ことこと＠チェンマイ！ タイ移住ドキュメント＆北タイ通信♪

最近タイの政情不安が海外でも報道されるようになり、皆さんからご心配をいただいている。連日ニュースや新聞などは賑やかではあるのだが、都心のビジネス街や歓楽街、外国人が多く居住する地域などにいる限り、今のところ特に危険を感じることはない。

一応日タイ間の国際ビジネスに関わっている身としては「安定政権」であった方が国際的な信頼が高いため、現在のような先の見えない展開は極めて好ましくない。わたしの周辺でも一部業務に遅延や障害が生じててんやわんやの方もいらっしゃる。

特に首都バンコクでは反政府勢力が優勢なために大規模なデモや集会などがたびたび開催され、それに対して「軍が介入？」とか「非常事態宣言発令？」とか噂がとぶ。バンコク在住のタイ人は圧倒的に民主化勢力支持で、協力会社のタイ人スタッフの中にも連日深夜まで集会に参加して気勢を上げてる者もいる。タイ人のこうした人民のパワーというのは選挙での投票率ですら寒～い数字の日本人から見ると刮目すべきものがある。

とはいえ、泣いても笑っても４月２日は「総選挙」になってしまった。

のほほんと暮らしている不良外国人のわたしにも、野党の総選挙ボイコットによって与党（タイ・ラック・タイ）の看板のみが並ぶバンコクの街は異様に映る。

以前にも紹介したように投票前日と当日は「禁酒日」となるうえに、タイの選挙は現在居住しているところでなく出生地で行うこととなる（日本でいう戸籍と住民登録が一緒になってしまっているため）ため、地方出身の人たちはバスなどに乗って田舎に帰ってしまうので、歓楽街のお店はお休みになるところが多い。タイへの訪問を予定されている方、ご注意を！！

選挙のためにわざわざ田舎へ帰るの？と日本の方は驚かれると思うが、よくわからないのだが選挙に行かないとマズイことになるらしい・・・。地方によって事情は異なるようだが・・・。うちのパートナーもチェンマイに帰るので、もし時間に余裕があるようであれば同行して実態を見てこようかと思っている。