【2005年12月04日】らき☆すた 萌えドリル
過去レビューコーナーをはじめました。他のブログやレビューサイトで投稿したものの再掲載です。お買い物に役立ててくれると幸いです。(基本的に修正などはしません。)-----------------------------------------------------角川書店が狂った!おかしくなった!なんかスゴいゲーム作りやがった!っつうわけで、すごいゲームが登場です。脳を鍛えるゲームはいっぱいありますが、ストーリーモードがついているゲームは初めて ではないでしょうか?少なくとも私は初めて見ました!ドリルの内容は「計算」をはじめ「色判断」や「瞬間記憶」など、スタンダードなものですが、すべて対戦式になっており「らき☆すた」の各キャラに勝たなければなりません。で、自動的に自分のレベルを判断し、次の対戦で相手のレベルが落ちるように作られています。ですから負けてコンティニューすればストーリーモードは「とりあえず」だれでもクリアできます。ただし、レベルに応じてアイテムなどが入手できるため、コンティニューでレベルを落とすのはあまり良くないようです。必死でクリアする必要があるわけです。ところが、このゲーム、レベルが上がっていくと「三桁二桁の割り算」など、とんでもなく難易度の高い暗算が出題されますので、おそらく 常人ではすんなりクリアできる人は少ないんじゃないでしょうか? 少なくとも私にはちょっと難しすぎます。もちろん、そうなることも多少予測したゲームバランスに仕上がっています。先のような難易度の高い問題は基本的に連続して出てくることはありません。このゲームは次の次まで問題が見えるようになっており、簡単な問題をあえて答えるのを遅らせて、三問先の問題を暗算しておくことができるのです。また、間違えたらそこでアウトではなく、相手が答えるまで何度でも書き直しができるためヤマを張って、適当な数字を書き込むなどの「戦略」も出てきます。ただ、コンピュータにはキャラの性格付けがあるため、あまりゆっくりやっていると みゆきさん のようなキャラには勝てません。この「キャラの違い」で気合の入れどころを考えるのも重要なようです。最初から飛ばしているとストーリーモードを最後まで遊びきるのは大変です。ちなみにストーリーモードひとつのお話に7回ほど対戦があるようです。ラストが難しいとは限らない のがミソですね。とにかく尋常じゃないボリュームと戦略性、実践性が見事に組み合わさった傑作です。難易度の乱高下はやや気になりますが、「らき☆すた」ファンなら某教授のアレより長く遊べると思います し、お買い得ではないか、と。ペン入力の誤動作も実は某教授より少なかったりします。あと、朗読というほどでもないんですが、音読に音声認識をつけたのはすごいことだと思います。読まされる文には色々言いたいことはありますが・・・。でも、これがアリなら「もえたん」とか「もえかぶ」もゲームにできるよね・・・・。つか、作るべきだよね。あと、このゲームのジャンルが「萌えドリル」って・・・。角川さん、まさか 続編考えてますね?-----------------------------------------------------