危険な棄権
今回の衆議院選挙で選挙を拒否しよう、何ていう”棄権”運動が展開されていましたが、危険は白紙委任であって、政治的には何の意味も有りません。投票率が下がって得をしたのは結果を見れば明らかだけど、組織票の固い政党。具体的には共産党と公明党。特に無党派層からの流入が殆ど期待できない公明党は投票総数の減少により比例区の当選ラインが下がって大きくゲイン。共産党は、今回は野党第一党の試合放棄で与党に対する批判票の受け皿になったようですが。自民党は一見すると組織票で維持されているように見えますが、その得票数を見れば投票率にはさほど影響されていません。自民党の得票は全有権者の17%しか無い、何ていっても後の祭り。(あるいはこれを言いたいが為の棄権運動かもしれませんが)それにしても極右の「次世代の党」が惨敗して、極左の「共産党」が倍増なのだから、「日本が右傾化している」と言うのが言いがかりであることが証明されました。