[ﾊﾟﾃｨｼｪ・ﾍﾞｰｶﾘｰ]の記事一覧 | ちきん★HeaRtS

◆洋ﾅｼとﾌﾗﾝﾎﾞﾜｰｽﾞのﾊﾞﾊﾞﾛｱﾊﾟｲﾝのｸﾞﾗﾆﾃ添え

◆洋ﾅｼとﾌﾗﾝﾎﾞﾜｰｽﾞのﾊﾞﾊﾞﾛｱﾊﾟｲﾝのｸﾞﾗﾆﾃ添えｺｺｱ台のｽﾎﾟﾝｼﾞ上にﾌﾗﾝﾎﾞﾜｰｽﾞ、洋ﾅｼのﾊﾞﾊﾞﾛｱを流し固める。層は3段。横にﾊｰﾄﾞ･ﾋﾞｽｷｭｲを貼り付けて完成。ん～超簡単☆ｸﾞﾗﾆﾃはﾊﾟｲﾝの缶詰をｼﾛｯﾌﾟごとﾐｷｻｰにかけて漉す。良く冷ましてから同量程度のﾌﾞﾛｯｸｱｲｽ（氷）と共にｼﾞｭｰｻｰﾐｷｻｰへ。ｶﾞﾘｶﾞﾘ君ｿｰﾀﾞ味の真ん中並の氷の粒子になったら完成。缶詰ごと余め冷ましておけば製作時間1分のｸﾞﾗﾆﾃ。手つきの器はｱﾝｸﾞﾚｰｽﾞｿｰｽ。これも後日ﾙｾｯﾄ追記。する予定･･･

胡椒のタルト

黒胡椒とﾋﾟｽﾀﾁｵをﾀﾙﾄ生地に混ぜ込み、ｺｰﾋｰ風味の卵黄入りﾁｮｺﾚｰﾄｸﾘｰﾑを流して焼いた一風変わったﾃﾞｻﾞｰﾄ。ﾀﾙﾄ（変形ﾊﾟｰﾄﾌﾞﾘｾﾞ）の小麦粉の香ばしさとﾋﾟｽﾀﾁｵのほのかな甘みが胡椒の辛味を和らげて、香りだけを残してくれる。ﾁｮｺﾚｰﾄｸﾘｰﾑは火は入っているけど限りなくﾚｱに近く仕上げる。胡椒、ﾁｮｺﾚｰﾄ、ﾋﾟｽﾀﾁｵの微妙な味の駆け引きが楽しめる当方の完全ｵﾘｼﾞﾅﾙﾃﾞｻﾞｰﾄ。追記でﾙｾｯﾄ載せます。━━━━━━━━━━━━━━━━色気も何もない写真です。派手に決めるのも良いけど、たまには地味に行こうかなと思って、色の省略をしていったらこうなった。ﾌﾙｰﾂの酸味がﾀﾙﾄに入った胡椒の若干の辛味を増大させてしまう恐れがあるので、酸味系は避けました。

