カテゴリ:タイを知る!
みなさんも各種情報ソースからご存知の通り、
「赤いソンクラーン事件」 または 「赤シャツの乱」 はどうやら制圧された模様ですね。(勝手に名前つけちゃった) 今回は日本でも連日トップニュースで、空港占拠に続いてタイは世界に恥をさらした形となりました。それでも今回は旅行のキャンセルがほとんど出なかったそうですから、タイ好きの意思の強固さには「同胞」ながら感嘆するしかありませんね。死んでも構わんからタイに行くという人間が日本に少なくとも30万人はいるのでしょう(笑)。 ある種みんな慣れっこになったんですかね?朝の情報番組で小倉サンが「こんなの年中行事みたいなもんだから大したことない!」と知ったかぶりしてましたが、少ないソースながら現地からのナマの報告を聞いていて慄然とするほど、 「今回はよくこれだけの被害で収束したな・・・」 と心底ホッとしています。もちろん亡くなった方や怪我をされた方も大勢いるので、手放しで喜ぶのは不謹慎ですが・・・ 以前にも書きましたが、無理に背景を知る必要はないとは思うのですが、やはりタイ好きの方々、特にタイ人家族をお持ちで今後もこの国とお付き合いしなくてはならないひとには、少しでも一連の出来事の「ホントのところ」を追求してほしいと思います。 入手可能な情報だけではなかなか読み取れませんし、なかなか公開情報として書きづらい「微妙」な事項も含まれますので、知ってることも「奥歯にモノがはさまったような言い方」しかできないのですが、少なくともお会いできた方とはガンガン情報交換してまいりたいと思います。みなさんも独自のソースでいろいろ調べておいてくださいねっ! 今朝も普段はタイに無縁と思われるテレビの「有識者」が、 「これだけデモが盛り上がるってのは、タイの民主化が進んできた証拠ですね」 なんて「上から目線」の信じがたいコメントをしてたので、余りのショックで数秒間気を失ってしまいました。 まあ門外漢にとってはタイなんてこんなもんなんでしょう。 われわれにしても、ニュースで「赤シャツ」を見て、「この馬鹿者ども!」とつい思ってしまいますが、中には騙されるようにして故郷から駆り出されて、日当が出なくて食事もままならず、帰宅できずに友人に電話で助けを求めたという哀れな話も聞きました。一部報道によると、首相府包囲を解散して散っていく赤シャツを一般市民が要所で待ち伏せして「リンチ」にしているという暗いニュースも・・・。自業自得ともいえますが、上の話と合わせて考えると実に哀れな話です。 バンコクでタクシーに乗っていて、運転手に「おまえはタクシンが好きか?」と聞かれたことのある方はかなりの割合でいらっしゃると思いますが、なんとなく支度金に釣られて参加した「浮動層」ばかりでなく、そういう真性の「タクシン・シンパ」も低所得層を中心に相当数存在するのも否定できません。 禍根は消滅したとはいえませんが、少なくとももう「民主化闘争」を偽った「市民」ならぬ「群集」による威圧行為では、国の不利益を増大するばかりで、なおかつ自分らにも重大な悲劇をもたらすことを参加者も一般市民も胆に銘じたことと思います。 「扇動者」にしても、再び同じ手法で国家転覆を図ることは不可能と悟ったことでしょう。 これからどういう形で今回の件が報道がされるのか様子を見たいと思いますが、今回は 「いつもの民主化デモが解散しました」(ってカンジで報道されるのかな?) というより遥かに大きい意味のある「制圧」だったと個人的には思います。 なんとなく現政権が基盤を固めて政局が安定するのではないか?という印象を持ちます。 これで遠からぬうちにまたコトが起っちまったらTui☆は「赤っ恥」ではありますが、希望的観測を含めて、 「これでタイはもう大丈夫です!」 と勝手に宣言しちゃいましょう。 みんなタイに遊びに来てネ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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