鳥海高原・鳥海山ドライブ その2
南由利原高原を出発、花立を後にして、いよいよ鳥海山への登りです。花立山荘のところから県道58号に入るのですが、すぐ林道を舗装しただけのような狭い道になります。全線舗装ですが、この先、終点の五合目祓川(はらいかわ)まですれ違いにご注意です。おことわり:アップローダの容量逼迫につき、画像は縮小の上、画質を50%落としてあります。また、走行中に前方を写した画像は、助手席に撮影を依頼したものです。 ここで、鳥海山の紹介をしましょう。 鳥海山は日本海沿岸の秋田県と山形県との県境にそそり立つ、東北で2番目に高い標高2236mの山です。西の裾野は日本海に落ち込んでおり、海岸線から山頂まで、直線距離で僅か十数キロしかありません。伏流水が日本海の海底に湧き出しているところもあるようです。 獅子が鼻湿原、法体の滝、奈曽の白滝などの名勝地が各所にあります。象潟口、吹浦口からの鳥海ブルーライン五合目「鉾立」と、矢島口五合目「祓川」まで車道があります。 鳥海山は何度も噴火を繰り返しながら成長してきた複成の成層火山で、最も最近の噴火は36年前の1971年です(水蒸気爆発)。従って、気象庁の分類上は当然「活火山」であります。山脈、山系の分類では出羽山地に分類されることが多いですが、学術上は山系に属さず独立峰ということになっているようです。※ちなみに、東北で一番高い山は、尾瀬の燧ケ岳です。さて、ドライブに戻りましょう。 途中、何箇所かの下車散策・展望スポットがあります。そのうち、最も麓に近い木境展望所からは、先ほどの南由利原高原、更には麓の矢島町が見えます。 道は、ブナの二次林の中を進みます。ブナの二次林とは、伐採したブナの原生林が天然更新した、つまり、再度自然に生えてきた森のことです。貴重な植生ゆえ、間伐や下草狩りが丁寧に行われ、守られています。 青空が緑の葉に透けて、とても気持ち良い。森林浴はこのようなブナ林がいいですね。木の実も豊富で、獣もたくさんいます。短い夏を謳歌する豊かな森です。冬はとても厳しい森です。 標高が上がるにつれて、林相はブナ林から低木、潅木に遷移していきます。 延々10km以上も山道を走り、五合目祓川(標高1,210m)に到着です。ここまで来ると、大きな木はほとんどありません。 祓川は鳥海山の秋田側に3つある主要登山口のひとつで、「矢島口」ともいいます。正確には、登山道は麓から続いていますから、ここは矢島口登山道の途中ということにもなります。 駐車場が2ヵ所あります。1ヶ所は終点にありますが、もう1ヶ所は少し手前にあり、終点まで歩いて5分ほどです。以前は夏山シーズンのみ矢島から路線バスが通じていて、羽後交通のミニバスが上がってきていましたが、今はありません。自家用車以外の方は、タクシーかレンタカーをご利用下さい。当日もタクシーが1台上がってきました。 終点の駐車場は満車寸前でした。手前の駐車場はガラガラでした。登山者のほかに、ハイキング客、物見遊山の観光客、大勢。意外にもかなり若い人が大勢いました。何故?…しかしその謎はいずれ氷解しました。 祓川駐車場より少し(ほんの少し)遊歩道を進んだところから矢島町方向。かなり良い眺め。遠くは霞んで見えませんが、秋田市の太平山も見えるはずです。大きな残雪がありますね。観光客、雪の上でおおはしゃぎ。遠方の方のようですが、おば様、ヒールはないでしょ・・・。 駐車場からものの2分で、大きな湿原に出ます。龍ヶ原湿原といいます。この辺は雪が融けたばかりのようで、まだ夏山の池糖という雰囲気には遠いですが、所々にミズバショウが見えますね。 撮影位置の直ぐ脇に、祓川山荘という鉄筋造の山小屋兼避難小屋があります。 木道があるので、先に進んでみましょう。次回。入梅前のこの季節、東北の山々は新緑と残雪のコントラストブログランキング「地域情報(東北)」に参加しています【鳥海山氷河水 500ミリリットル×24本】山頂付近に氷河地形が見られることから、「氷河」とネーミングされた地場商品が多数出ています先行予約特典付送料無料企画秋田ブランド 【象潟の岩がき】 12個鳥海山の伏流水が海中に滲み出しているために味わえる。季節はこれからの夏が旬!先行予約。とにかくデカイ。ぷっくり太ってます。~今夏も水揚げがされ次第、早速食べに行く予定~