自分愛のバレンタイン

おいｵﾏｴ等！どこのｻｲﾄに行っても、どこの何を読んでもﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝ!、ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝ!!、義理ﾁｮｺがどーたら、本ﾁｮｺ貰った！やら、どいつもｺｲﾂもまるでｶﾗｽの鳴き声のようにﾋﾟｰﾁｸﾊﾟｰﾁｸﾋﾞｰﾁｸ繰り返しやがって、まったくｵﾏｴ等には個性ｯつーもんが無いんだよ、こういうところで差別化を計らないでどうする。と言う事で、日本から12時間遅れているｱﾙｾﾞﾝﾁﾝでも、本日ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝDayを迎えました。だから今日はﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝの話題ね。この世の中のｼｽﾃﾑには「ﾓﾃﾙ側の人間」と「ﾓﾃﾅｲ側の人間」が存在します。もうね、これだけは捻じ曲げられない社会のｼｽﾃﾑ。例えて言うなればそう･･弱肉強食の世界と似てる。本来はｵｽに一個づつ均等に分け与えられるはずのﾁｮｺﾚｰﾄが、何らかの理由で「ﾓﾃﾅｲ側の人間」には与えられず、そこで行き場を失ったﾁｮｺﾚｰﾄが「ﾓﾃﾙ側の人間」の下へ纏まって流れる。ほら、よく言うじゃないですか、ﾁｮｺﾚｰﾄを貰い過ぎた「ﾓﾃﾙ側の人間」が「ﾓﾃﾅｲ側の人間」に言うｾﾘﾌ「あ～、こんなにｲｯﾊﾟｲ食えﾈｪよ･･ｵﾏｴに分けてやるよ」いやぁ、さいっっこーに良いｾﾘﾌだ。これ以上無いくらいの勝ち誇ったｾﾘﾌ。「ﾓﾃﾙ側」もね実際は嬉しいんですよ、やっぱﾓﾃﾅｲよりもﾓﾃﾙほうが嬉しいに決まってる。それにせっかく貰ったﾁｮｺﾚｰﾄも「ﾓﾃﾅｲ側の人間」には上げたくないんですよ。でもね、そこで少しでも相手よりも自分の方が優れているという本能が働くわけなんです。だから優越感に浸る為にﾀﾞﾙそうに「ﾓﾃﾅｲ側の人間」にﾁｮｺﾚｰﾄをあげる。その賄賂に近いﾁｮｺﾚｰﾄの裏に隠された心理ってのは、ｽﾄﾚｰﾄに言うと「我が僕（しもべ）に為りたまえ、このﾌﾞｽ男」と言う事に他ならないんですが、実際問題として「ﾓﾃﾙ側の人間」にﾒｽ関係の世話になることが多いですね。と、期待には沿えないんですけど当方は皆も知っている様に「ﾓﾃﾙ側」「ﾃﾞｷﾙ側」の人間ですから、いつもﾁｮｺﾚｰﾄを「ﾓﾃﾅｲ側の人間」に上げるほうでした。実際、僕（しもべ）の心理は良く解らないんですけどね。ｱﾊﾊﾊ♪と、ここ10年で貰った数が義理を含めて5個にも満たないﾁｷﾝﾊｰﾄ管理人Mです、ｺﾝﾊﾞﾝﾊ。あぁ、学生時代はﾓﾃﾙ側の人間だったのになぁ、、まったく･･･本ﾁｮｺとか貰った奴等は全員地獄に落ちればいいのさ。最近加齢臭も漂うようになり、一日風呂に入らないだけで有り得ないくらいのｷﾝｸﾞ･ｽﾒﾙが発生し、ｼｮﾝﾍﾞﾝも20代の頃は縦だったのに、最近になって横に2つに分かれながら出るようになってきたし、朝起ちの頻度も落ちてきて、完全にｵｯｻﾝ化進行中ですよ。考えてみればｱﾙｾﾞﾝﾁﾝに来てから早2年半弱。その間、一個もﾁｮｺﾚｰﾄを貰ってない！