カテゴリ:タイを知る!
黄色、ピンク・・・に続いて、タイはいま「黒と白」に包まれています。
1月2日、国王陛下のお姉さまにあたられる「ガラヤニ王女殿下」がご逝去され、政府機関などは15日間の服喪に伏すことに決定しました。 まず危惧したのは、ご逝去にともなっていつもの「酒類販売規制」や娯楽施設の営業規制などが敷かれないかということでしたが、それはありませんでした。ちょうど12月のパーティーシーズンに2週連続で選挙がらみで「禁酒」となったばかりですが、今回は特にタイで年末年始休暇を過ごされている方が大勢いる時期ですので、影響が大きすぎます。 ここで驚いたのが、タイのひとびとの服装が一気に「黒」と「白」になったことでした。 わたしは何の気なく「赤」のシャツで出かけようとしたところ、パートナーさんに咎められました。「赤で出かけるのはよせ。まずい」と・・・。へえ!?そういうものですか。まあわたしは持ってる服の約7割が「黒」ですから、まったく問題ありません。ですが一般のタイ人はあまり黒を持っていないようで、全国の店舗で「黒」の衣料が品薄になるほど売れて、便乗値上げの取り締まりが行われるほどとか。 テレビの出演者もこんなカンジになってます。 さらに「ギョッ」とするのは、番組によってはこんなカンジになるのです。 録画放送なのでしょうか?画面を白黒化することで「番組ごと服喪」してしまってます。ここ数日は少なくなりましたが、ご逝去からの数日間はドラマなどの番組も白黒か、それに近いほど色のコントラストを下げて放送されていました。 今はほとんどの番組が「カラー規制」なく放送されていていますが、どの時間帯でタイのチャンネルを回してみても、必ずどこかの局でガラヤニ王女殿下の映像または写真を映し出しているハズです。 感想を具体的に述べるのはやめときますが、こうしたタイ国民の「王室への敬慕」のあり方には驚きとともに戸惑いを禁じ得ません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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