トレーニング in マレーシア 四章~トレーニング後半!C.E.Oの苦悩
みなさん、こんにちは。C★H 管理人のルパンです。前回までのあらすじ:マレーシアでの社内トレーニングもいよいよ後半戦。めちゃくちゃな英語で一躍有名になったルパンことC.E.Oの苦悩とはいったい!?チームメンバー:・ルーク(男)・・・オーストラリア人。背が高く二枚目。お調子者だが、リーダーシップもある。・エリック(男)・・・台湾人。日本に非常に興味をもっており、変な日本語を使う。特にな日本語は、「ドウシテ、アナタハ、バカデスネェ」。・オーガスティン(男)・・・シンガポール人。大人しい性格だが、切れ者。カメラが好き。・ミャオ(男)・・・中国人。大人しい。最後まで何を考えてるか分からなかった。・山田(男)・・・日本人。最初の印象がものすごく悪く、席が隣だったが殆ど喋らず。名前も忘れた為仮名。英語はまあまあ得意だった。・ファニー(女)・・・インドネシア人。小柄で痩せ型で童顔。可愛らしい性格。さて、楽しい週末を終えて、トレーニングも2週間目に突入しました。相変わらず、朝から「Hi, CEO!」、「Hi, My emproyee!」という会話が絶えません。この日は、半日かけて、自分のチームを1つのコンサルティング会社と見做しCMを作るというもの。もう1週間共に生活しているメンバーなので、大体役割は決まっていて、僕は、相変わらず、チームメンバーのルークや、エリックの肩に手を置き、親指を立てて「You are good!」。ファニーや、オーガスティンにも「Are you good today?」と、満面の笑顔で言い放ち、特に作業はしないという徹底した働きっぷりでした。2時間くらいCMの内容について色々とディスカッションし、昼食の後、各チーム15分くらいで発表します。僕らチームのCM作成は、当初ルークのナレーションのみで、後はパワーポイントの資料というシンプルな構成だったのですが、そんなんじゃ僕は満足しません。「俺を出せ」と、ルークに言い上手く僕の出番を作ってもらいました。大きなスクリーンの前に皆に背を向けて、僕のみが椅子に座っています。その状態で、パワーポイントの資料と共にルークの、映画の宣伝のようなナレーションでCMが始まりました。ルーク「皆さん、最近のコンサルティング会社に嫌気がさしていませんか?」ルーク「大きな成果が上がらず、高いコストを請求されたことはありませんか?」ルーク「我々はそのような問題を簡単に解決できます」ルーク「低いコストで、ハイバリューを提供するのは、RUOFコンサルティング会社です。」ルーク「我々は、多くの知識と多くの経験を武器に、企業における様々な問題を解決してきました。」ルーク「我々に任せることで、あなたの会社はもっと豊かになるでしょう。」・・・・・・・・・ルーク「全て我々RUOFコンサルティングにお任せください。」ルーク「ここで、RUOFコンサルティングの現CEOからあなたにメッセージがあります。」皆に背中を向けていた僕がクルっと皆の方を向き、足を組み偉そうな格好をしながら。ルパン「We are good!」ルパン「Thank you!」たったこれだけの演出だったのですが、きましたよ、きましたよ。またセッションルームに拍手と笑い声が。CMの完成度調査でも僕らのチームが優勝し、変な形でチームに貢献することが出来ました。しかし、この辺りから僕の苦悩が始まります。「you are good」「you are fire」だけじゃまずい。そろそろ、このフレーズも使い古されてきているし、そろそろ新たに、パンチの効いたフレーズを考えなければ。「you are fuck'n good!」(お前、くそ良い奴だな!)「you did fuck'n good job!」(お前、くそ良い仕事したな!)「This is clever」「なんだこりゃ!」これ、使い方によってはちょっと危険だったりもしますが、僕がヘッポコ英語を使っていることを皆知っている為、「俺は、新しいクールな言葉を学んだ」という前置きと共に使うことで、全く問題なく使えると確信しました。つまり、日本語に乏しい外人が「お前、くそ良い奴だなぁ」とか言うのと同じですよね。そして早速、次の日チームメイトのルークに実践してみた!ルパン「I learned very cool word recently.」外人「What's word you learned?」ルパン「you are fuck'n good!」あまり宜しくない単語が入っているため、大きな声では言わず、耳元で囁く感じで言うと、やっぱり反応はさいこー!他のチームメイトにも、試してみたら、やっぱ完璧。よし、あと2-3日はこれでいける!こんな感じで、ヘッポコ英語を使っていたら、ヘッポコ日本語を使う外人がいっぱい出てきました。その中でも、光っていたのが別のチームのデビットで、僕がよく使う、「you are good!」「you fire!」「Hi, my emproyee!」を、誰かに聞いて日本語を知ったのでしょう。デビット「アナタハ、クビ。」デビット「ザンネンデシタ。」から始まり、デビット「コンニチハ、社員のミナサン!」デビット「ボーナス、ナシ!」という、連続コンボを使ったり、デビット「お前、イイヤツ!」デビット「でも、ヤキニクはオイシイですね!」という、あり得ない切り返しに腹を抱えて笑ったものです。デビットめ、やるじゃねーか。しかし、トレーニングの内容じゃなくて、どうやって面白いことを言うかというのを、毎日考えるって、、、、俺、お笑い芸人じゃん。無念。次回予告: トレーニング in マレーシア 最終章~トレーニング最終日!それぞれの人、それぞれの道