出来た親
面談も折り返し点を迎え 後,半数の保護者の方と連休終了後から面談です。土曜日の教室は「土曜日」という曜日のせいか 送り迎えがパパさんの割合がとても高いです。土曜日の教室は近くに大きな公園がありますから、帰りに遊んで帰る~という話もよく聞きます。さて、土曜日にも面談がありました。年長さんのよく出来る男の子です。1年先の教材をすいすい こなしているのですが、最近本人が「九九を知っているよ。掛け算はやくやりたい」と言っていました。その事を保護者の方にお伝えすると、「なんでも先を先をやりたがる子なんです。ですが 私は ある程度内容の濃いものをじっくり 積み重ねてほしいんです」と、おっしゃられました。私は日頃より 学○の教材は 計算だけに特化した教材でない=考える内容がたくさん詰まっている教材である、という事を保護者の方にお伝えしています。引き算の内容でも 求残(残りを求める)、求差など(2つの集合体の差をもとめる)がありますが、それぞれを しっかり説明して引き算の意味を理解させます。教室では1年生教材になる前までには、1.数の数字と量の一致。数の多少2.数の合成、分解3.順序数。4.マトリックス(右から何番目、前から何列目といった2つの条件をみたすもの)5.10のまとまり作り(10の位、1の位への導入)6.広さ、長さ比べ(量への導入)こういう算数の基礎をまず最初にしっかり教える事が大事だと思います。ひとつひとつにきちんと意味付けがある事、算数の約束事をいいかげんにしない事(数字をいい加減にかかない・・という初歩的な事も含め)等 この時期にきっちり 身につけさせます。そうしないと 先になってから、「よく問題を読まない」「丁寧な処理をしない」といったつまらないミスをしやすいですし、しっかり問題を読んで問題に書かれている情報処理が乱雑になりやすいのです。初歩的なことをしっかり身に付けたら 後は計算だけでなく それを使った文章題で 文章→図式化、立式 という練習を 毎回していきます。難しい問題だけをチョイスして先へ先へ進むのではありません。基本的な問題を正確に丁寧に仕上げる→理解力がスムーズ→その結果 先取り学習。と、なるのが 私の理想なのです。興味がある事はどんどん 進ませたい気持ちはありますが、興味があるものだからこそ、今いる位置の周辺をより詳しく探索する方法を取ってあげたいのです。そんな話をお母様にお話しました。そのお母様は同感だと深く頷いてくださいました。収穫を早く早く~とせかしては 一般には 大きな実りは期待できません。♪「人気blogランキング」に参加しています。クリックして下されば嬉しいです♪人気blogランキングへ