こっちにそういう文化が無い、ってのもあるかもしれないけど、やはり子供の頃からこの時期になると必ずﾁｮｺﾚｰﾄってものを意識してきた。あまりに寂し過ぎるじゃぁないですか。数ヶ月前にお袋から誕生日ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄと称して大量のﾁｮｺﾚｰﾄやら何やらが届いたんですが、そんなのじゃ嫌だ！ﾁｮｺﾚｰﾄは手作りのもので、20歳代のﾒｽに戴くものと相場が決まっている。そしてその後はﾍﾞｯﾄの上でそのﾒｽを戴くのだ。***先日知り合ったﾏﾘｯｻ。まだ年端も行かない19の金髪の学生だ。ある日、当方の元へ「ﾃﾞｻﾞｰﾄを教えてください」とやってきた。その時の恥ずかしそうな笑顔は、当方みたいなｵｯｻﾝの純情な心を揺さぶるのに充分すぎるものだった。「何が知りたいんだい？俺にはﾍﾞｯﾄの上での事しか教えられないぜ？」「Mさんになら、、私の初めてを上げても良いです･･だから･･」ｼｬﾜｰを浴びて、ﾏﾘｯｻは産まれたての小鹿のようにﾌﾟﾙﾌﾟﾙ震えていた。当方は正にｸﾏのような勢いでﾏﾘｯｻに飛びつくと、まるでｱﾅｺﾝﾀﾞがﾏﾝｸﾞｰｽに絡みつくようにﾍﾞｲﾍﾞー★ｱﾅｺﾝﾀﾞ！「OH！ｲｪｱ！俺のｱﾅｺﾝﾀﾞはどうだい？ﾊﾆｰ！」「ｲｪｱ！ﾌｧｯｸﾕｰ！ｻﾉﾊﾞﾋﾞｯﾁ！！」と、ﾏﾘｯｻも初めてだとは思えないほどに燃える。そしてその後、ﾏﾘｯｻが「ねぇ、M。私、一生貴方にﾁｮｺﾚｰﾄをあげ続けたいわ･･･」「そりゃﾀﾞﾒだ。俺にはﾏﾀﾞやる事が沢山あるのさ･･」と「ﾓﾃﾙ側」の当方はﾒｽには苦労して無いぜ！とばかりに決めｾﾘﾌを言い放つ。あぁｶｯｺｲｲ。ｺﾚでこそﾓﾃﾙ側のｵｽなのである。ﾗｲｵﾝはﾊｰﾚﾑを持ち、ｻﾙ山ではﾓﾃﾙ側の強いｵｽにﾒｽは着いて行く。そう、これがこの世の非情利なｼｽﾃﾑなのだ。ということで、近年てんで人生に縁の無いﾁｮｺﾚｰﾄっつーもんを作ってみた。え？誰がって？俺がだよ！なんか文句あんのか？　このﾓﾃﾅｲ側の人間が！！！誰に上げるのかって？俺にだよ！　ﾀﾞﾒか？　ﾀﾞﾒなのか？？わ　ら　う　な。　こ　の　は　げ　！！！一般に言うﾁｮｺﾄﾘｭﾌ。ｺｰﾋｰの風味とｵﾚﾝｼﾞｷｭﾗｿｰ、ｸﾞﾗﾝﾏﾆｴで柑橘の香りもﾌﾟﾗｽ。噛むと口の中でｼｬﾘｼｬﾘいうﾓﾉは、三温糖。味覚のｲﾝﾊﾟｸﾄになっている。日本で生ﾁｮｺﾌﾞｰﾑが到来してから暫らく経ちますが、やっぱりﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝﾁｮｺっていうと、このﾄﾘｭﾌﾁｮｺが定番っちゃ定番かな。若い頃はよくﾊﾟﾃｨｼｪ部門にﾍﾙﾌﾟに行ってｺﾈｺﾈと丸めたものです。あぁ、懐かしい。ｸﾞﾗｽに入ってて、結構大きく見えるけど実際は親指の先っぽくらいの大きさ。女性にも優しい、そしてｶﾌｪと一緒にﾌﾟﾃｨﾌｰﾙにも喜ばれます。ﾊﾟｯｸﾝﾁｮと一人でこのﾁｮｺﾚｰﾄを頬張っていると、「本ﾁｮｺ･･俺が俺に向けた本ﾁｮｺ、有り難う俺、頑張れ俺」と、つぶやいて自分愛がさらに高まりました。ﾍﾍﾍ今日の格言。【究極の愛は自分愛である】By　Mﾒｽから本ﾁｮｺなんぞを貰ったｵｽは全員あの世に行ってしまえ。これからの時代は自分愛だよ、自分愛。ﾊｧﾊｧ

