過信は禁物! スタッドレスタイヤ
・テレビで「警察〇〇〇」という番組を見てました。 交通事故や犯罪に対する意識啓発に役立つと同時に、不謹慎かも知れませんが「好奇心」「野次馬根性」を満足させてくれます。その中で、一つとても重要な知識を得る事ができました。いや、知っている人が多いとは思うのですが、情けない話、私は今まで知らなかったのが「スタッドレスタイヤ」の弱点です。<スタッドレスタイヤ>そして 「スタッドレスタイヤを過信するのは危険」 と認識しました。それは、スタッドレスタイヤが「雪には強いが 雨には弱い」という事です。警察の事故処理担当の警官が言ってたので、間違いはないと思います。そこで、念には念を入れて「Wikipedia」で確認してみると、その裏づけとなる事が書いてありました。※以下、Wikipediaより抜粋「スタッドレスタイヤは普通のタイヤに比べて、溝が深く設計されている。これは、積雪路で雪を溝が噛むようにしてグリップを得る為である。また、接地面で溝に噛んだ雪はタイヤが回転する間に溝から剥がれ落ち、再度接地した時には、新たに雪を噛む動きをする」「スタッドレスタイヤは0℃を数度下回る温度以下で本来のグリップ力を発揮する。普段降雪のない温暖な地域において、まれに路面に積雪したような時には路面温度は氷点下前後のためにタイヤ作動温度領域から外れるので、スタッドレスタイヤを過信するとかえって危険を招くことがある。また通常のノーマルタイヤよりも1箇所にかかる摩擦が大きいため摩擦熱が発生しやすく、夏にスタッドレスタイヤを装着して高速走行を繰り返した際にタイヤから火が出て車両火災になったケースもある」「溝が浅くなったスタッドレスタイヤはゴム自体の柔らかさや多数の溝による接地面積の減少や排水性に劣るなどの理由で、乾燥路面でのグリップ力は一般タイヤに劣り、通常のコーナリングでもグリップ力の限界を超えて容易に横滑りを起こしやすい。また、濡れた路面では更に性能低下が激しく、JAFのテストでは、制動距離が1.5倍以上にもなった」「ハイドロプレーニング現象に対する耐性が低い(排水性が悪い)ので、降雨時の高速走行には注意が必要」※以上、Wikipediaより抜粋私は、タイヤのゴムが柔らかいスタッドレスは、路面のグリップが良いと思っていました。 それはカーレースなどを見ていても解るのですが、ソフトタイヤは最初から路面のグリップが良いが、磨耗しやすく長くは持たない。ハードタイヤは最初は路面のグリップが悪いが、タイヤが熱くなるとグリップ力を増し、ソフトに比較し長持ちする。そんな認識があったのですが、考えてみれば、それはレースでしか使わないスリックタイヤ(溝の全くないタイヤ)の場合なんですよね。ちなみに、昔の話ですが、私は通常タイヤで雨の東名高速を静岡から名古屋に向けて走行中、「ハイドロプレーニング現象」を体験した時があります。突然、エンジンが回転数を上げ(抵抗が無くなった為)、タイヤが空回りし(水の上を滑っている)、ハンドルやブレーキは全く効かなくなります。その状態を認識できた為、何もできないならと開き直り、アクセル、ブレーキから足を外し、自然に減速して行くのを待ちました。ハンドルを指先でつまむ程度に僅かに動かしながら、タイヤのグリップが戻ったかどうかを確認していました。しばらくして(本当は数秒だったと思うのですが、長く感じました)ハンドルが効くようになったので「助かった」と思いました。あの時、前を走っている車がブレーキを踏んでいたら、間違いなく追突していたことでしょう。今まで、スタッドレスを履いていれば、雪の日も、雨の日も安心と思ってましたが、大きな間違いでした。 スタッドレスを外すまで、雨の日の運転には十分に注意する事にします。ふ~、あぶない、あぶない。 知らないって、恐いことですよね。・