におんぶにだっこである。保育園のときも保育園サマサマだった。何が本来かはともかく、お願いしっぱなしってどーよ?とは思う。だから、夏休みぐらいはちゃんとつきあわないと・・と思うんだが、普段だって歯磨きとかお風呂とか、そういうことですらぎゃーぎゃー吼えてることは珍しくなく、それに新たにあさがお観察って・・だいたいあさがおって朝しかダメなんですけど・・・。げ・・・。でも、そういうことって大事だよなぁ、と思う。あとでまとめて、といかないところがまたいいのである。(多分)少なくとも、楽しいイベントだけで埋め尽くされた夏休みより(っつうか、娘の場合、そんなことはありえないが)毎朝のほんの少しの母子ではなく親子(もちろん夫も担当するので)二人三脚の時間が記憶に残ったりするんじゃないかなーとか思う。私は本当に物覚えが悪くて、中学高校はクラブ一色、ひらききった汗腺の思い出しかない。小学校は全部いっしょくたで何年生なのかなんてさっぱり区別がつかない。いや、そもそも覚えているシーンなんて片手ほどしかない。それでも、普段はあんまり関わらない母が、暑いなかを勉強しやすいようにと和室を使わせてくれて、そこでポスターをだらだら書いていたことは覚えていたりする。どこに遊びに行ったのか、ぜーんぜん覚えてないのにさ。(家族旅行だってあったはずなのに)子供たちの夏休み突入1週目はどうやっても心に余裕が持てず、文字通りほったらかしであった。この週末、挽回とばかりに学童でやるドリルを選びに本屋に行ったりした。買った途端、嬉しくてしかたない娘はせっせとやって帰ってくる。夕食後の赤鉛筆での採点は、不当にハナマルを要求され、いやそうじゃないだろーと説明するだけで時間がかかるのだが、これも多分、娘の夏休みを地に落とさないための、私自身のための抑止力なんだと思う。ちなみに息子は毎日毎日サッカーだけやっている。思い出も品質もあったもんじゃない(笑)それでも2冊はドリルをチョイスして渡してみた。机に出しっぱなしになっているのをこっそり覗いたら5ページはやっている。ま、こんなもんだろ。