蜜柑を使った嗜好のデザート

果たしてｺﾚをｶﾃｺﾞﾘｰ「ﾊﾟﾃｨｼｪ･ﾍﾞｰｶﾘｰ｣部門として、良いのだろうか。。少々迷うけど、こういうのは　有り？？　無し？？蜜柑を使った嗜好のデザート笑えた。考えた人は、、、というか、これをﾃﾞｻﾞｰﾄとした勇気に乾杯。ある意味、究極だよね。当方的な視点では、有りと無しの中間くらいかなぁ。

和製ﾃｨﾗﾐｽ　【抹茶のﾃｨﾗﾐｽ食べてｴｸｽﾀｼｰ♪編】

ｲﾀﾘｱ料理のﾄﾞﾙﾁｪ（ﾃﾞｻﾞｰﾄ）の中で一番知名度の高い「ﾃｨﾗﾐｽ」。作るのもそんなに難しくなく、材料にさえ拘らなければ比較的安価に済み、余程の失敗をしない限りｿｺｿｺの味になる。一般的に入る材料は、ほぼ決まっていて「ﾏｽｶﾙﾎﾟｰﾈ」「ｴｽﾌﾟﾚｯｿ」「ﾌｨﾝｶﾞｰﾋﾞｽｷｭｲ（ﾊｰﾄﾞﾋﾞｽｷｭｲ）」「ｶﾙｰｱ」これに砂糖やら卵黄、好みでｾﾞﾗﾁﾝなどを加えて出来上がる。日本へ最初に入ってきたのは15年ほど前で、「ﾍﾞﾙｷﾞｰﾜｯﾌﾙ」や「ﾅﾀﾃﾞｺｺ」などと同じように新しいもの好きな日本人はそれに群がった。しかし短期間で爆発的に売れて、そのまま忘れ去られたﾃﾞｻﾞｰﾄという認識は「ﾃｨﾗﾐｽ」に関して言えば無い。今でさえ落ち着いた感があるが、人気も依然として高く冷凍品や日本に限ってｱｲｽｸﾘｰﾑ、ﾊﾟﾌｪなどに形を変えて消費者に愛されているそんなﾃｨﾗﾐｽ。その名前は一種ﾌﾞﾗﾝﾄﾞ化している傾向もあり、ﾊﾟｯｹｰｼﾞにとりあえず「ﾃｨﾗﾐｽ」と書いておけばｿｺｿｺは売れる。ﾃｨﾗﾐｽ＝「Tira-mi-su」と書き、それぞれの意味はTira･･･持ち上げて！　（命令形）mi･･･私をsu･･･上に和訳すると「私を持ち上げて！」となるが、実際のところは隠語で「私を元気付けて！」とか「私を天国へ連れてって！」となる。更に詳細を書くと、女性に対して男性がしてやれる事、と言った大まかな意味もある。お姫様抱っこもｺﾚに当たるし、死ぬ間際･･･天国に行く寸前にｺﾚを言ってもおかしくは無い。ｲﾀﾘｱ人の女性と付き合って、もしも「ﾃｨﾗﾐｽ！ﾃｨﾗﾐｽ！」と叫んだら何も考えずにお姫様抱っこをしてあげましょう。ﾃﾞｻﾞｰﾄのﾃｨﾗﾐｽだと考えた貴方は既に思考の硬直が起こっています。でも、それほど美味しいﾃﾞｻﾞｰﾄだと言う事でつけられた名称だとは思うが･･･ｲﾀﾘｱ人の発想はｽｺﾞｲですな。。考えようによってはｴｸｽﾀｼｰの領域です。━━━━━━━さて話は変わり、当方の下へ先日一件の依頼が届いた。