「統一地方選」 このままで大丈夫か?
最初に・・・・ブログ管理の画面に飛ぼうとしたら「楽天リンクス」などの宣伝画面が表示され「必要としない」をクリックしないと管理画面に変わらなかった。最初は管理画面が無くなったか、変更されたかと思った。楽天さん、いつもお世話になっているから、あまり文句は言いたくないが、一方的で強引な宣伝はやめましょうよ!さて、今日は固い(?)話題なのですが、統一地方選のやり方に疑問を抱きました。それは「不支持票」の「重さ」なんです。統一地方選(都道府県市町村の首長や議員の選挙を全国一斉に行う)が最初に実施されたのは1947年(昭和22年)で、この時の市町村の数は10,533でした。それが1955年(昭和30年)に行われた「昭和の大合併」で5,014になり、最近行われた「平成の大合併」の結果、2007年現在で1,827になっています。議員は定数の是正で対応できるので大きな問題はないと思うのですが、問題は首長(知事、市区町村長)なんです。統一地方選が始まった頃と比較すれば、市町村合併により、5.76人いた首長が1人になっているという事です。それでも、当選した人を支持した人にとっては、さしたる問題はないでしょう。しかし、支持した人が落選した人の人数は確実に増えていると予測できます。 例えば、X町、Y町、Z町(各町民50,000人)が合併してA市になった場合に、3人の旧町長が市長に立候補し、各町民の殆どが旧町長に投票した結果、僅差でX町の旧町長が当選したとします。すると・・・・・・旧町政の時は町民の民意の殆どが反映された首長(町長)が選ばれて、町政にもそれが反映されたものが、市になった事で、市民の約3分の1の民意しか反映していない首長(市長)が選ばれる事になります。「不支持票」は約100,000票、「支持票」は約50,000+α票という事になります。(あくまで仮定の話ですが) 票数では1位の人が当選したのだから、それが「民主主義」だと言えば、確かにそうですが「不支持票」の方が圧倒的に多いのに良いのでしょうか? これは現実に起こり得る事なのです。国会議員の選挙で小選挙区制が採用(併用)された意図(思想、目的)を考えれば、市町村合併によって自治体の住民規模が大きくなった今、首長選挙のやり方は再検討する必要があるのではないだろうか・・・・と言うのが、今日の私の疑問です。「有効投票数の過半数」(最近の選挙の投票率の低さを考えれば「選挙権を持った住民の過半数」とすると誰も当選しない可能性が強いので)という「当選ライン」を設定し、選挙の結果「当選ライン」を超えていなければ当選とせず、再選挙を行うとか。「選挙にも大変な費用がかかるんだ! 何度も選挙なんてやれる訳ないだろ!」なんて罵声が聞こえてきそうですが、もともと「選挙に金がかかる」事にも問題があるので、そのやり方もついでに見直してみたいものです。そうだっ! 自分が立候補してマニュフェストのトップに「お金のかからない選挙の実現」「民意がより反映される選挙の実現」・・・ついでに「バイクの通行料値下げ」・・・・を掲げようか・・・・・って、やっぱり、とりあえず立候補して選挙する金も根性も無い。政治って、周りでウダウダ言うのは簡単だけど、やるとなったら難しいんだろうな?・・・・・・