きさかた 島の景色(3)
雨に煙る象潟九十九島の画像を、2夜連続でご覧頂きました 第1夜の記事に、「島」とよばれるいきさつを文章で紹介しましたが、分かりにくかったでしょうか? 象潟郷土資料館に、謎を一発で解く模型があります。 つまり、2600年ほど前の鳥海山の大崩落(象潟泥流)以降、1804年の象潟地震までは、象潟の地はこうだったわけですな。 松尾芭蕉さんも、この景色を見て、湖に浮かぶ舟に乗って、句を詠んだんですな。 これが、地震で広範囲にわたって隆起し、陸地になったわけです。一夜にして湖が干上がったので、人々はとんでもなく驚いたでしょう。 古い解説用模型なんで、縮尺はだいぶいい加減ですが、当時の様子が一目でわかる、よい展示です。 ちなみに、泥流が流れ込む前は、海でした。汀線(海岸線)は、この模型で言うと、湖の向こう岸に当たるところ。 そして、湖は汽水湖だったので、貝がたくさん生息。この模型の隣に、貝殻が沢山突き刺さったままの地層剥ぎ取り標本があります。 この辺、温泉も出ます。ぬるいのですが、海水が変化した茶色い湯。 象潟市街地の、マグロとハマチが出ない宿たつみ寛洋ホテルさんのお風呂も、茶色の湯が満たされておりますよ。ブログランキング投票してくださ~いこれクリックするだけで1票相生の舞/鳥海山