「M君、今度ｲﾀﾘｱからｴﾗｰｰｲ人が見えるんだけど、何か今まで食べた事が無いような日本とｲﾀﾘｱﾝの融合･･･みたいな変わったﾃﾞｻﾞｰﾄ作って欲しいな」そりゃねぇ･･･言うほうは簡単ですよ。しっかし何が融合だよ、馬鹿め。大体そういう知識も無いのに混ぜたらより良い物が出来上がると思ってしまっている人はﾏｼﾞで駄目駄目ちゃんだよ。確かにそれが話題の切欠にはなるだろうけど、いかんせん両極端に位置する食べ物を混合するという事は、熱々ご飯の上にﾄﾛﾄﾛﾁｮｺﾚｰﾄをかけて食べるという事に等しい行為であり･･･ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ。。どんなに愚痴を言おうとも八つ当たりで誰（標的ﾏﾄｩｰ）にﾎﾞﾃﾞｨﾌﾞﾛｰをかまそうとも、人並みの責任感は持ち合わせているので依頼されればやらなければならない。。そして、必死に考えた。真面目にﾁｮﾒﾁｮﾒの事は一切考えずに日本とｲﾀﾘｱﾝの融合の事だけを考えた。本もﾈｯﾄも使わずに自分の知識だけで考えた。耳から煙が出てきた15分後･･･これだ。これしかない。名づけて「和製ﾃｨﾗﾐｽ」。横文字で書くと「Tira-mi-su de the Japonessa」(Theのｅ上に'←ｺﾚ）隠語は「抹茶のﾃｨﾗﾐｽ食べてｴｸｽﾀｼｰ♪」。誰かにこのﾃｰﾏを聞いてもらいたかったので、ここに書いておく。当方完全ｵﾘｼﾞﾅﾙの作品。ﾙｾｯﾄ（ﾚｼﾋﾟ）を完成させ材料を買いに行き、後々の手間が無いようにｱﾙｾﾞﾝﾁﾝでの原価と日本で作った場合の原価を計算。速攻で作業に取り掛かる。出来た。考えてから完成まで延べ1時間半。ほんとはもう少し抹茶のｸﾞﾘｰﾝが綺麗に出ていたんだけど、写真では残念ながらそういう繊細なｸﾞﾘｰﾝが収められない事が非常に悔しい。下に敷いてあるのはﾌｨﾝｶﾞｰﾋﾞｽｷｭｲとｼﾛｯﾌﾟを染み込ませたもの、写真では見えないが抹茶とﾏｽｶﾙﾎﾟｰﾈｸﾘｰﾑの中に当方の嫌いな「あんこ」が入っている。上のｸﾘｰﾑにも汚らしくならない程度にﾎｲｯﾌﾟｸﾘｰﾑとあんこを混ぜたもの、ｲﾝﾊﾟｸﾄに少量のﾗﾑ酒。ぶっちゃけ、これはかなり評判が良かった。ｲﾀﾘｱ人が何の気無しに「あんこ」食べているその姿にそれが食べられない当方は困惑しながらも、それを食べた後「ｸﾞﾗｯﾁｪ！ｸﾞﾗｯﾁｪ！」という言葉と共に硬い握手を交わした。味見？あんこ嫌いだからしてませんよ☆ｷｬﾊﾊ※要望があればｺﾒﾝﾄ欄にてﾙｾｯﾄｱｯﾌﾟします。

23年前のｲﾁｺﾞｼｮｰﾄと対決

「Mさん、私、日本に住んでたときのｼｮｰﾄｹｰｷが忘れられないの･･ｲﾁｺﾞが乗ってるやつなんだけど･･･作れる？」「あんたさぁ、誰に口利いてんだよ。料理人ってもんはな、たとえ作れなくても作れないっちゃー言えないもんだ。生憎そんなもん俺の得意分野だけどな。それに今はｼｮｰﾄｹｰｷじゃなくてｲﾁｺﾞｼｮｰﾄって言ったほうがいいと思うぞ」「あら、そうなんだ。でも、どっちでもいいじゃない」「ところで、それ日本で食ったの何年前よ？？」「23年くらい前かな～、あれは本当に美味しかったよ」「ばばぁ、ほんとに覚えてんのかよ！」という会話が昨日ありまして、どうやらそのｾﾆｮｰﾗ（既婚女性）は日本で23年前に食べたｲﾁｺﾞｼｮｰﾄが忘れられないらしい。忘れられないんじゃない、ｱﾙｾﾞﾝﾁﾝのﾃﾞｻﾞｰﾄが不味すぎるのだ。纏めると「美味しいﾃﾞｻﾞｰﾄが食べたい」当方は話を聞いてこんな風に解釈した。このｾﾆｮｰﾗには少なからずお世話にはなっているし、ここいらで恩返しでもしとこうかな、なんて思って久々に作ったんだけど、やっぱりｲﾁｺﾞと生ｸﾘｰﾑは組み合わせると相性がいいですね。こっちはｵｰｿﾄﾞｯｸｽなｲﾁｺﾞｼｮｰﾄ。表面からｲﾁｺﾞが全て顔を見せているように作ってｶｯﾄ。普通に作った極々普通のｹｰｷ。ｾﾆｮｰﾗが23年前に食べたｲﾁｺﾞｼｮｰﾄに味で勝てたかどうかは不明ですが、当方的には美味しく出来たと思う。特殊な細工は一切していませんが、真ん中の生ｸﾘｰﾑの部分に少量のﾎﾜｲﾄﾁｮｺﾚｰﾄを一緒に混ぜ込んである。ﾌﾙｰﾂはｸﾞﾚｰﾌﾟﾌﾙｰﾂ、ｵﾚﾝｼﾞ、ｷｳｲ、ﾚｯﾄﾞｸﾞﾛｰﾌﾞ。立てかけてあるのはﾁｮｺﾚｰﾄ入りｾｻﾐﾛｰﾙ。甘く、ｺｯﾃﾘになった口の中をｺﾞﾏの香ばしさが洗ってくれる。ｿｰｽにﾏﾝｺﾞｰとｲﾁｺﾞのｿｰｽ。中央に粉砕ﾋﾟｽﾀﾁｵ、他ﾐﾝﾄ。こっちはお持ち帰り用に作ったｲﾁｺﾞﾛｰﾙｹｰｷ。8mm×20cm×30cmのｽﾎﾟﾝｼﾞにｲﾁｺﾞｼﾞｬﾑと生ｸﾘｰﾑ、食紅を少量入れ、薄く塗って3回転に巻いたもの。巻き終わってから粉糖をかけて熱した金串でｶﾗﾒﾘｾﾞ。ｸﾞﾗｽに入っているのはｲﾁｺﾞｿｰｽ、お好みでどうぞ。「出来ましたよ、こっちがお持ち帰りで家族の皆さんでどうぞ。こっちはｺｺで食べていってね」「うわ！お持ち帰りまで作ってくれたの？すごいわ～Mさん！」「そんな事今頃気づいたのか、ｲﾁｺﾞｼｮｰﾄ作ってくれと言われてｲﾁｺﾞｼｮｰﾄだけ作る奴は凡人だ。それ以上やるのは変人だな。食いすぎるとまた太るぞ」「は～い」食べた人が喜ぶ姿は何よりも耐え難いなぁ。後日そのｾﾆｮｰﾗから電話があり、家に招待したいとのこと。こういう繋がりって日本ではあんまり無いよね、大事にしよう。その電話を切る間際、「俺が行くからにはﾋﾞｰﾙ5ﾘｯﾄﾙは用意しとけよな」「ﾊﾊﾊ、6ﾘｯﾄﾙ買ってあるよ～、あとｼﾞﾝﾄﾆｯｸとﾊﾞｰﾎﾞﾝでしょ？」なんだ、知ってたのか。。

本日のﾃﾞｻﾞｰﾄ～柑橘のｸﾛｯｶﾝ

あらら、昨日のｽﾌﾚの題名が文字化けしてますね。「è」←ｺﾚ打ったつもりなんですけど、直しても直らないので放置決定。下書きの時点ではちゃんと表示されてるのに、UPしたら文字化け･･･ﾁｯ誰かいい方法知ってたらご教授願います。ﾌﾗﾝｽ語には多いもんで。さてと、今日は昨日に引き続きﾃﾞｻﾞｰﾄ記事を行きましょう。堅苦しいですが取り敢えず題名からと作り方、材料名から。◆《Croqant de pamplemousse cru et cuit au citron vert.》（生と加熱、2つのｸﾞﾚｰﾌﾟﾌﾙｰﾂのｸﾛｯｶﾝ、ﾗｲﾑ風味のﾐﾙﾌｨﾕ仕立て）　作り方の工程は複雑すぎるのであえて載せない事にしました。時間も掛かるし家庭ではちょっと不可能かも。。ﾊﾟｯ　っと見て　ﾎﾎｳ･･･と思うだけでいいです。ｶﾗﾒﾙﾌﾟﾚｰﾄ（極薄）の下にｸﾞﾚｰﾌﾟﾌﾙｰﾂの皮のｺﾝﾌｨ、その下にｸﾛｯｶﾝ、その下にﾗｲﾑの皮のｺﾝﾌｨという構成。ｶﾗﾒﾙのﾊﾟﾘｯとした口当たりに柑橘の皮の苦味がﾌﾜｯと後味に広がる。お客様から「ｼｪﾌ、これ何ですか？」なんて聞かれるのが実に気持ちいい一品。ｶﾗﾒﾙのﾊﾟﾘﾊﾟﾘとはまた別のﾊﾟﾘﾊﾟﾘ感を出すのと、甘ったるくなった口の中を香ばしくするためにﾌﾞﾘｭと言われるﾘﾖﾝでは有名な一口菓子を添えた。ｱﾝﾀﾞｰにかかっているｿｰｽはこれもｸﾞﾚｰﾌﾟﾌﾙｰﾂのｼﾞｭｰｽを絞ってﾘｷｭｰﾙと砂糖で煮詰めたもの。苦味が爽やかです。手前の赤いのはﾌﾞﾗｯﾃﾞｨｵﾚﾝｼﾞのﾋﾟｭﾚとｵﾚﾝｼﾞの葉っぱ。柑橘だけを3種類使用した一皿です。甘さは例のごとく控えめ。ｶﾗﾒﾙとｸﾞﾚｰﾌﾟﾌﾙｰﾂの違った苦味を体験してもらおうのと、もうひとつにﾋﾞｯｸﾘ箱みたいな遊び気分で食べていただければ冥利につきます。

Soufflè de grand-Mernier《ｸﾞﾗﾝﾏﾆｴのｽﾌﾚ》

ｽﾌﾚとはもともとﾌﾗﾝｽ語で「膨らんだ」という意味で、この材料の中で膨らせられる能力をもった「卵白」の力を利用しています。焼き立てで熱く、ﾌﾝﾜﾘとした状態を食べる、「ﾎﾌﾎﾌ･･･んまい」ﾚｽﾄﾗﾝならではの代表的なﾎｯﾄﾃﾞｻﾞｰﾄですよね。ﾃﾞｻﾞｰﾄは冷たいものが9割以上を占める中で、ｽﾌﾚは温かいﾃﾞｻﾞｰﾄとしての地位をほぼ確立していると言っていいでしょう。見るからに柔らかそうで表面はｷﾂﾈ色にｺﾝｶﾞﾘ。上からｽﾌﾟｰﾝを中に入れるとﾄﾛﾘと柔らかい･･･という王道的な組み合わせには誰もが惹きつけられます。非常にｼﾝﾌﾟﾙですが、ﾃﾞｨﾅｰの最後に食されるに相応しく、ｱｯｻﾘと程よく甘く、そして心地よい風味、触感を備えてる一品。今日、ｽﾌﾚと言えば「ﾁｮｺﾚｰﾄ」はもとより「ﾌﾙｰﾂのﾋﾟｭﾚ」が入ったものや「ﾁｰｽﾞ」など様々な応用が成されていますが、最もｵｰｿﾄﾞｯｸｽなのは「ｸﾚｰﾑﾊﾟﾃｨｼｨｴｰﾙ（ｶｽﾀｰﾄﾞｸﾘｰﾑ）」が使用されているものでしょう。卵黄の甘く、ｺｸのあるﾍﾞｰｽにどの程度のﾒﾚﾝｹﾞを加えるかによって仕上がりのｲﾒｰｼﾞはいかおうにも変化していきます。これが作り手にとって非常に繊細さが求められるのは元より、楽しみの一つでもあります。ﾒﾚﾝｹﾞを多く使用することにより軽い仕上がりになり気泡も大きくなる。当然膨らむﾊﾟﾜｰも大きく作用しますが、しぼむのも早い。当方は今まで色々なﾙｾｯﾄのｽﾌﾚを試しましたがｸﾚｰﾑﾊﾟﾃｨｼｨｴｰﾙとﾒﾚﾝｹﾞの割合は2:1が最も適当だと思っています。もちろん火入れの具合も大切ですが、理想は中身がｽﾌﾟｰﾝを入れたときにﾄﾛっとしている状態。熱が入りすぎると硬くなり、ﾄﾛｯとした触感は失われてしまう。それでは意味が無い、いや、ｽﾌﾚではない。ところでｽﾌﾚとは直径7～8cmの耐熱ｺｺｯﾄ器で作ると思われがちだが、それよりも大きいものでも小さいものでももちろん可能です。その場合は火入れのﾀｲﾐﾝｸﾞはもちろんの事、時間も膨らみ方も変わってきますが、ｺﾚを説明していると明日になるのでやめとく。********************◆ｽﾌﾚ～Soufflè de grand-Mernier《ｸﾞﾗﾝﾏﾆｴのｽﾌﾚ》※ｺｸのあるﾍﾞｰｽの生地と軽さを生むﾒﾚﾝｹﾞの組み合わせ。2つを仲良くさせるのがﾎﾟｲﾝﾄ☆卵黄　6個砂糖　60g強力粉　60gﾐﾙｸ　250ccｵﾚﾝｼﾞ果汁　40ccｸﾞﾗﾝﾏﾆｴ　80ccﾒﾚﾝｹﾞ　卵白90gと砂糖45gｸﾞﾗﾝﾏﾆｴとｵﾚﾝｼﾞ果汁、卵黄、ﾐﾙｸ、砂糖、小麦粉を鍋にかけｸﾚｰﾑﾊﾟﾃｨｼｴｰﾙを作る。火にかけながら力一杯かき混ぜて左の写真くらいの濃度になったら火から下ろす。上記のﾈﾀが温かいうちに固く泡立てたﾒﾚﾝｹﾞを1/4だけ加え、泡が潰れないように滑らかになるまで混ぜ合わせる。後に何回かに分けて残りのﾒﾚﾝｹﾞを混ぜ合わせる。ｺｺｯﾄの内側にﾊﾞﾀｰとｸﾞﾗﾆｭｰ糖（分量外）を塗り、ｺｺｯﾄの中に生地を流し込んで表面をﾊﾟﾃﾅｲﾌでならす。180℃のｵｰﾌﾞﾝで9～10分焼き、表面がこんがり焼きあがったらｵｰﾌﾞﾝから出す。あくまでも温かいﾃﾞｻﾞｰﾄという位置づけで、熱々の状態で提供する事を心がける。ｽﾌﾟｰﾝを表面に刺して中を見ると、ｸﾞﾗﾝﾏﾆｴ酒の芳香な香りの後に柑橘の爽やかな香りが際立つ。つーか、超うめぇ。飲み過ぎて酔っ払ってるので見直し無し。寝るｱｼﾀ・ﾏﾆｱｰﾅ☆